あいのりネタバレ所

あいのりは過去にフジテレビで約10年放送された恋愛バラエティで伝説化しています。2017年にNetflixで復活が発表されました。その名も「あいのりREBOOT」!MCはベッキーに決定。このブログでは主にあいのりのネタバレを中心にあらすじなどを紹介します。

ボクサーの秘めた思いを感じて栄子の恋が動き出す/初代あいのり第186話のネタバレ

初代あいのり185話では、ガチャピンがDAIへ告白をして見事カップルになって日本に帰国をした回でした。

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186話の題名は「幻の夢」フジテレビでのオンエア日は2003年8月25日。

 

マレーシアに入国したラブワゴン

シンガポールを走るラブワゴン。その日、5人がやって来たのは

「マレーシアだわ」

ラブワゴンは再び、マレーシアとの国境へやって来た。東京23区の広さしかない都市国家シンガポールの旅は、ここでお終い。

マレーシアはボルネオ島と、ここマレー半島の2つのエリアにまたがる国家だ。既にラブワゴンで旅したボルネオ島は、少数民族が暮らす大自然の宝庫。

一方こちらの「半島マレーシア」は、敬虔なイスラム教徒であるマレー人が多数を占めているのが特徴。急速に近代化されつつあり、高速道路もご覧の通り日本並み。そんなハイウェイのパーキングエリアで

スマンさん「チョットマッテクダサーイ」

手提げカバンを持って車を降りるドライバーのスマンさん。ここは旅人のためのお祈り小屋。スマンさんが手にしていたのは、カバン自体が敷物に変身するお祈り用のトラベルセット!敬虔なイスラム教徒が多い、ここ半島マレーシアならではの光景だ。

さらに、立ち寄った食堂では

さくら「手で食べるのか」

これもイスラム式。穢れているとされる左手を使わず、右手だけで手づかみで食べる。と、いう事でマレー風カレーライスを手づかみで食べる5人

「・・・」

 

優しさだけでは好きになれない

その日の夕方、街へ辿り着いた5人は休憩を取る事に。すると

浅ちゃん「さくら行こう」

この日も、さくらを誘う浅ちゃん。それは、悩める浅ちゃんが今この旅で出来る、精一杯の前向きな行動。しかし

さくら「え、今日は違う人と行く」

きっぱり拒絶

浅ちゃん「じゃあまた、今度の機会に一緒にお話させて下さい」

さくら「(シマ)行くか」

さくらが、シマを誘い去って行く。すると浅ちゃん、さくらの周りを行ったり来たり・・・。一方、さくらは

さくら「ドキドキした」

シマ「何で?」

さくら「いっつもさ浅ちゃんと過ごしてきたし。向き合ったけど流れ変えたかったし」

自分にとって本当に必要な「幸せ」を探しに、この旅にやって来たさくら。この旅で浅ちゃんの優しさに触れ、一度は向き合って行こうと決意した。しかし

浅ちゃん「サキっていう女の子がいたんよ」

そして、さくらは

さくら“すごい良い人だし、優しいとか感じるんですけど。話してて、いまいち自信がないんだと思うんですよ。優しいだけじゃ、優しいだけじゃ好きになれない・・・”

 

さくらが浅ちゃんとの関係に耐えきれず泣き出す

マレー半島の旅を続けるラブワゴン。その日5人がやって来たのは

「クアラルンプール!」

マレーシアの首都、クアラルンプール!452mという世界一の高さが自慢のツインタワーが、この街のランドマーク。そんな近代的な面と、イスラムのエキゾチックな空気が共存する街だ。

ラブワゴンがまず訪れたのは、地元で人気の海水浴場!5人は早速ビーチへと繰り出した。久しぶりの海に大喜びのメンバー達!そんな中、一人出遅れるボクサー。

さくら「何で泳がないんだよ」

ボクサー「泳げねぇんだよ!」

すると

栄子「わかった、じゃあ練習しよう。バタ足の練習から」

カナヅチのボクサーのために、男前の栄子アニキが泳ぎ方を指導する

栄子「ハイ上げて!ボクサー違う!」

栄子達の応援で、いつもの笑顔を取り戻したボクサー。しかしボクサーには、まだ誰にも話す事が出来ない思いがあった。

一方、波打ち際で1人ぽっちで過ごす浅ちゃん。するとそこへ、栄子アニキがやって来た。

浅ちゃん「何か昨日すごい思った。俺一人の人ずっと誘ってるじゃん。すげえ悪い事したなとも思ったし」

栄子「何で?」

浅ちゃん「もしかしたら他の子と話したかったりしたと思うんだよ。でもずっと誘ってたし。それが重なって今日はちょっとゴメンって言われたと思うけど。ショックやったけどね断られた事ないから。断られたヤツも見た事ないから。あれって皆の前でだったじゃん。でもそこまで勇気出して言うっていう事はそれまで苦しかったんじゃねぇかなって考えちゃうし」

栄子「また挫けず誘ってみたら?」

浅ちゃん「どうしよう」

 

翌日のラブワゴン。さくらと浅ちゃんが隣同士に

浅ちゃん「・・・」

すっかり明るさを失ってしまった浅ちゃん・・・。一方、さくらも

さくら“私が断った事によって気まずくなっちゃったし、色んな感情が頭駆け巡って”

