タジィの恋はミッシェルから栄子へ!?/初代あいのり第178話のネタバレ
初代あいのり177話では、宮ケンがミッシェルに告白をするも、失敗して1人で帰国する回でした。
178話の題名は「Don't cry,Tazy・・・」フジテレビでのオンエア日は2003年6月30日。
タジィがミッシェルに恋!
セブ島を走るラブワゴン。その車内、1人元気のないミッシェル。宮ケンと別れてから、ミッシェルにとってはつらい旅が続いていた。
この日の夜、メンバーは夕食を取りにレストランへ。しかし、やはり元気のないミッシェル。すると、そんなミッシェルに元気良く話しかける1人のメンバーが
タジィ「いやーおいしいな」
空回り男のタジィだ!実はタジィ
宮ケン「これタジィに一応渡しておくわ」
宮ケンとの別れの時タジィはとりあえず金庫番を託されていた
タジィ“宮ケン、金庫番はオレに任せてくれ”
さらに
タジィ“旅のリーダーも、ミッシェルも、オレに任せろ”
タジィは、リーダーとしての責任とミッシェルのフォローを心に誓った。頼まれてもいないのに。
タジィ「ミッシェル大丈夫?」
ミッシェル「おいしくない」
タジィ「思わなきゃダメだよ。おいしいと、いい?思わなきゃダメだよ。すごいおいしいと」
笑顔を見せたミッシェルを、嬉しそうに見つめるタジィ。そして、この日のタジィの日記には驚くべき内容が
タジィ“僕はミッシェルが好きかも知れません”
え!?何とタジィ、ゆっきーからターゲットを突如ミッシェルに変更!
タジィ「あの子の喋ってる言葉は最近聞き取れるんですよ。そんな印象も悪くないと思うし。男としてみててくれてるかなと思いますよ」
ミッシェルがあいのりの旅をリタイア
そして翌日。タジィが愛しのミッシェルを誘い出した
タジィ「どうか話を聞いて。僕は会った。ミッシェルに数週間前に。僕は話せなくて。ミッシェルと。で、どこまで話したっけ?そうそうそう。僕は会ったミッシェルに最初に」
ミッシェル「英語勉強したの?ホントに?すごいじゃない」
愛しのミッシェルに勉強した英語を褒められたタジィは…泣いてしまった
ミッシェル「泣かないで。お願いだから泣かないで」さらに翌日。ラブワゴンの車内では、タジィがミッシェルの隣をゲット。
タジィ「幸せになりたい?笑いたい?」
英会話トークに手応えを感じ、タジィはすっかり自信をつけていた
タジィ「あーすげー楽しい」
こうしてラブワゴンはセブ島の空港に到着。そう、フィリピンの旅はここで終了。メンバーたちは次の国を目指すことに。そして、荷物を持とうとした時、ミッシェルが口を開いた
ミッシェル「ごめんなさい。旅を続けられないの。もうこれ以上は無理なのでセブに残ります」フィリピンであいのりしたミッシェル。宮ケンと夢について人生について話し合った日々。そして今、宮ケンのいない旅。ミッシェルは次の国には行かず、自分の国に残ることを決めた“この旅で私は本当に多くのことを学んだ。私たちが誰なのかということに価値があるのではなく自分の存在で周りのみんながどうなれるのか、ということが大切だと思います”
ミッシェルとの別れを惜しむメンバーたち。そして…
ミッシェル「楽しかったわ。またいつか会えるわよね」
タジィ「コクッ」
こうして、タジィの燃えるような恋は、三日で終わった。
栄子とボクサーがあいのりに合流
ミッシェルと別れ、フィリピンを出発したメンバーたち。5人の様々な想いを乗せて、空路4時間。
あいのり38カ国目はインドネシア。ほぼ赤道直下に位置し、一万四千近くの島々からなるこの国はあまり知られてないが人口が世界第4位の2億1千3百万人。敬虔なイスラム教徒がその90%を占める。地域ごとに民族色豊な文化を持つ、エキゾチックな国だ。
5人はインドネシア最大の島、スマトラ島の空港に到着。すると新ドライバー発見
ジャロットさん「ヨウコソイラッシャイマセ。ジャロットゴジャリマス」
実はジャロットさん、15年前奈良県に2年間留学していたため、日本語がお上手。こうしてインドネシアを走り始めたラブワゴン。
早速5人は待望の新メンバー探しに。女性新メンバー発見!
