ガチャピンがDAIへ告白!もう遠慮はいらない/初代あいのり第184話のネタバレ
初代あいのり183話では、DAIのことが気になるガチャピンだったが、栄子への態度をみて裏腹な態度をとってしまう回でした。
184話の題名は「けじめ」フジテレビでのオンエア日は2003年8月11日。
気まずい関係のDAIとガチャピン
マレーシア、ボルネオ島のロングハウスで過ごす7人。今日の朝食は、一風変わったちまき風のご飯
「イカ飯かと思った」
実はこれ、食虫植物ウツボカズラで作ったちまき
ガチャピン「この黒いの虫?ご飯」
ウツボカズラはマレーシアとその周辺にだけ生息する、世界でも珍し食虫植物。袋状に変形した葉の中から甘い匂いを発散させ、誘い込まれた虫を分泌液で分解吸収して食べてしまう!このちまきは、そんなウツボカズラの胃袋を利用して作ったものだ
「この葉っぱの香りがついてる」
「これはなかなかイケるよ」
少数民族イバン族ならではの郷土料理、独特の味がするらしい。
そんな中、隣同士で座っていても、全く会話のないガチャピンとDAI。心と裏腹の言葉を口にしてしまったあの日以来ガチャピンは沖縄ボーイDAIと気不味いまま
ガチャピン“DAIが何もしゃべらないから、あ、引いちゃったのかなって”
ボクサーの栄子への惚れ薬作戦は失敗、、、
その日、7人はハイキングに行くために、お弁当のおにぎりを作る事に。そんな中、ボクサーが不審な行動・・・。実は前の夜
長老「この秘伝の薬はかなりの効き目だよ」
旅の事情を知った村の長老が、ボクサーに秘伝のホレ薬を調合してくれたのだ。メンバー達の目を盗んで、早速おにぎりにホレ薬を混入するボクサー。
そして、お弁当を持参し、山へハイキングに出かけた7人。すると、7人の前には小さな川が
「嫌だー」
栄子「アタシ、無理」
その時
ボクサー「よし、行くぜ栄子」
肉体派のボクサーが栄子をおんぶ。
栄子「やった、カッコいい。ありがとう。キャーッ」
男前の栄子アニキも納得の男らしい活躍で、ボクサー株急上昇!
そして昼食の時間。ボクサー、ホレ薬入りのおにぎり、スタンバイOK!
ボクサー「ちょっと食べてみて」
栄子「食べていい?」
ボクサーが手渡したのは栄子だ!すると
栄子「あ・・マズイ。ヤバイ口の中オッサン臭い!あぁ口の中オッサン臭い」
ホレ薬作戦、失敗。
すれ違うDAIとガチャピン
翌日。お世話になったイバン族の人々に別れを告げ、再び旅を始めたラブワゴン。マレーシアの密林地帯を走り続ける。
そして、ドライバーのスマンさんに案内され7人がやって来たのはジャングルの中にある施設
ガチャピン「ウワッ、何この階段」
そこには、木で組まれた高―い塔が。この施設、日本の京都大学が11年前に作ったもの。世界的に貴重なボルネオ島の原生林を、地上40メートルの高さから観測するために建てられた
「コワッこれ」
「揺れてるんですけど」
頂上に辿り着くと、そこには細い吊り橋が・・・。橋の幅は、たったの30センチ・・・。
重量制限があるので、メンバー達は2人ずつ渡る事に。すると、ガチャピンとDAIが取り残された。ガチャピンにとって、DAIと2人きりになるのは、あの時以来。
そのまま渡るのは危険なので、命綱を着ける。DAIと命綱で、一つに繋がれたガチャピン。
DAI「大丈夫?ついてる?」
ガチャピン「ついてるよ、ちゃんと後ろ」
DAI「はい、危ないよ」
ガチャピン「おっと」
DAI「大丈夫?」
DAIが優しく、ガチャピンをリードする
ガチャピン“DAIがちゃんと守ってくれるって事が優しいなって・・・。どうしようってずっと思いながらも一歩踏み出せないというか、相手に”
しかし、DAIは