さくらにとっても、あの日自分がとった行動は、忘れる事の出来ない罪悪感を伴うものだった。すると涙を堪えきれずに、うずくまるさくら。メンバー達が、さくらの異変に気付く。

栄子「泣いてるのさくら、大丈夫?」

ボクサー「調子悪いの?」

栄子「休んでるワゴンで?」

さくら「うん」

声を掛ける事すら出来ない浅ちゃん。そしてラブワゴンにさくらを残し男だけで会議。

ボクサー「ストレスとかそういうのできてるんだよ」

浅ちゃん「俺昨日一言も喋んなかったから」

ボクサー「誰か1人ついててやればいいからさ。じゃあ浅ちゃん」

浅ちゃん「俺行きたいけど行ったらまずいかなと思ってさ」

ボクサー「その気持ち伝わるんじゃないの?」

浅ちゃん「悪い、行く!」

浅ちゃんが一人、ラブワゴンへと戻る

浅ちゃん「さくら大丈夫か?俺何も喋らんさかい、ここにいていい?ゆっくり休んでなよ」

さくら「いいよ。一人でいい。皆の所戻って」

浅ちゃん「マジで?いいよいいよ」

さくら「行って、行って」

浅ちゃん「行った方がいい?」

さくら「うん」

浅ちゃん「そっか・・・OK」

さくらに拒まれ、どうする事も出来ない浅ちゃん

浅ちゃん「無理だけはしんといて」

浅ちゃんはさくらのもとから、ただ立ち去るしかなかった・・・。

 

心臓弁膜症で引退を余儀なくされたボクサー

浅ちゃんの申し出を断り、ラブワゴンの中で一人うずくまるさくら。すると

さくら「びっくり」

そこへ怪しげなオヤジが。実はこの男性このお寺の住職さん。悩みを抱えた人の心を、解き放つ秘術を持つという。

そんな住職さんに誘われ、ボクサーがお寺の中へ。ボクサーにはまだ誰にも言えない思いがあった。

高校時代にボクシングを始め、アマチュアで34戦28勝23KO。そしてプロデビュー後、瞬く間に日本ライト級3位まで登りつめ、チャンピオンの夢はすぐそこだった。

しかしそんな絶頂期のボクサーを襲ったのは「心臓弁膜症」心臓の弁に機能障害がおき激しい運動ができなくなるというスポーツ選手として致命的な病だった。

そして、突然告げられた引退の宣告

ボクサー“今までがずっと、「夢」っていうので来たから、止める時は死んだほうがいいな位に思いましたからね。運命としか・・・そう思うしかないから”

それはボクサーにとって、2度と取り戻す事の出来ない夢だった。怪しげなお寺へとやってきたボクサー。ここはマレーシアで独自に発展したチャン・ブーン・キーという密教の寺院。すると

住職さん「アチュアチュ」

住職さんが、いきなりお酒を勧めてきた

ボクサー「ゲホ!」

住職さん「ハオハオ」

これはン・カー・ペイという有り難いお酒。度数は46度と、かなりきつめ!

住職さん「アチュアチュ」

ガンガン飲み続けるボクサー

ボクサー「アーッ!」

そして

ボクサー「私は男です!」

住職さん「ハッチュー」

ボクサー「私は男です!かならず成功します!」

こうして悩みを解き放たれたボクサー。しかし、そんなボクサーが、この後とんでもない大事件を巻き起こす事となる!

 

ボクサーの秘めた思いを感じて栄子の心境に変化が芽生える

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ラブワゴンとりあえず、ラブワゴンへと戻ったボクサー。

さくら「何?何?酒臭いこの男」

さくらを放さないボクサー。

さくら「怖い!」

そして30分後。5人を乗せ、再び走り始めたラブワゴンの中で事件が起こった!

栄子「顔青くない?ヤバイ!目がほら、ボクサー!ボクサー!動いた!動いた!大丈夫?ちょっと支えて支えて。何してんの?」

ボクサー「まだ戦えるんだよ俺は。負けてねぇんだよ俺は。負けるなら死んでやる。負けてねぇー。やらせろ。ちくしょう」

栄子「ボクサー何してんの?」

ボクサー「やれるよ俺はまだ。まだ戦えるんだよ俺は。負ける位なら死んでやるよ。頼むから止めないで。俺戦わなきゃ死んじゃうよ。生きていけないからお願いだから。俺は負けたくないんだよ」

栄子「負けてないよボクサー、全然負けてないよ。ボクサーすごいよ。だったら頑張ろうよ。だったら水飲もう。ボクサー頑張ってるよ」

ボクサー「まだやれる」

栄子「分かった分かった。ハイ口開けてアーン。お水飲めるか?飲んでお水飲んで。いくよ」

必死にボクサーを介抱する

栄子「ボクサー私が分かる?」

ボクサー「マウスピース」

プロボクサーとしての夢を、追い続けたボクサー・・・。何より大切なその夢を諦めなければならなかった無念の思いが、ボクサーを苦しめていた・・・。

その夜。ホテルの部屋で、1人過ごす栄子。これまで、栄子は夢ばかり語るボクサーに、いつも辛辣に当たっていた。しかし

栄子“ボクサーの考えてるものってホントすごい、内に秘めてるものがあるんだなって・・・すごい純粋。男らしいと思います。男だなと・・”