栄子「福井県から来ました。栄子です。歯科衛生士やってます」
栄子(25才)は福井県出身で歯科衛生士をするお姉さん系。
さらに海沿いを走る事15分。いかつい男性新メンバー発見
ボクサー「群馬県から来ました。入沢勝です。ボクサーって呼んで下さい。昔プロボクサーだったんで」
ボクサー(26才)は群馬県出身の元プロボクサー。夢を追いかける熱い男。
現役時代はライト級日本第3位まで登り詰めたハードパンチャー。
旅の資金は一日1人なんと500円!あいのり史上最も安い。しかし、これがインドネシアの物価に合わせた貧乏旅行の適正金額。
ラブワゴンは赤道直下のスマトラ島を出発し、バリ島を目指す事に。こうしてあいのりインドネシアの旅が幕を開けた。
タジィが栄子に恋!?
7人が最初に訪れたのは「ブンクル」スマトラ島南部に位置するインド洋に面した活気溢れる港町だ。
ブンクル市内を走るラブワゴン。その車内、新メンバー歯科衛生士の栄子があるものを発見
栄子「何この珍獣占い誰の?」
おなじみタジィの「珍獣占い」だ!すると
栄子「やってやって」
これまで相当バカにされてきたタジィの珍獣占い。初めて現れた、占ってほしいという女性に失恋直後とはいえ、テンションは上がる
タジィ「ヤマビーバーだって。好み居心地の良さ重視だって」
栄子「それ当たってる」
タジィ「自分を安心してさらけ出せるような信頼できる友達やパートナーを探し求めてる。きたきた?」
栄子「きたきた」
この日のタジィの日記には
タジィ“栄子は話しやすいし、価値観も合うししかもかわいいときた。最高です”
一回の放送でタジィ、2度目の恋の予感!
金庫番のタジィが大失態
7人はインドネシアの旅初めての昼食へ。席に付くメンバーたち。すると注文もしてないのに、次々と料理が運ばれてくる。これはスマトラ島を発祥とする「パダン料理」魚や野菜、干し肉などを味付けした小皿料理は全部で数十種類あるという。テーブルに並べられた皿から好きな物を選び食べた皿数だけをお勘定するというシステムになっている。
という訳で、メンバーのテーブルには料理の山が。ここで、自称リーダータジィからご挨拶
タジィ「今日から頑張っていきましょう。いただきます」
ガチャピン「何これ。辛いしか味が無い」
パダン料理は激辛がウリ!そんな中
ガチャピン「手付けた分、お金取るってうまい商売だよね。皆なんか一品ずつ食べていこう」
旅の資金を気にするガチャピン。するとノリノリの新金庫番タジィが吠えた
タジィ「意味がないじゃん。そしたら。インドネシアの料理を食べれる事に幸せと思わなきゃ。絶対そんなに高くないと思うんだよ」
そんな自称リーダータジィの言葉に胸を打たれたメンバーたちは辛さも忘れて食べまくり、ほとんどの皿を完食。
そして最後にお勘定。その時!タジィに異変が…
タジィ「今日のご飯は18万2600ルピアかかりました」
何と、お昼ご飯一食に、旅の資金5日分の食費をまるまるお支払い
タジィ「なので大赤字スタートです!」
しかし、これがかつてない過酷な旅の幕開けだと言う事にこの時だれも気付いてはいなかった!
スマトラ島、ブンクルの街からスタートしたあいのりインドネシアの旅。昼食後、7人はホテルを探す事に。
ここスマトラ島は赤道直下に位置する灼熱の島。この日の気温は実に37℃!真上から容赦なく照りつける太陽のもと、歩く事30分。すると…ようやく安宿を発見!
