宮ケンをめぐる恋愛。ミッシェルかガチャピンか/初代あいのり第175話のネタバレ
初代あいのり174話では、宮ケンの気持ちが徐々にミッシェルに向いてきて、一方で想いを寄せるガチャピンが複雑な心境を抱えている回でした。
175話の題名は「あの日にかえりたい」フジテレビでのオンエア日は2003年6月9日。
水牛を怖がるミッシェルと、水牛にまたがるガチャピン
フィリピン最大の島、ルソン島を南下するラブワゴン。
この日は、海沿いの道を離れ、山道へ。途中、メンバーが立ち寄ったのはフィリピンでは珍しい温泉。村の人々の憩いの場であるこの温泉には子供から、オカマさんまで、たくさんの人々が集ってくる。
そこで、さっそくメンバーも入ってみることに。興奮を押さえきれない男性陣!その時!水着に着替えた女性メンバーが登場。目の前に広がるのは、旅のパートナーたちのセクシーショットの雨あられ!
中でも、ミッシェルは、スタイル抜群!しかし、ミッシェルを超えるさらに凄いバディーの持ち主が!ガチャピンだ!ガチャピンは脱ぐと結構スゴかった。
その日の浅ちゃんの日記には
浅ちゃん“ぼくのパートナーも、えらいこっちゃ!!”
温泉でのんびりくつろぐメンバーたち。すると「えーウソー!」水牛さんが登場!
実はこの温泉、もともとは水牛さん専用!フィリピンの農作業には欠かせない水牛。温泉で疲れを取ってあげるのが、村のおきて。
突然の水牛さん乱入をこわがるミッシェルを優しくフォローする宮ケン。そんな2人の様子を見つめていたガチャピンは、次の瞬間、思わぬ行動に出た!ガチャピン、水牛さんにまたがる
ガチャピン「ウワー!ぁぁぁ、コワイ!コワイ!」
この日のガチャピンの日記には
ガチャピン“はしゃいでみた、こんな事しても何も変わらないのに…”
一方、なぜか一人温泉に入らないみかん。
みかんが体調不良により、あいのりの旅をリタイア
翌日。ラブワゴンは街の中心部に向かって、慌しく走っていた。そして到着したのは何と病院。そこには一人、みかんの姿が!!
実は、みかん。ここ数日体調がおもわしくないため、病院に検査を受けに来ていたのだ。
そして2時間後みかんの診断結果が出た
先生「緊急を要する状態です。血中のホルモンバランスが崩れ異常な数値が出ています。これ以上旅を続けるのは無理ですね。早く、日本に戻り再検査したほうが良いと思われます」
なんと、ドクターストップ!!この結果に、みかんは泣き出してしまった。
カナダから「あいのり」した花形OLのみかん。元々身体が弱かったみかんはカナダとの温度差50度というフィリピンの過酷な環境で、急激に体調を崩してしまっていた!
ホテルに戻ったみかんはメンバーの元へ
みかん「ちょっとフィリピンに入ってからやっぱ体調があんま良くなくておかしいなーと思ってて。で、お医者さんがやっぱりこのまま旅を続けるのは不可能だっていうことと検査が必要だって言われて。フィリピン途中で本当に短かったんだけどフィリピンに来てすっごい楽しくなって色んな人とも出会えてすごい楽しかった。本当に悔しいんだけど今日でリタイアします」
そしてみかんを乗せた車は空港へ
みかん“全てのメンバーが幸せでは帰れないかもしれないけど今でもあいのりは真実の愛が見付かる場所だと信じています”
こうして、みかんの「あいのり」は終わった。
みかんがいなくなって寂しさを抱えるDAI
翌日抜けるような青空の下を爽快に走るラブワゴン。みかんと別れて7人となった車内でDAIは一人窓の外を眺めていた。
フィリピンで「あいのり」した沖縄ボーイDAI。旅の間、隣にはいつもみかんの姿があった。しかし、今ラブワゴンにもうみかんはいない
DAI“一番気付いてやるべきだったのが自分だったのかなって。でも一番悔しいのはみかんじゃないですかね。だから何も言えないっす。旅ってこんなつらいモノなんだって、すごい実感しました”
この日、みかんリタイアの寂しさを紛らせようと、ドライバーのガスさんが7人をある場所へ連れていってくれた。
メンバーがやってきたのは、広い敷地に椰子の木が並ぶ、リゾートのような場所。ここはドライバーガスさんの古くからの友人の家。こちらが、このリッチな家のご主人、マーティンさん。久しぶりの再会にガスさんもうれしそう!