この日、栄子の中で小さな変化が起き始めていた。

 

翌日。ラブワゴンの中でボクサーと栄子が隣同士に。これまで男前の栄子アニキにダメ出しされっ放しのボクサーは、昨日の粗相もあって、どことなく緊張気味。すると

栄子「アナタ私の事苦手でしょう?」

ボクサー「何で?」

栄子「最近、私を避けてるでしょう?」

ボクサー、ズボシ。

ボクサー「だってダメ出し喰らうの多いじゃん。触らぬ神にたたりなし。いい感じだね」

栄子「ちゃんと化粧したのは久しぶり」

え、化粧?栄子アニキといえば、車内でパンツを平気で干し、もちろん化粧っ気などまるでなかった男前。そのアニキが、ばっちり、フルメイク!ごらんの通り大変身!

ボクサー「いいねえ大人の女みたい。君が隣にいてくれるだけでそれで十分さ」

シマ「その笑顔だけで十分」

栄子「何かむかついてきた」

と言いつつ、ボクサー達に褒められ、笑顔を隠し切れない栄子。

その日の午後。クアラルンプールの公園へと繰り出した5人。すると

栄子「行こうか」

ボクサー「行きますか」

栄子とボクサーが2人きりに。

栄子「全快?」

ボクサー「昨日はご迷惑かけました」

栄子「ちっとも!何かね、昨日ホントゴメンって思った。ボクサーもボクサーで色々大変なんだなと。なのにキツイ事言っちゃってゴメンネ」

ボクサー「いやいや」

栄子「そうやって日に日にボクサー開拓してくとボクサーが面白いと思う、いいやつじゃんって思って。ちょっと嬉しかった今?」

ボクサー「ちょっとでも喜ぶとキモいって言われるから堪えてたんだけどね。何でもねいつも素直に喜ぶから」

栄子「そこがいい所」

その日のボクサーの日記には

ボクサー“酔っ払って引かれたと思ったが株が上がっていた。ようわからん”

ついに化粧をしたアニキ!そんな栄子を巡って次の国で激しい嵐が吹き荒れる事になる!

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DAIとガチャピンが見事カップルになって帰国/初代あいのり第185話のネタバレ

初代あいのり184話では、ガチャピンがDAIへ告白を決意し、告白をした回でした。

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185話の題名は「心の奥に・・・」フジテレビでのオンエア日は2003年8月18日。

 

DAIが出した答えとは!?

運命の朝・・・。約束の場所で、沖縄ボーイDAIを待つガチャピン。メンバー達が、ガチャピンの姿をラブワゴンから見守る。

7カ国に渡る長い旅をガチャピンと乗り越えてきた魚屋浅ちゃんが、ガチャピンの幸運を祈る。

その時DAIがやって来た!果たして、DAIはどんな答えを出すのか?

ガチャピン「おはよう。頭の中真っ白になっちゃった。ずっとDAIの側にいたいと思った。DAIが今素直に好きだと思えるのね。だから、一緒に日本に帰ってください」

DAI「俺はフィリピンであいのりしてもう既にその時からいたよね。ガチャピンは。初めの印象はすごいこんな女の子いるんだなって思った。けどやっぱり男の子じゃなくてすごい女の子らしい所がいっぱいあって旅してくうちにこの子は周りに自然と気を遣える子だなってのが見えてきたし。俺ももう5ヵ国目だけどここまで来れたのはガチャピンがいたからだと思うしもっと一緒に長い時間いたいと思った。俺もガチャピンが大好きです。一緒に日本に帰りましょう」

ガチャピン「はい。お願いします」

DAI「俺が迎えに来た」

ガチャピン「帰ろう」

DAI「帰ろうか」

ガチャピン「緊張した。ほんとに。やばかったんだから緊張して」

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DAIとガチャピンとの別れ

仲間たちとのお別れ。

ガチャピン「浅ちゃんカップルになっちゃった」

浅ちゃん「良かった」

ガチャピン「泣くな」

浅ちゃん「こうやって旅続けてられるのもガチャピンのおかげや思ってるし」

ガチャピン「そんな事ないよ。浅ちゃんも頑張って」

浅ちゃん「おめでとう」

ボクサー「いい男になったか?」

DAI「ボクサーありがとう」

シマ「チューもしたしなあ」

ガチャピン「ありがとねいつも」

栄子「色々ありがとう」

ガチャピン「頑張って」

栄子「頑張る」

ガチャピン「絶対幸せになれるから頑張ってさくら」

さくら「楽しかった。ありがとう」

栄子「じゃあねバイバイ」

DAI「浅ちゃん頑張れ」

こうして、あいのり27組目のカップルが誕生した!

DAI、ガチャピン、おめでとう!

