タイムリミットが迫るタジィはリタイアを決意するが、さくらの登場で運命が変わる/初代あいのり第180話のネタバレ
初代あいのり179話では、ゆっきーがデング熱によってあいのりをリタイアし、メンバー内での恋も動かない重苦しい雰囲気の回でした。
180話の題名は「雨のち晴れ」フジテレビでのオンエア日は2003年7月14日。
DAIがガチャピンへ恋をしていた
灼熱のインドネシアに降り出した激しいスコールの中を行くラブワゴン。その車内は、「ラブ」のない、ただの「ワゴン」になっていた。
そして、翌日も雨。出発前のロビーでは男性陣、やる気ゼロ…。女性陣も事務的なあいさつ。この日の栄子アニキは無気力コーディネート
栄子「行くわよー」
黙って栄子に服従する男ども。
降り続く雨の中、街に繰り出したラブワゴン。相変わらず会話のない車内。しかしこの時、ひとつの新たな恋が静かに生まれようとしていた。
翌朝、降り続いた雨がピタリとやみインドネシアの熱い太陽が戻ってきた。
走り出したラブワゴンの中、暑さでぐったりとしてしまったガチャピン。すると強い日差しを避けようとDAIが窓にタオルを掛けてあげた。そういえばゆっきーが具合が悪くなった時もいち早く気付いたのがDAIだった。
2人の姉に囲まれ、3人兄弟の末っ子として育った繊細な男、DAI。そう、DAIは人呼んで、「ミスター気遣い」
DAI“あいのりって友情と恋愛と入り混じってるじゃないですか。でも絶対にここに来たのは意味があるし前向きになれば恋愛もついてくると信じて”
そして翌日、ミスター気遣いDAIが栄子アニキを呼び出した
DAI「どう?辛いっしょ」
栄子「大丈夫。全然平気だから」
DAI「本当?辛かったら辛いって言わないと」
栄子「でもこの年になるとたぶん男の理想が高くなってんのよ」
DAI「たぶん俺らも悪いと思うよ。でも皆すごい好きだよ。このワゴンに乗ってやっぱ真剣に恋してるとかも分かったし」
栄子「DAIはどう?恋愛しにきた?」
するとDAIは、今までしまい込んできた気持ちを初めて口にした
DAI「じゃあ言うよ。俺はガチャピンの事、結構好きなんだよね」
えっ?ガチャピンの事が好き?!
DAI「でも難しいよ。好きだけどそんな事(本人に)言っちゃダメなのかな?そう思ったの」
フィリピンであいのりして以来ガチャピンの良き相談相手だったDAI。宮ケンへの一途な想いを語ったガチャピン。最後まで、宮ケンの前で笑顔を忘れなかったガチャピン。そんなガチャピンの姿を見つめ続けてきたからこそDAIはその想いをひた隠しにしてきた
DAI“ガチャピンは強い子だ。その強さがいつもまぶしかった”
DAIの気持ちを知った栄子アニキは
栄子「行動で表したら?頑張れ」
ガチャピンを誘い出すDAI
そして熱い想いを胸にDAIがガチャピンを誘った
ガチャピン「で、何?何話そうか?」
DAI「俺が今から話すから」
強いDAIの口調に戸惑うガチャピン。DAIはあふれ出した想いを、もう止められなかった
DAI「俺はガチャピンを見ててかわいい、最近キレイになったよね。俺は最初から女の子として見てるし」
ガチャピン“びっくりした。全然気付かなかった。どうして良いか分からないしどう接しても良いかわかんなくなっちゃったし。そういうの本当に無かったから私、言われた事ないし”
これまで男性から友達としか見られる事のなかったガチャピンは戸惑いを隠せなかった。
ガチャピンのテンションがMAX
赤道直下のインドネシア。ジャワ島を東にひた走るラブワゴン。この日やって来たのは、インドネシアいちの歴史を誇る、かつての都、ジョグジャカルタ。馬車タクシーが行き交う観光地であり、庶民の生活も活気にあふれている。日本で言えば京都のような町。そんな市内を走るラブワゴン。
その車内。魚屋浅ちゃんの隣では…ガチャピンに異変が起きていた
ガチャピン「栄子、電車だよ」
栄子「そのテンションの高さがわかんない」
ガチャピン「楽しいね」
ボクサー「ガチャピン楽しいと俺も楽しいよ」
ガチャピン「本当に。皆楽しく行きましょう」
ガチャピンはとっても分かりやすかった。
翌日。公園で地元の子供たちとサッカーをしていたメンバーたち。すると…突如、公園にゾウさんがやって来た!
この象は、近所で飼われている、飼い犬ならぬ「飼いゾウ」。公園はゾウさんのお散歩コースだったのだ。早速ゾウに乗せてもらうことに。
ここで、沖縄ボーイDAIがガチャピンを誘った。その時、ガチャピンの腰にDAIの手が!この日のガチャピンの日記には
ガチャピン“こういう気持ち、あいのりに来て久しぶりだ。なんかすごく胸がドキドキした”
DAIがガチャピンのマッサージ姿をみてドキドキ
翌日。ドライバーのジャロットさんが案内してくれたのは地元で人気のマッサージ店「トゥマンテン」と呼ばれるこの女性専用マッサージは、ジャワ島では、結婚を前にした女性が身を清めるため必ず受けるという伝統的な美容マッサージ。
シミ・そばかすを取る効果がある「ブンクアン」という芋科の植物と、オリーブオイルを混ぜあわせ、さらにウコンの粉を加える。肌の老化を防ぎ美白効果も抜群だという。
早速、栄子アニキとガチャピンもマッサージで身を清めることに。女性だけが味わえる心地良いマッサージに旅の疲れを癒され、天国に行ってしまった2人。
一方男性陣は、目の前のセクシーな光景に男どもの視線は釘付け。すると次の瞬間!何とガチャピン、ブラ外し!