まずはマーティンさん。メンバーをフィリピン名物のスペシャルコーヒーでもてなしてくれることに。すると、出てきたのは見た目普通のコーヒー。ところがこのコーヒー、実はコーヒー豆を使ってないという!
宮ケン「でもコーヒーの味がするよね、なぜか」
ガチャピン「ほんのりね」
この謎のスペシャルコーヒー、日本の家庭ならどこにでもあるものを使い、作れるんだそうです。一体、何を使うんでしょうか?
そこで!コーヒー豆を使わずに、コーヒーを入れる摩訶不思議な裏技!情報提供者は、マーティンさんの家のメイドのブレンダさん。
ブレンダさんがオケから出した材料はお米?そう、この裏技、お米でコーヒーを煎れちゃうんです!
ブレンダさん、まずは、油をひいてないフライパンにそのままお米を入れ、一粒一粒に均等に熱が通るよう、かき混ぜます。
そして15分!あらら…お米が黒焦げになっちゃいました!でも、これでいいんだそうです。
お米が全て真っ黒に焦げたら、やかんに直接入れ水を入れて沸騰させます。
すると!なんとやかんから見事なコーヒー色の液体が!これがフィリピン名物ライスコーヒー!
とっても安上がりで便利なこの裏技!みなさんも是非お試しください!!
ミッシェルと宮ケンを見ていられないガチャピン
その日の午後、ビリヤードで盛り上がるメンバーたち!そんな中、いい感じの宮ケンとミッシェル。そんな二人を見つめていたのが・・・ガチャピンだ。そして、
ガチャピン「向いてない。ビリヤード」
ガチャピンは耐えきれずその場を立ち去っていった。
その夜星空の下に2人の人影が・・・ガチャピンとDAIだ!
DAI「俺はわからんけどさ、ガチャピン大丈夫?」
実はDAI、最近元気のないガチャピンを心配し、呼び出したのだ。
ガチャピン「やばいなーなんか、こういう空の下にいると…カナダでも見たのね。宮ケ…空を。まさかフィリピンで見れると思わなかった、こんな空を…」
ガチャピンは宮ケンと見たカナダの星空を思い出していた。
ガチャピン「好きにはなるんだけど相手から親友止まりになっちゃうの。いいやつだよなーってお前はいいやつだよなーって。でも恋愛には考えられないみたいな。そうらしい私は。あーそうなんだって思って…」
今、ガチャピンの目にはあの日カナダで見たのとは違う星空が映っていた。同じ星空のはずなのに……
翌日、ラブワゴンがやってきたのはバサイ川の船着場。ドライバーのガスさんに見送られ、船で出発。最近発見されたばかりという大洞窟に向かうことに!
川を上ること1時間、ようやく上流にある小さな村に到着。ここから洞窟までは徒歩で険しい山道を登っていく。だがそこには一つ問題が。
何とその山道には、キングコブラが出るというのだ!すると、村人が「これを足に巻けばキングコブラは恐くないよ」手にしていたのは新聞紙!?
ガチャピン「新聞紙だけで助かるの?」
というわけで足に新聞紙を巻いたメンバーは洞窟の奥に。そんな中、ミッシェルの隣には宮ケンの姿が。
自分の夢を熱く語るミッシェル。この旅でついに尊敬しあえる女性と出会えた宮ケン。あの日以来、宮ケンはミッシェルに恋をした
宮ケン“この子と歩いたら自分の将来すごい楽しい”
この日もミッシェルの側に寄り添う宮ケン。そして手をつないだ。その頃2人を避けるように、ガチャピンは、1人最後尾を歩いていた。
40分後、キングコブラに出会うこともなくメンバーは洞窟の入り口へ。数百万年という永い年月をかけて出来た鍾乳洞は、まさに神秘的!しかもこの洞窟には、幸運をもたらす石「洞窟の真珠」が眠っているという。
ガチャピンがDAIを誘う
そこで、その幸運の石を求め、洞窟の奥へと進むことにした7人。そんな中、ガチャピンは宮ケンを避けるようにDAIを誘う。
ガチャピン「ゴー!ゴーゴー!怖いねぇ、怖いところダメなんだよね」
宮ケンはミッシェルとともに…一方、アルプスの少女ゆっきーには、魚屋浅ちゃんと空回り男タジィーがべったり!