 

サキのことが忘れられない浅ちゃん

その日。街の食堂に立ち寄った5人。すると

浅ちゃん「ちょっ見てさくら、鶏の足」

さくら「足食べるの?」

浅ちゃん「いこうか」

栄子「女の子はいらない」

浅ちゃん、メンバー達の反対を押し切り、リアルな鶏の足のピリ辛煮を注文

浅ちゃん「よし、鶏の足を食う!」

さくら「えー」

浅ちゃん「うめえ!」

浅ちゃんが1人、鶏の足を一生懸命食べ続ける。

7カ国の旅を共にしてきた親友ガチャピンの帰国。アメリカやカナダの旅を知るメンバーは、もう誰もいなくなってしまった

浅ちゃん“ガチャピンから色んな事教えてもらったんで。もっとタフにならないとダメですね。絶対に後で後悔するなって思ったし。頑張ります”

浅ちゃんは新たな決意を胸に、鶏の足をむさぼり食っていた。

 

その日の午後。公園へとやって来た5人。すると

浅ちゃん「さくら行かん?」

さくら「上?」

浅ちゃんが、想いを寄せる幸せ探しのさくらを誘い出した!

さくらといえば浅ちゃんを恋愛対象として意識し始めていたさくら。浅ちゃんに誘われ、その表情もどこか嬉しそう

さくら「最近どうですか?旅は」

浅ちゃん「どこまでさぁ、相手をさぁ、ここで知って告白まで持ってったらいいのかってのがいまだに分からへんな」

さくら「ずっと一緒にいたいなって思える人がいれば」

浅ちゃん「うんうん」

すると、さくらは

さくら「でも前恋愛してたんでしょ」

そして、この何気ない言葉が、浅ちゃんの心に眠る何かを呼び起こした

浅ちゃん「何だろう・・・サキっていう女の子がいたんよ。やっぱオレあいつの事好きやったん違うかなって思った。カナダでホテル帰って一人で泣いてた時あったよ、悔しくてさ。俺アホちゃうか思ってさ。弱音吐くのってあかんのかもしれんけど、まだ自信が持てないよね」

さくら「ふーん・・・」

なぜか複雑な表情の浅ちゃん。そんな浅ちゃんの様子に、気付いたさくら

さくら「・・・」

さくらと浅ちゃんの会話は、そこで途絶えてしまった・・・。

 

女の色気を完全に失くした栄子

その頃。残りのメンバー達も、公園で一休み。そして、この日も男前の栄子アニキの「恐怖の儀式」が始まろうとしていた。

栄子といえば辛辣なダメ出しで、男性陣に恐れられてきた栄子アニキ。今日の「生け贄」は、ボクサー。

ボクサーといえば日本ライト級3位の実力でチャンピオンを目指した「夢」を追う男。

栄子「恋愛しに来てるわけでしょ?ここに。ボクサーは夢を追っかけたいなら、何で日本にいないんだろうって。私だったら日本に残って出来る事をやると思うんだよね」

ボクサー「人生を深く考えるんだよ。分かる?何ていうのかな。日本に戻るよ、戻るけど毎日が勉強だと思ってるから。終り良ければ全て良し」

栄子「何かこの笑顔がムカつくんだよね。イラっとくる」

ボクサー「今、いい笑顔!」

栄子「キモイ!」

またダメ出しをしてしまった栄子。25歳の栄子は、日本で歯科衛生士の仕事に誇りを持ち、一生懸命打ち込んで来た。そんな社会人としての厳しさもあって夢ばかり語る男性は、受け入れられなかった。

そして、この旅に来て以来、女の色気をすっかり忘れたアニキ。近頃の会話といえば

栄子「実はウンコが三日出てないんだよね。便秘なんだよね。ホントウンコが出ないんだよ最近」

さくら「そんな会話ばっかりだ」

更にラブワゴンの中でも

栄子「私のパンツ取ってもらっていい?」

堂々とパンツを干していたアニキ

栄子「もう見慣れたでしょ違うパンツ見る?」

アニキやや投げ気味。

 

泥酔する浅ちゃん

その日、ラブワゴンがやって来たのは、巨大な団地。国土の狭いシンガポールでは国家政策として大規模な団地群が建設されている。なんと国民の85%が公団住宅住まいという、世界でも珍しい「一大団地国家」なのだ。

5人は、ドライバー・スマンさんの紹介で、そんな公団住宅の中にある一軒のお宅にお邪魔する事に。

こちらは、タンさんご一家のお宅

タンさん「ウェルカムトゥシンガポール

早速、お宅を拝見させてもらうと「大きい!トイレがもう1個ある」シャワー・トイレが3つもある!間取りはゆったり5LDK。165平米の広さは、日本の一般的なマンションの2倍以上。価格は3500万円という。これが、シンガポールの典型的な団地ライフだ。

その夜。夕食作りを手伝うメンバー達。今日の料理は「スチームボート」豚骨のダシがたっぷり取れたスープに、魚介類や肉・野菜など何でも入れる中華風の寄せ鍋だ。そして、久しぶりのビールも。

メンバー達の目の前で、港町シンガポールならではの新鮮なカニや海老が、次々と放り込まれる。そして、お父さん特製「スチームボート」の出来上がり!