ボクサー「この腰のラインが好きなんだよ」
さらに!何と半ケツ!想いを寄せるガチャピンの半チチ、半ケツにDAIは
DAI「ガチャピン動かない方がいいと思うよ。動くと俺らドキドキ」
タジィがあいのりリタイアを決意
一つの恋が始まろうとしていたインドネシアの旅。だがその一方、そういえば、絶望にあえぐ一人のメンバーを忘れていた。タジィだ!
「追試」が理由で決まってしまったタジィの旅の期限。再び気になり始めていたゆっきーはデング熱病でドクターストップ。以来、タジィは栄子アニキとガチャピン、恋愛二者択一のつらい旅を続けてきた。
しかし2人に対して恋が生まれる事もなくタジィの旅の期限はあと2日後に迫っていた。
タジィ“こんばんは、タジィです。ハァ~…今日も昨日と一緒でこれといって変化はありません。もう……どうすれば……”
もはや日課となったスタッフとの相談タイム。すると
スタッフ「飲みたがってるようだから」
タジィ「すみません。お言葉に甘えちゃって」
哀れみビール
タジィ「あと残り2日ですね。いい娘なんですけどね。でも友達にしか見えないみたいな。2人は。残り2日ですね」
そして
タジィ「やっぱりリタイアかなと」
ついにタジィは恋する事を諦め、リタイアを決意した!
新メンバーのさくらに一目惚れをしたタジィ
迎えた翌日。タジィの旅は残り2日。この日は、ゆっきーに代わる新メンバー合流の日。
待望の女性新メンバーに、大盛り上がりの車内。そんな中一人表情の暗いタジィ
タジィ“正直、新メンバーが入ってきたとして2日でどうこうなるのかなあ”
リタイアを決意したタジィは、今、ひとり闇の中にいた。
そして、走る事20分。その時!女性新メンバー発見!
さくら「東京から来たさくらです。いい女より幸せな女になる為にインドネシアにきました」
さくら(26歳)は東京都出身で派遣事務スタッフ。この旅で幸せな女になりたいおっとり系。
そんな新メンバーさくらの笑顔に、いきなりスイッチが入った男が!何とタジィだ
タジィ“大吉でございます!さくらの笑顔最高です!ホントに心からさくらに出会えた事を神様に感謝!”
そして!迷わずカバン持ち。さくら合流でまたもタジィの恋が走り出した!
新メンバーさくらを加え、出発したラブワゴン。その車内。残り2日のタジィはさくらの隣をガッチリキープ。そして、タジィのかけた第一声は
タジィ「さくらはどんなタイプの子が好きなの?」
時間がないので直球勝負!
さくら「うーん、そうだな。なんか常識のある人。思いやり持てる人。人に対して」
タジィ“しっかり自分の意見も持ってるし芯も通ってるし俺に一番合いそうだなあっていう”
ワゴンを降りた7人は市内の公園へ。ここで、早速新メンバーさくらを誘おうと、タジィが近づく。すると
さくら「ここってトイレとかってある?」
タジィ「トイレ?トイレ行きたい?たぶん紙がないから」
さくら「あるよ」
そんな空回りのタジィに近づいたのは、魚屋浅ちゃん!そして
浅ちゃん「(さくらに)行けや」
タジィ「俺は彼女と行くよ」
いち早くタジィの恋に気付いていた浅ちゃんは、エールを送り、他のメンバーの元へ。そしてタジィは1人さくらのトイレ待ち。
フリータイムでタジィがさくらに猛烈アタック
そして5分後、トイレから帰って来たさくら。しかし……通過。
タジィ「さくら!」
さくら「どうすればいいんですか?」
タジィ「これを俗に言うフリータイムってやつかな」
さくら「何してればいいの?話すの?」
タジィ「好きなように自由に、誰を誘ってもいいし、戦争だよ」
さくら「本当初日でよくわかんないや。右も左も」
タジィ「基本は話したい人と話せばいいんじゃない?慣れないと思うけど」
さくら「でも色々気遣ってもらってる気がする」
タジィ「そう?いつもこうだよ俺は」
さくら「一応リーダーなの?」
何!リーダー!?
タジィ「仮にもリーダー」
さくら「リーダーなんだ?」
タジィ「そう。仮にもね」
さくらに褒められて超ゴキゲンのタジィ。そして
タジィ「さくらは何か夢とかあるの?俺はあるよ」
フィリピンでゆっきー相手にショップのオーナーになる夢を熱く語っていたタジィ。しかし
タジィ「最近、保父さんもいいかなとか思う。すごい良いよ子供は。もしも俺が幼稚園に就職するんだったら子供に夢を与える幼稚園にしたいな。ディズニーランドみたいな空間にしたい」
さらにタジィは
タジィ「桜って良いよね」
さくら「いいよ」
タジィ「私も良いよみたいな感じだった。風で桜が舞ってるのも良いよね」
タジィ“今日はさくら満開でございます。僕の運命の人さくら。もう、ガムシャラに行くしかない!”
今、タジィ列島を北上する恋のさくら前線。開花予想は2日後に迫っていた!
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