頑張る姿を見せることでアピールするしかない樹莉。空回りが続く/初代あいのり第225話のネタバレ
初代あいのり224話では、恋愛に前向きになれていなかった樹莉がじゅん平の登場で恋に落ちた回でした。
225話の題名は「恋の空回りガール」でフジテレビでのオンエア日は2004年6月21日。
樹莉の恋が加速!
広大なアフリカ大陸でも多彩な大自然とその景観が訪れた者の心を魅了するナミビア共和国。
今回の旅にはドライバーワネさんの一人息子マゼ君も同行。
この日、立ち寄った街で7人はワネさんおすすめのレストランへ
ワネさん「ナミビアでとても人気の料理、スマイリーを食べてみない?」
メンバー「スマイリー?」
一体スマイリーとはどんな料理なのか?
沼っち「なんかいい匂いするよね」
その時!
樹莉「わぁ、きたぁ~」
タッキー「うわ~」
「ぎゃ~」
「やばい」
スマイリーとは子羊の頭の姿焼き。その顔が笑っている様に見えることからスマイリーと呼ばれる。
作り方はまず網の上で毛を焼き、コゲをきれいに洗い流したのち、水から4時間煮込む。そして塩、コショウをまぶし、20分オーブンで焼けば出来上がり。
「これがスマイリーよ。今日もよく笑っているわ」
そんな強烈な料理に最初に手を伸ばしたのは恋に驀進中の樹莉だ
樹莉「いただきま~す。耳はなんかトロっとしてる」
じゅん平の前で張り切る樹莉。さらに
「うあ~」
樹莉「大丈夫、食べれるこれは。おいしいかもしれない」
更に、
ワネさん「ブレイン(脳みそ)」
樹莉「OH~ブレインYEAH~ブレイン」
他のメンバーが全く手がつけられない中、樹莉だけはスマイリー
樹莉“今、旅が楽しくなってきてる。じゅん平がいるから”
これが、恋の空回りガール誕生の瞬間だった!
まだ恋愛は考えられないと言うじゅん平
その日の午後。
恋の空回りガール樹莉が想いを寄せるダンサーのじゅん平を呼び出した
樹莉「すごい、いきなりなんだけど・・・」
じゅん平「いいよいいよ、全然いいよ」
樹莉「男の子と・・・そう、2人で話すのとか正直苦手なのね」
じゅん平「あっそうなん」
樹莉「そうあのね~友達になったばっかりの人とかに食事とか誘われるじゃん。そこではね『あっじゃあ、いいですよ』とか言っちゃうんだけど社交辞令で。でもいざ日にちとか決められちゃうと『ん~ちょっと待って下さい』みたいな・・・なんか・・・こう・・・気軽にこう遊びに行けないっていう・・・」
家族と過ごす時間を何よりも大切にしてきた箱入り娘、樹莉。年頃になっても、異性と積極的に行動することが出来ず、恋愛経験も少なかった。
樹莉「私は(恋愛)焦ってるみたいな、あせらきゃみたいな感じなんだけど」
するとじゅん平が
じゅん平「なんか・・・驚いてばかりで」
樹莉「そう・・・う・・・」
じゅん平「で、メンバーの事もさ・・・まだそこまではしっかりは知らないじゃん」
そして
じゅん平「恋愛できんのかな~?ホンマ、まだ恋愛する余裕ないもんな」
樹莉「・・・」
まだ恋愛は考えられないというじゅん平。
その夜、樹莉は
樹莉“当たって砕けろじゃないですけどもっとアピールしていこうかなとは思ってるんですけど”
ハカセがユカを誘って撮影会
翌日ハカセ「写真撮らせてよ、写真」
ユカ「うん」
東大・京大のハカセが想いを寄せるユカを誘った。
ハカセといえば写真が趣味。そして今日は、元アイドルのユカと2人だけの撮影会。
ハカセ「いいね~そのまま見てて、あっそうそうそうそれいい」
1人すっかり盛り上がるハカセ。すると
ユカ「暑いよ~、写真あきちゃったよもう~」
あまりの長時間撮影にユカ、お疲れ気味。しかしハカセは
ハカセ「(フィルムが)3本あんの」
ユカ「3本撮んの?」
ハカセ「3本撮るよ」
ユカ「どんだけ撮んねん、そんないらんわ」
そしてユカが・・・切れた!
ユカ「なんか女の子にいたわりみたいなのなくない、どう思う?」
ハカセ「いや・・・いや・・・」
ユカ「私的にはね、言いたくないのよ、こういうことは」
ハカセ「うん、分かってる」
ユカ「気付いて欲しいのね」
ハカセ「あの・・・すいません」
ユカに怒られちゃったハカセ
ハカセ“僕がこうしてあげたいと思った事を行動にした。でも難しい。恋愛って好きな子に何をしてあげればいいのか!”