これには、メンバー達も大喜び!ご一家と一緒に楽しむ家庭料理の味は、格別だ。そんな中

浅ちゃん「頂きます、すみません」

栄子「誰か浅野さんを止めて下さい。すっげぇ飲んでます」

浅ちゃん「ああ!」

栄子「これだって4杯目」

この旅で、これまで浅ちゃんが見せた事のない、激しい飲み方・・・。そして30分後

浅ちゃん「だからさシマの意見参考にしたいし俺もシマも8年も差があるんだよ。俺20の時8歳だったじゃん」

シマ「?」

浅ちゃん「ホンマゴメン今日飲むわ」

シマ「ムリするとテンパっちゃうからね」

さらに30分後、目がイッてる。そして浅ちゃんトイレで吐く。そんな浅ちゃんに寄り添ったのは、

シマ「これは何でしょう」

浅ちゃん「これは水。悪い、俺旅先輩なのに。シマちょっと介抱してくれ」

シマ「大丈夫大丈夫」

浅ちゃん「そういう意味ではシマ信頼してるから(ブリ!)」

シマ「お前、今屁したろ!」

浅ちゃんは何かを吐き出そうと、もがいていた・・・。

 

全てを吐き出して、部屋へと戻る浅ちゃん。ここシンガポールで7カ国目。浅ちゃんはこの長い旅で、数々のメンバー達を見送ってきた

浅ちゃん“皆何してるんだろう…”

7カ国にわたる旅の日々で、13人ものメンバーが浅ちゃんの前から去って行った。そして今・・・、アメリカ・カナダ・フィリピンの旅を知る者は、浅ちゃん以外誰一人いない・・・。

サキ「浅ちゃん!」

浅ちゃん「その花は僕の憧れ。だからキレイ」

そして、浅ちゃんが心の奥に封じ込めていたはずの、ある想いが突然ふき出した

浅ちゃん「すんません。サキに…対する・・・」

スタッフ「ん、サキ?」

浅ちゃん「気持ちってのもすげぇ・・・サキ…すみません。スゲェ遅いけどサキの大切さってのを知っちゃったからすげぇ辛くて。今更ながら想っちゃってて。後悔で悪いんだけど。スゲェサキの事大事だなって思ったし。何で告白しなかったんだろうって今更ながら自分に腹立つし」

アメリカで一緒にあいのりしたサキ。京都の魚屋で働く浅ちゃんにとって東京育ちのサキは、この旅でなければ出逢う事のなかった女性。しかし、サキが見つめていたのは、ドボクンだった。自分の想いを押し殺し、サキを一生懸命応援した浅ちゃん。そしてカナダで、サキは浅ちゃんの元から去っていった

浅ちゃん「何で告白しなかったんだろうとか、今こんな好きなのに。あの時カナダとかアメリカとか自分が弱かったってすげぇ後悔だし。ここまで他人の事考えたの初めてだし。さくらの事ちゃんと誘ったりして見てってるけどどうしてもそれと同時にサキの事考えちゃってて。でももう帰っちゃったし自分も応援しちゃってたし。まじで今更ながら遅すぎたって思うけど。サキの事好きだったって思うし、告白できなかった自分にスゲェ腹立つし・・・。自分の考えてる事嘘つけなくて。やっぱこんな事いうの、さくらとか自分自身でもだめだと思ったけど。やっぱ自分も一人の人間やし。今更ながらサキの存在がすっげぇでかかったなって思いすぎて。サキ以上の人が現れるのかって辛いし。さくらの事全然分からないけどサキの事大事だったって…」

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ガチャピンがDAIへ告白!もう遠慮はいらない/初代あいのり第184話のネタバレ

初代あいのり183話では、DAIのことが気になるガチャピンだったが、栄子への態度をみて裏腹な態度をとってしまう回でした。

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184話の題名は「けじめ」フジテレビでのオンエア日は2003年8月11日。

 

気まずい関係のDAIとガチャピン

マレーシア、ボルネオ島のロングハウスで過ごす7人。今日の朝食は、一風変わったちまき風のご飯

「イカ飯かと思った」

実はこれ、食虫植物ウツボカズラで作ったちまき

ガチャピン「この黒いの虫?ご飯」

ウツボカズラはマレーシアとその周辺にだけ生息する、世界でも珍し食虫植物。袋状に変形した葉の中から甘い匂いを発散させ、誘い込まれた虫を分泌液で分解吸収して食べてしまう!このちまきは、そんなウツボカズラの胃袋を利用して作ったものだ

「この葉っぱの香りがついてる」

「これはなかなかイケるよ」

少数民族イバン族ならではの郷土料理、独特の味がするらしい。

そんな中、隣同士で座っていても、全く会話のないガチャピンとDAI。心と裏腹の言葉を口にしてしまったあの日以来ガチャピンは沖縄ボーイDAIと気不味いまま

ガチャピン“DAIが何もしゃべらないから、あ、引いちゃったのかなって”

 

ボクサーの栄子への惚れ薬作戦は失敗、、、

その日、7人はハイキングに行くために、お弁当のおにぎりを作る事に。そんな中、ボクサーが不審な行動・・・。実は前の夜

長老「この秘伝の薬はかなりの効き目だよ」

旅の事情を知った村の長老が、ボクサーに秘伝のホレ薬を調合してくれたのだ。メンバー達の目を盗んで、早速おにぎりにホレ薬を混入するボクサー。

そして、お弁当を持参し、山へハイキングに出かけた7人。すると、7人の前には小さな川が

「嫌だー」

栄子「アタシ、無理」

その時

ボクサー「よし、行くぜ栄子」

肉体派のボクサーが栄子をおんぶ。

栄子「やった、カッコいい。ありがとう。キャーッ」

男前の栄子アニキも納得の男らしい活躍で、ボクサー株急上昇!