「うちは1泊150円だよ」「安い」大出費に泣いた7人にとっては、実にラッキーな激安ホテル。すると
ガチャピン「シャワーはついてるんですか?」
この激安ホテル、シャワーではなく行水システムを導入!隣にはトイレも完備され、機能性を追求したユニットバス。この水を使って「頭や体を洗う」「排便の後、お尻を洗う」とっても合理的な省エネサービス。さらにお部屋の方は地元インドネシアの人たちと相部屋。
再びホテル探しに歩き出したメンバーたち。気温はさらに上昇し40℃!地元の人も日傘を差す蒸し暑さはメンバーたちの体力を奪っていく。
そして2時間後。ようやくまともそうなホテルにチェックイン。メンバーたちは余りの暑さと疲れから、バタンキュー。その日の夕方。暑さを和らげる恵みの雨が降り出した。
しかし、その直後!事件は起きた!何と、男部屋が大洪水!さらにトイレから大量の下水が逆流!その結果。
浅ちゃん“ウンコが流れてた。なんか世界が変わった気がした”
ゆっきーが暑さと疲れで体調不良
翌日。7人は昼食をとるため、食堂へ。しかし、旅の資金はまだ赤字のまま。そんな中、自称リーダーのタジィから提案が
タジィ「じゃあ飯だけにする?」
栄子「アイスなんか無いけどアイス食べたい」
結局この日の昼食は、10円で買ったビスケットのみ…それを7人で分け合って空腹をしのいだ。
そして翌日。長い移動の最中は一房のバナナを1人一本だけ。外は連日の焼け付くような暑さ。メンバーたちの体力はもはや限界に達していた。
こうして3日が過ぎた朝
ガチャピン「ゆっきー欠場です。熱がすごいです」
暑さと疲労が重なり、ゆっきーが倒れてしまった。
そしてゆっきーをホテルに残し走り出したその車内で、ガチャピンが話を切り出した
ガチャピン「うちら最近笑ってないよね。心から」
DAI「疲れてるから笑顔が無いっていうのもあるし」
ガチャピン「笑顔が無きゃ恋愛もできない気がしない?ぶっちゃけ。皆シーンとしてるんだよ」
タジィ「笑いっていうのは力を与えるんだよ」
DAI「タジィが言うと説得力ある」
ガチャピン「そう思わない?栄子。栄子寝てる?」
何も答えようとしない新メンバーの栄子。
さらに翌日。ラブワゴンの車内。会話は・・・ない。そんなムードに気付いた自称リーダーのタジィ。その直後にとった行動は!タジィの持ちネタ、ペットボトル一気のみ。
翌日。この日もタジィは河村隆一のモノマネで盛り上げる。さらに次の日もタジィは…。
タジィ「はいはいはい。ピッポッパッポ中尾だよ」
ガチャピン「やっちゃった」
すると栄子
栄子「訳わかんねぇ」
栄子にガツンと言われる旅のリーダーであるタジィ
迎えた翌日。湖のほとりで1人のんびり昼寝をしていたタジィ。そこへ
栄子「ハイタジィ」
新メンバー、タジィ愛しの栄子がやって来た
タジィ「いらっしゃい」
栄子「いらした」
タジィ“栄子から来てくれて、ありがとうって感じです(ペコリ!)”
しかし、愛しの栄子の口から出た言葉は
栄子「私ね、ゴメンね単刀直入にストレートに話するわ。回り道ができない人だから。タジィさ、俺がやんなきゃっていうのが裏目に出てる…と思う。タジィの場合は。だから見てて本当にかわいそうになるの。何?この皆の作り笑いみたいな。無理矢理なテンションみたいな。何で無理矢理楽しくしようとしてんのかなと思って。だからそれが私は逆に楽しくないのね」
実は昨日の夜。スタッフの部屋を訪ねた栄子はこの旅で感じてきた、男性メンバーへの不信感をぶちまけていた
栄子“頼りないですね正直。私から見るとそこまでそんなに良い男か?みたいな”
過酷な旅の中、積もり積もっていった頼りがいのない男たちへの不満
栄子「楽しませなくていいんだよ。そういう人は女から見てあんまり魅力がないよ」
タジィ“びっくりしました。何を突然言い出すのかと。だって俺の22年間を全て否定されたような気がして”
今、その人生を全否定されたタジィ。しかし、これはタジィが直面する絶望へのカウントダウンの序章にすぎなかった!