そして、この後もハカセの恋はアフリカの大地を彷徨い続けるのだった
ヒンバ族の集落へやってきたあいのりメンバー
この日、7人がやってきたのは
ワネさん「今から行く所は、私の実家なんだ」
ドライバーワネさんが生まれた村。すると
「うわっ、すげぇ~」
そこはヒンバ族の集落。ナミビアのサバンナで今なお伝統的な自給自足の生活を営んでいる
ヒンバ族「モロ(こんにちは)」
メンバー「モロ(こんにちは)」
個性的なヒンバ族の人たちにメンバー絶句!独自の伝統的な衣装に身をつつむヒンバの女性。アクセサリーで女らしさを演出。常に身なりに気を配る彼女達は世界で最も美しい民族と言われている。すると珍しい日本人女性を見たヒンバの女性が
ヒンバ族「あの子すごい美人ね」
ワネさん「沼っちが一番美人だって言ってるよ」
メンバー「おぉぉ」
沼っち「おお?」
沼っちはヒンバ美人らしい・・・さらに
ヒンバ族「女性はこの格好をすればみんな美しくなるわよ」
という事で女性陣はヒンバ美人を目指して着替えることに。ヒンバ族の女性は体に赤い顔料を塗っている。これはこの土地で採れる赤い鉄鉱石の粉とヤギのバターを混ぜたもので、身体に塗ることでアフリカの強い日差しから肌を守る役目もある。さらに体につけた大量のアクセサリー。その総重量は5kgとかなり重い。
沼っち「腹の肉とか大丈夫?全部脱げって?」
樹莉「もういいよ」
沼っち「乳丸出し?」
ユカ「私も見えまくってる」
男性陣もヒンバ族の衣装に着替えて女性陣を待つ。すると
「おぉ~」
じゅん平「本当塗ったんや」
ハカセ「すっげ~な」
そしてユカは
「普通じゃん」
稜「馴染んでる」
じゅん平「昔のギャルじゃん」
ユカ「ははは」
さすが元ガングロギャル。
着替えた7人は早速、村を見学
沼っち「そういえばさ、男の人いなくない大人の?」
ユカ「いない、いない」
実はこのヒンバ族、男性はほとんど働かず、日常の仕事は女性や子供が行うのが昔からの習わし。ちなみにヒンバの女性の仕事で一番大切なのは水汲み。
すると
ヒンバ族「水汲みを手伝ってくれませんか?」
樹莉「OK!行こうか」
女性陣も水汲みを手伝うことに。
じゅん平「頑張って」
ハカセ「頑張って」
ユカ「頑張ってきます」
樹莉「行ってきます」
ユカ「ホワッツ、ネーム?」
ヒンバ族「カングングゥア」
ユカ「カングングゥア」
ヒンバ族「イ~」
ユカ「OHYEAH~」
この日の気温は42℃。灼熱の太陽と乾燥した空気が体力を奪う
ユカ「どこに水あんだろ?」
樹莉「ねぇ」
ユカ「暑いよぉ~」
そして歩くこと、何と45分
ユカ「あ、あった」
樹莉「うあっ泥水」
ユカ「泥水あったよ」
やっとたどり着いた池にあったのは茶色に濁った泥水。この水が飲料水に。さらには、料理にも使われているという。
ユカ「うわぁ、無理」
沼っち「これ重っ」
ヒンバ族「ちょっと貸してみて」
「うわぁ~」
沼っち「ぜってぇすげ~超重い」
樹莉「わぁ~」
沼っち「マジ重いよ」
ユカ「すごい重いよ。うわ~重い・・・」
一方その頃、男性陣は
「垂れてたね」
「みんな垂れてるよね」
じゅん平「みんな垂れてるね。あの人達でかいからさ」
稜「でかいね」
じゅん平「だから垂れる」
稜「小ぶりは結構若そうじゃん」
じゅん平「そう、若そうなんだよね。まだ」
タッキー「難しいね、オッパイってね」
じゅん平「実は難しいよ」
稜「深いよ」
やっと女性陣が帰ってきた。
ユカ「はぁ・・・はぁ・・・きついなぁ」
すっかりバテバテ。そして沼っちが
沼っち「あれっ?」
ユカ「何?」
鼻血。
そんな中、樹莉は
樹莉「力こぶ、ハハハハ・・・」
1人ハイテンション!さらに、ヒンバ族と踊る。恋する女は疲れを知らなかった。
空回りする樹莉
その日の午後
タッキー「家造ってんじゃないの?」
じゅん平「ホンマや」
村の女性達が家造りの真っ最中
ヒンバ族「作業を手伝ってくれませんか?」
樹莉「大丈夫、オッケー」
じゅん平「おいっす」
しかし
ワネさん「こうやって牛のウンチで壁を作ります」
「うわぁ~」
何と家造りの材料は牛のウンチ。まずはウンチ集めからスタート
「臭っ、臭っ」
稜「(ウンチ)緑色だよ」
緑色のウンチになかなか手が出せない。すると
樹莉「頑張ろうオーケー」
恋の空回りガール樹莉が動いた。
ユカ「う~あ、足でやっていい?」
タッキー「柔らかい、柔らかい」
稜「うあっ臭っ」
ユカ「イヤ~イヤ~イヤ~」
他のメンバーが悪戦苦闘する中、樹莉は一人黙々と抱えきれないほどのウンチを運び続ける。
こうして集めたウンチは土とよく混ぜ、あとはペタペタと壁に塗りつけるだけ