そして昼食の時間。ボクサー、ホレ薬入りのおにぎり、スタンバイOK!

ボクサー「ちょっと食べてみて」

栄子「食べていい?」

ボクサーが手渡したのは栄子だ!すると

栄子「あ・・マズイ。ヤバイ口の中オッサン臭い!あぁ口の中オッサン臭い」

ホレ薬作戦、失敗。

 

すれ違うDAIとガチャピン

翌日。お世話になったイバン族の人々に別れを告げ、再び旅を始めたラブワゴン。マレーシアの密林地帯を走り続ける。

そして、ドライバーのスマンさんに案内され7人がやって来たのはジャングルの中にある施設

ガチャピン「ウワッ、何この階段」

そこには、木で組まれた高―い塔が。この施設、日本の京都大学が11年前に作ったもの。世界的に貴重なボルネオ島の原生林を、地上40メートルの高さから観測するために建てられた

「コワッこれ」

「揺れてるんですけど」

頂上に辿り着くと、そこには細い吊り橋が・・・。橋の幅は、たったの30センチ・・・。

重量制限があるので、メンバー達は2人ずつ渡る事に。すると、ガチャピンとDAIが取り残された。ガチャピンにとって、DAIと2人きりになるのは、あの時以来。

そのまま渡るのは危険なので、命綱を着ける。DAIと命綱で、一つに繋がれたガチャピン

DAI「大丈夫?ついてる?」

ガチャピン「ついてるよ、ちゃんと後ろ」

DAI「はい、危ないよ」

ガチャピン「おっと」

DAI「大丈夫?」

DAIが優しく、ガチャピンをリードする

ガチャピン“DAIがちゃんと守ってくれるって事が優しいなって・・・。どうしようってずっと思いながらも一歩踏み出せないというか、相手に”

しかし、DAIは

DAI“色々考えちゃって、一緒にいても楽しくないんすよ、あんまり。ホント、どうしようかなと思って。これから大丈夫かなって”

命綱でひとつに結ばれながら、2人は全く違う想いを抱えていた・・・。

 

オランウータン緑に囲まれたボルネオ島の旅を続けるラブワゴン。その日7人が訪れたのは

さくら「あ!可愛い!」

出迎えたのはオランウータンの子供。実は、ボルネオ島は絶滅の危機に瀕しているオランウータンの数少ない生息地。ここは親から逸れたり、怪我をして取り残されたオランウータンを、野生に戻すための訓練施設だ。

そこで7人は、そんなオランウータン達の世話を買って出た

さくら「可愛い」

オランウータンの子供達が見せる無邪気な仕草に、メンバー達は大喜び!しかしさくらのシャツが、ズタズタに!オランウータンの世話は、見かけ以上に結構大変だ。そして

「かわいそ」

絶滅の危機に瀕している割に、結構豪快。そんな中、

浅ちゃん「ああ、かわいらしいなあ」

すると

浅ちゃん「ギャー!」

ツバをかけられる。

 

浅ちゃんはボクサーとさくらの会話に入れない

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そんなメンバー達を乗せ、再び走り始めたラブワゴン。車内では魚屋浅ちゃんが、想いを寄せる幸せ探しのさくらと隣同士に

さくら「おしゃれなバーとかで飲む?」

浅ちゃん「さくらも相当飲むんだ」

さくら「飲むねぇ。友達だって飲ん兵衛ばっかだもん」

すると

ボクサー「いつも朝まで飲んでるよ」

ボクサーが2人の話に割り込む。その結果

ボクサー「そうだね。新宿だと大体キャバクラとかそういう所に連れてってもらって」

さくら「キャバクラかよ。ニヤニヤしてんでしょ?1人で」

ボクサー「してないしてない」

さくら「えー、すごい逞しい腕ですねぇって言われたりするんでしょ?」

ボクサー「じゃかましい!」

さくらをボクサーに持って行かれた浅ちゃん

浅ちゃん「バーとかさ、一回にどれくらいかかるの?お金って」

さくら「えっ?何が」

さくらを取り返そうと、再び浅ちゃんが話を振るが

ボクサー「ナンパされちゃうんだ?」

さくら「されない」

ボクサー「あ、されないんだ」

さくら「あ、される。されたされた」

ボクサー「どっちだよ」

さくら「アハハハハうるさいよ」

さくらとボクサーが話に盛り上がる中1人取り残された浅ちゃん。

 

DAIへの想いを改めて感じたガチャピンは改心する

翌日。7人を乗せたラブワゴンが向かったのは

「空港!」

そう、大自然の宝庫マレーシア・ボルネオ島の旅はここでお終い。次の国を目指すため、飛行機に乗り込んだメンバー達。

そして移動する事2時間。7人がやって来たのはあいのり41カ国目

シンガポール!」

マレー半島の先端に位置する都市国家シンガポール。東京23区ほどの狭い国土は、端から端まで車で1時間。国民の多くは中国系で、中継貿易国として奇跡的な経済発展を遂げてきた。