タジィー「ちょっとこっから秘境っぽくなってきてますから」
浅ちゃん「十分秘境だよ」
タジィー「あ、すいません」
ゆっきー「フフフフフ」
40分後、宮ケンとミッシェルが鍾乳洞の大広間にたどりついた。洞窟の真珠を探す2人。10分後
宮ケン「あ、すごい!これきれいだね」
ミッシェル「ガラスみたい」
洞窟の真珠を発見!幸運をもたらす洞窟の真珠、ケイブパール。洞窟内の水溜りに石灰分を含んだ水滴が落ち、水溜りの砂の粒子にその石灰分が付着。水の振動によって、数百万年かけて真珠のように成長してゆくという。
そして!幸運の石を発見した宮ケンとミッシェルにさらなる奇跡が!
二人を見守っていたのは、聖母マリア像。数百万年もの時があたかもマリア像のような荘厳な姿の鍾乳石を作り出していたのだ。そこで願い事をする
宮ケン“ミッシェルへの気持ちがゆらがないよう、強い自分でいつづけられますように”
しかし、そんな宮ケンに洞窟のマリア様は厳しい試練を与えようとしていた。
価値観の違いを感じる宮ケンとミッシェル
翌日、
宮ケン「話したいんだけどいい?」
ミッシェル「オッケー」
この日も宮ケンがミッシェルを誘い出す。
ミッシェル「宮ケンはどこで画家の仕事をするつもりなの?アメリカ?」
宮ケン「うん。アメリカは、たくさんの若いアーティストがいるんだ」
ミッシェル「でもそれはすごく勉強しないとだめだよ」
宮ケン「そうだね。俺は大学に戻って1年勉強したい」
するとミッシェルは宮ケンにするどい質問をぶつけてきた
ミッシェル「あなたは画家になりたいんでしょ。本当になりたいの?もしそうなら夢を実現する為の勉強が必要なのに何で休学したの?どうしてこの旅にきてるの?」
宮ケン「色んな国を見てまわることも俺はとても良い経験だと思う」
ミッシェル「私にはわからないわ」
ミッシェルが通ったフィリピンの大学は、日本の大学とは違い入学するよりも卒業する方が難しい欧米的なシステム。その為、恋人も作らず、日々勉強に励んできたミッシェルにとって卒業前に大学を休学してまでこの旅に参加した宮ケンの考えはとうてい理解できなかった。
ミッシェルの問いかけに宮ケンは答えることが出来ない
宮ケン“ショックだった。この旅の参加は自分にとって遠回りなんだろうか”
二人の間に流れる微妙な空気。そんな2人を見つめていたガチャピン…しかし、彼女の目に映っていたのは
ガチャピン“つくづく宮ケンの視線の先にはミッシェルしか映っていないんだなあと思った”
宮ケンに厳しく当たってしまうガチャピン
ラブワゴンに乗り込むメンバーたち。そんな中、一番最後に乗りこんだガチャピン。するとあいていたのは、偶然、宮ケンの隣だけ。
こうして走り出したラブワゴン。その車内、ガチャピンは宮ケンと話をしようとしない
ガチャピン“なんか、宮ケンが苦手。すごく。なんか日に日に苦手になってくんですよ。話すことが日に日になくなってきて、日に日に距離がすごいあるんですよ。だからワゴンとかで隣りになりたくないみたいな、なんでですかね。すごい”
二人をつつむ重い沈黙。それに耐えられず、ガチャピンが口を開いた。しかし、出てきた言葉は
ガチャピン「(宮ケンは)前は周りに気をつかいすぎてたけど今は気を遣えてないんじゃないかな。自分のことでいっぱいなんだなっていうのも分かるけど、でもそれだけなら別に日本で恋愛するのと変わらないじゃん。その人オンリーになるなら。メンバーがいる訳だから。ちょっとは周りを考えた方がいいんじゃないかなって思う時はある。それすごい一緒にいて思ったし私は。だから、気をつけたほうがいいよ、少し」
2人はそのまま言葉を交わすことはなかった
ガチャピン“何か強がってるっていうかひどい事も言っちゃったし何がしたいんだろう、私…”