沼っち「臭っ。たはっ」
ユカ「はぁ、はぁ、無理」
過酷な作業についていけないユカと沼っち。しかし、樹莉は
「ウンコ祭りだ~」
タッキー「わぁ~」
稜「うわ~」
タッキー「わ~」
異常な頑張りで積極的に作業を続ける。と思ったら
ユカ「大丈夫?」
沼っち「大丈夫け?」
突然、泣き出してしまった。
ダンサーのじゅん平に恋した恋の空回りガール樹莉。恋愛経験が少ない樹莉は何事にも精一杯頑張る以外、異性にアピールする方法を知らなかった
樹莉“正直なとこ自分自身出来る範囲というのが分からない”
切ない恋の空回り。そして樹莉の空回りはこの後、加速するのだった。
ヒンバ族の村で過ごす7人。その時抜け駆けしようとする奴が
タッキー「ちょっと2人にならない?」
ユカ「いいよ」
ハカセの目の前で、塾講師のタッキーが元アイドルのユカを誘い出した。
でもタッキーって誰だっけ・・・
私の記憶が確かならば、ボツワナであいのりしたものの、すっかり存在感が消えていた身長180センチの元塾講師だったと思う、そんなタッキーの初トークの中身は
タッキー「足、本当にきれいに見えるよね、この色」
ユカ「やったーイエ~イ」
タッキー「喜んじゃった。これどう?どう?どう?」
ユカ「やめてよエッチはははは」
タッキー「でもなぁこれ本当しょうがないんだよ、これ」
ユカ「ホンマやばいなぁ~」
タッキー「女の人ってさ、こういうところ(男の太もも)チラッと見たりどう、どう思うもんなの?」
ユカ「どう思う?でもあんま、ここがちらっとか見える経験今までなかったから分からんけど・・・でもこうやって、ペラッとかめくれてみて欲しい」
タッキー「そしたら、ど、どうなる?」
ユカ「キャ~って」
タッキー「こう?こう?これ?」
ユカ「これこれ」
タッキーの持ち味は、下ネタ混じりの軽妙なトーク。この男、なかなかあなどれない。
そんな2人の楽しげトークは周りをウロウロしていたハカセの地獄耳に届いていた
ハカセ“あの、僕タッキーみたいに話とかうまくできたらいいなとかすごく羨ましく思いますし”
この日の夕方、7人はヒンバ族の村をあとにすることに。ラブワゴンは次の目的地へ。
自分から積極的になれない稜
その夜。ホテルの庭に王子様の稜と元アイドル・ユカの姿が。
稜といえば、優しくいつも明るい笑顔をふりまき誰から見ても完璧に見える存在。しかし、その心の中は未だ女性メンバーには謎だった。
ユカ「でも稜ってさ。なんであいのりに・・・だって、モテるでしょ?別に」
稜「いやモテないよ別に」
ユカ「モテるっしょ?」
稜「彼女2年半位いないよ」
ユカ「何でなん?」
稜「その好きな人が出来た時に・・・ホントに好きで好きで好きで、結局でも付き合えなかったんだよね」
ユカ「何で?」
稜「俺がね~好きになりすぎて何もできなかったんだよね、キスも出来なかったね。お泊りもあったんだよ、お泊りも何回も・・・何回かしたけど・・・何にもない」
ユカ「いい事やん」
稜「全然奥手・・・奥手になっちゃって、それがね一年半くらい続いたのかな」
ユカ「へえー」
稜「押しが足んないんだよ俺」
ユカ「押される方が多いってこと?」
稜「押される方が多いかな」
ユカ「じゃああいのりでは押さなきゃね」
稜「いや~もうそのつもりだよ、そのつもりできたもん」
ユカ「うんそうね」
押しの弱かった王子様の稜は果たして押しの王子様になれるのか?
タッキーとハカセ、ユカの三角関係!
翌日、
タッキー「ちょっとお散歩行きませんか?」
ユカ「行く」
タッキー「行こうぜ」
身長180センチの塾講師タッキーが元アイドルのユカを呼び出した。
このところ、ユカに急接近のタッキー。そんなタッキーの日記を覗いてみると
タッキー“ユカといっぱい話したい。ユカにガンガン自分の気持ちをぶつけていこう”
なんとユカに想いを寄せはじめていた。
そしてタッキーはユカを楽器屋へ誘った。
タッキー「お~」
ユカ「弾いて何か。お~すごい」
その時、とんでもない運命のいたずらが!
ユカに想いを寄せるハカセが2人を発見!目の前で繰り広げられる光景にただ呆然。
ユカ「おっビックリしたハカセ」
ハカセ「ははははは」
この時、ハカセはタッキーのユカに対する想いを確信した
ハカセ“タッキーがユカに告白するっていうことも考えられる訳ですよね。あのユカが告白される側、で、まぁ日本に帰る形になった時に僕はその・・・その後をちょっと考えられないですね”
今、ラブワゴンに三角関係が勃発!
ユカ、ハカセ、タッキー!ナミビアの大地に恋のトライアングルがスパークする!!