旅の資金は一人一日3000円。アジア有数の先進国シンガポールの物価は日本並み。これが貧乏旅行をするギリギリの額だ。

ドライバーのスマンさんに連れられ、7人がやってきたのはコンビニ。ここシンガポールを旅する前に、まず手に入れなければならないのがこれ

「何、何?」

これは、「ERP」と呼ばれ道路の通行料を自動的に払う装置。都心部の道路を有料にする事で渋滞を防ぐ、都市国家シンガポールならではのシステムだ。日本の高速道路にある「ETC」のようなもので、街の入り口には料金を自動徴収するゲートが待ち構えている。この端末がないと、シンガポール都心部は走れない。

さくら「あ、すごいキレイ」

浅ちゃん「大都市やな」

さくら「いた!」栄子「マーライオン

久しぶりの大都会の空気に、メンバー達のテンションも一気に上がる!その日。7人が立ち寄ったのは街の食堂

「これ食べたい美味しそう」

久しぶりの都会の味に、大満足のメンバー達。そんな中1人遠くを見つめるガチャピンの姿が

ガチャピン“私の旅は、今日でとうとう7カ国目。長かったこれまでの7カ国の日々で、ガチャピンは自分の想いを、旅の仲間に素直に伝える事が出来ず、いつも意地を張って来た”

心と裏腹のキツイ言葉を口にして、旅の仲間を傷付けた事もあった。そんな中、フィリピンで出逢った沖縄ボーイのDAI。旅を共にする中で感じるDAIの繊細な優しさに、ガチャピンは惹かれていった。しかし

ガチャピン「人の気持ちを弄ばないでホントちゃらにしてくれていいし」

心惹かれていたDAIにまでキツイ言葉をぶつけ、傷付けてしまったガチャピン。それ以来、2人の間には溝が生まれてしまった。そして今、ガチャピン

ガチャピン“もっと素直にならなければ。嫌われてると思うけど、DAIにあやまりたい。それが今の私に出来る唯一の事”

 

ガチャピンがDAIへの告白を決意

そして、その夜。ガチャピンが向ったのは

ガチャピン「チケット、プリーズ」

ガチャピン“ホントすごい好きだったんだってすごい分かった。DAIがどれ程必要かとか”

DAIに素直に謝る事。そして想いを告げる事。それがガチャピンに出来るこの旅最後のけじめだった・・・。

待ち合わせの場所。想いの全てを沖縄ボーイDAIに伝える決心をしたガチャピンが、1人待つ。

宝石箱の様に輝くシンガポールの夜景が、そんなガチャピンの心を後押しする。その時DAIがやって来た

ガチャピン「どうぞ座って下さい」

DAI「はい。凄くないここ。こんなとこ来たこと無いもんね。5ヵ国来たけど」

ガチャピン「長かったよ。ここまで来るのやっぱり。7ヵ国目じゃん今日。ほんとに先が見えない旅で普段も女の子っぽいとかも言われないし。可愛いとかもそういうのないし。でもDAIは普通に言ってくれたりしてて。言ってくれたじゃん。気にはなってるって。すごく嬉しかったの。で、嬉しさと反面にどうしたら良いかわかんなくなっちゃってほんとてんぱっちゃって。だけど自分で自分を素直にしてなかった部分もあって。隠してて一生懸命気持ちを。素直になってないんだよね私はいつも。だからDAIに全てちゃらにしていいよって言ったじゃん。咄嗟にDAIに言っちゃって咄嗟に嘘ついちゃったのね。DAIを傷つけちゃったしどうしても謝りたくて。本当にとんでもない事したなって自分で思うし。逃げたくて怖いし。だから今これが精一杯なのね。私にとって。でもやっぱり逃げたくないもん。DAIを好きっていう気持ちすごいわかって。だから…。はい。明日最後だけど待ってるんで来て下さい。戻ろうかな、それじゃお休みなさい」

この旅で、初めて素直になる事が出来た、ガチャピン。その場に、1人残されたDAI。

 

その夜、ガチャピンがDAIに告白した事を知らされたメンバー達。別の宿に移ったガチャピンとDAIの荷物を、残されたメンバーがまとめる。

DAIの答えがどちらであろうと、ガチャピンはもうこの旅に戻る事はない。7カ国の長旅を、ガチャピンと共にして来た浅ちゃん

浅ちゃん「はぁー」

栄子とさくらは、頼りにして来たかけがえのない旅の先輩を突然失う事になる。

同じ夜。DAIはフィリピンであいのりして以来、悩みを抱えた仲間を励ましながらここまで旅して来たDAI。そんな旅の途中、ガチャピンの強さに心惹かれていた。

しかし、すれ違いを重ねる内、ガチャピンから告げられた決別の言葉

ガチャピン「ホント、チャラにしてくれていいし」

それ以来、一緒にいても楽しい気持ちになれなかった。そんな時、ガチャピンからの思いも寄らない突然の告白

DAI“まさか告白されるとは思ってなかったんで。自分あんまり器用じゃないんでまだ人間が小さいっていうか。考えれば考えるほど分からなくなって、悪い方向に考えちゃって”

一度は諦めたガチャピンとの恋。DAIとガチャピン、すれ違った2人の恋の行方は?