DAI“色々考えちゃって、一緒にいても楽しくないんすよ、あんまり。ホント、どうしようかなと思って。これから大丈夫かなって”
命綱でひとつに結ばれながら、2人は全く違う想いを抱えていた・・・。
オランウータン緑に囲まれたボルネオ島の旅を続けるラブワゴン。その日7人が訪れたのは
さくら「あ!可愛い!」
出迎えたのはオランウータンの子供。実は、ボルネオ島は絶滅の危機に瀕しているオランウータンの数少ない生息地。ここは親から逸れたり、怪我をして取り残されたオランウータンを、野生に戻すための訓練施設だ。
そこで7人は、そんなオランウータン達の世話を買って出た
さくら「可愛い」
オランウータンの子供達が見せる無邪気な仕草に、メンバー達は大喜び!しかしさくらのシャツが、ズタズタに!オランウータンの世話は、見かけ以上に結構大変だ。そして
「かわいそ」
絶滅の危機に瀕している割に、結構豪快。そんな中、
浅ちゃん「ああ、かわいらしいなあ」
すると
浅ちゃん「ギャー!」
ツバをかけられる。
浅ちゃんはボクサーとさくらの会話に入れない
そんなメンバー達を乗せ、再び走り始めたラブワゴン。車内では魚屋浅ちゃんが、想いを寄せる幸せ探しのさくらと隣同士に
さくら「おしゃれなバーとかで飲む?」
浅ちゃん「さくらも相当飲むんだ」
さくら「飲むねぇ。友達だって飲ん兵衛ばっかだもん」
すると
ボクサー「いつも朝まで飲んでるよ」
ボクサーが2人の話に割り込む。その結果
ボクサー「そうだね。新宿だと大体キャバクラとかそういう所に連れてってもらって」
さくら「キャバクラかよ。ニヤニヤしてんでしょ?1人で」
ボクサー「してないしてない」
さくら「えー、すごい逞しい腕ですねぇって言われたりするんでしょ?」
ボクサー「じゃかましい!」
さくらをボクサーに持って行かれた浅ちゃん
浅ちゃん「バーとかさ、一回にどれくらいかかるの?お金って」
さくら「えっ?何が」
さくらを取り返そうと、再び浅ちゃんが話を振るが
ボクサー「ナンパされちゃうんだ?」
さくら「されない」
ボクサー「あ、されないんだ」
さくら「あ、される。されたされた」
ボクサー「どっちだよ」
さくら「アハハハハうるさいよ」
さくらとボクサーが話に盛り上がる中1人取り残された浅ちゃん。
DAIへの想いを改めて感じたガチャピンは改心する
翌日。7人を乗せたラブワゴンが向かったのは
「空港!」
そう、大自然の宝庫マレーシア・ボルネオ島の旅はここでお終い。次の国を目指すため、飛行機に乗り込んだメンバー達。
そして移動する事2時間。7人がやって来たのはあいのり41カ国目
「シンガポール!」
マレー半島の先端に位置する都市国家シンガポール。東京23区ほどの狭い国土は、端から端まで車で1時間。国民の多くは中国系で、中継貿易国として奇跡的な経済発展を遂げてきた。
旅の資金は一人一日3000円。アジア有数の先進国シンガポールの物価は日本並み。これが貧乏旅行をするギリギリの額だ。
ドライバーのスマンさんに連れられ、7人がやってきたのはコンビニ。ここシンガポールを旅する前に、まず手に入れなければならないのがこれ
「何、何?」
これは、「ERP」と呼ばれ道路の通行料を自動的に払う装置。都心部の道路を有料にする事で渋滞を防ぐ、都市国家シンガポールならではのシステムだ。日本の高速道路にある「ETC」のようなもので、街の入り口には料金を自動徴収するゲートが待ち構えている。この端末がないと、シンガポールの都心部は走れない。
さくら「あ、すごいキレイ」
浅ちゃん「大都市やな」
さくら「いた!」栄子「マーライオン」
久しぶりの大都会の空気に、メンバー達のテンションも一気に上がる!その日。7人が立ち寄ったのは街の食堂
「これ食べたい美味しそう」
久しぶりの都会の味に、大満足のメンバー達。そんな中1人遠くを見つめるガチャピンの姿が
ガチャピン“私の旅は、今日でとうとう7カ国目。長かったこれまでの7カ国の日々で、ガチャピンは自分の想いを、旅の仲間に素直に伝える事が出来ず、いつも意地を張って来た”
心と裏腹のキツイ言葉を口にして、旅の仲間を傷付けた事もあった。そんな中、フィリピンで出逢った沖縄ボーイのDAI。旅を共にする中で感じるDAIの繊細な優しさに、ガチャピンは惹かれていった。しかし
ガチャピン「人の気持ちを弄ばないでホントちゃらにしてくれていいし」
心惹かれていたDAIにまでキツイ言葉をぶつけ、傷付けてしまったガチャピン。それ以来、2人の間には溝が生まれてしまった。そして今、ガチャピンは
ガチャピン“もっと素直にならなければ。嫌われてると思うけど、DAIにあやまりたい。それが今の私に出来る唯一の事”
ガチャピンがDAIへの告白を決意
そして、その夜。ガチャピンが向ったのは
ガチャピン「チケット、プリーズ」
ガチャピン“ホントすごい好きだったんだってすごい分かった。DAIがどれ程必要かとか”
DAIに素直に謝る事。そして想いを告げる事。それがガチャピンに出来るこの旅最後のけじめだった・・・。
待ち合わせの場所。想いの全てを沖縄ボーイDAIに伝える決心をしたガチャピンが、1人待つ。
宝石箱の様に輝くシンガポールの夜景が、そんなガチャピンの心を後押しする。その時DAIがやって来た
ガチャピン「どうぞ座って下さい」
DAI「はい。凄くないここ。こんなとこ来たこと無いもんね。5ヵ国来たけど」
ガチャピン「長かったよ。ここまで来るのやっぱり。7ヵ国目じゃん今日。ほんとに先が見えない旅で普段も女の子っぽいとかも言われないし。可愛いとかもそういうのないし。でもDAIは普通に言ってくれたりしてて。言ってくれたじゃん。気にはなってるって。すごく嬉しかったの。で、嬉しさと反面にどうしたら良いかわかんなくなっちゃってほんとてんぱっちゃって。だけど自分で自分を素直にしてなかった部分もあって。隠してて一生懸命気持ちを。素直になってないんだよね私はいつも。だからDAIに全てちゃらにしていいよって言ったじゃん。咄嗟にDAIに言っちゃって咄嗟に嘘ついちゃったのね。DAIを傷つけちゃったしどうしても謝りたくて。本当にとんでもない事したなって自分で思うし。逃げたくて怖いし。だから今これが精一杯なのね。私にとって。でもやっぱり逃げたくないもん。DAIを好きっていう気持ちすごいわかって。だから…。はい。明日最後だけど待ってるんで来て下さい。戻ろうかな、それじゃお休みなさい」
この旅で、初めて素直になる事が出来た、ガチャピン。その場に、1人残されたDAI。
その夜、ガチャピンがDAIに告白した事を知らされたメンバー達。別の宿に移ったガチャピンとDAIの荷物を、残されたメンバーがまとめる。
DAIの答えがどちらであろうと、ガチャピンはもうこの旅に戻る事はない。7カ国の長旅を、ガチャピンと共にして来た浅ちゃん
浅ちゃん「はぁー」
栄子とさくらは、頼りにして来たかけがえのない旅の先輩を突然失う事になる。
同じ夜。DAIはフィリピンであいのりして以来、悩みを抱えた仲間を励ましながらここまで旅して来たDAI。そんな旅の途中、ガチャピンの強さに心惹かれていた。
しかし、すれ違いを重ねる内、ガチャピンから告げられた決別の言葉
ガチャピン「ホント、チャラにしてくれていいし」
それ以来、一緒にいても楽しい気持ちになれなかった。そんな時、ガチャピンからの思いも寄らない突然の告白
DAI“まさか告白されるとは思ってなかったんで。自分あんまり器用じゃないんでまだ人間が小さいっていうか。考えれば考えるほど分からなくなって、悪い方向に考えちゃって”