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DAIのことを想うガチャピンだったが、裏腹な態度をとってしまう/初代あいのり第183話のネタバレ

初代あいのり182話では、タジィがリタイアした後に、浅ちゃんがさくらへ、ガチャピンがDAIへそれぞれの恋が動き出した回でした。

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183話の題名は「あやまち」フジテレビでのオンエア日は2003年8月4日。

 

栄子の悩みを知っていたDAI

世界有数のお金持ちの国、ブルネイの街を歩く7人。ドライバーのスマンさんが、メンバー達を知り合いの民家へ案内してくれるという

「かなりすごいよこの家!」

「民家なんだ」

7人の目の前には、駐車場にベンツやポルシェが12台並ぶ民家!敷地面積500坪に、7LDK!大衆食堂を経営するダヤンさんの一家7人が住んでいる。日本からの珍しい訪問客に、ダヤンさんが昼食をご馳走してくれる事に。

これは「アンブヤット」というブルネイの郷土料理。椰子の木から取れる澱粉を溶かしたモノを、割り箸に巻き付けドリアンソースに付けて食べる

「ドリアン臭いね」

微妙な味らしい…。そんな中

ガチャピン「何でそんなに車がいっぱいあるんですか?」

ダヤンさん「車くらいしかお金の使い道がないのよ」

世界有数のお金持ちの国ブルネイでは、政府が石油などの輸出で十分潤っているため国民の税金は何とタダだという。教育費も、国が負担しておりタダ!その上、医療費もタダ!さらに電話代まで、市内通話がタダ!

そんな賑やかな食卓で元気の無い、男前の栄子アニキ。インドネシアであいのりした25歳の栄子。日本で歯科衛生士の仕事に誇りを持ち、一生懸命打ち込んで来た。そんな社会人としての厳しさもあって、この旅では大人気ない男性陣にダメ出ししまくる日々。

しかしそれ以上に、何も出来ずにいる自分に対して苛立ちを感じ悩みに暮れる日々が続いていた

DAI「マジで美味い。これ食ってよ」

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そんな栄子の沈んだ表情に、沖縄ボーイDAIが気付いた。2人の姉に可愛がられて育ったDAIは、人一倍女性の気持ちが分かる繊細で優しい心の持ち主。辛辣で気が強く見える栄子アニキが、悩みを抱えながら旅している事をDAIだけは知っていた。

そして、その日の午後。DAIが、栄子を誘い出した

DAI「横になって喋ろうか?」

栄子「いい?」

DAI「いいよ。よくないこれ?寝ちゃいそう。思った事言っていかないと、辛かったら辛いって言ってさ」

栄子「自分が何がしたいか分かんなくなってきてる」

DAI「誰だってそういう時期はあるよ。だからさ、泣きたい時は泣けばいいし」

栄子「あんま泣けないの・・・意地張って泣けないみたいな」

DAI「どうして?我慢する必要ないじゃん」

栄子「グスッ」

DAI「大丈夫?」

栄子「泣いたって皆に言わないでね。恥ずかしいから」

DAI「どうしようかな」

栄子「ハハハ」

 

栄子を放っておけないDAIと、自分だけをみて欲しいガチャピン

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タクシー翌日。7人は、川の向こうにあるという水上集落を訪ねる事に。2隻の水上タクシーに分乗し走ること5分

「うわー、すごいなぁコレ」

「こっから見る限りみんな良い家だね」

世界最大の水上集落「カンポン・アイール」はブルネイ一の名所。お金持ちの国ブルネイの中でも比較的低所得の人たちが住んでいるがご覧の通り暮しぶりは豊か。3万人の人々が、水上で涼しく快適な生活を営んでいる。

ここには水上の小学校から水上の寺院、水上の消防署、さらに水上のガソリンスタンドまで、生活に必要なものが全て揃っている。

そんな水上集落に降り立ったメンバー達。すると

ガチャピン「あれ、もう1艘いなくなっちゃたよ」

浅ちゃんとさくら、そしてDAIの3人が乗った、もう1艘の船が見当たらない。どうやら巨大な水上集落の中で、離れ離れになってしまったようだ

ガチャピン「探しに行く?」

ガチャピン達は、残りのメンバーを探す事に。川の上に張り巡らされた、迷路のような路地を歩き回る

ガチャピン「さっきのとこ戻ってきたんですけど」

シマ「ホントに?」

いくら探しても見つからない他のメンバー。そんな中ガチャピン

ガチャピン“DAIはさりげなく、いつも近くにいてくれて。ふといなくなった時に一気に不安になっちゃって”

必死にDAIを探すガチャピン

ガチャピン「何て言うの?見ませんでしたかって。えっと、LookJAPANESE?」

「???」

一時間後。DAI達の手がかりは全く掴めない

ガチャピン「どこにいるの?」

その時

DAI「ガチャピーン」

ガチャピンを呼ぶ、DAIの声が!

ガチャピン「あ、声が聞こえた。いた~アーもうバカ!」

喜びを隠し切れず、思わずDAIに飛びつくガチャピン

無事に合流した7人は、とりあえず休憩する事に。そんな中、歩き回った疲れもあってテンション下がりっぱなしの栄子アニキ。そんな栄子を、優しく気遣うDAI。栄子の悩みを知っていたDAIは元気を無くしていた栄子を放っておけなかった。

しかし、そんなDAIの気持ちを知らないガチャピン・・・。2人をただ、見ているしかなかった

ガチャピン“DAIの気持ちが、わからない。きちんと私を見てほしい”

 

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ブルネイの首都バンダル・スリ・ブガワンを離れ、西へと走り始めたラブワゴン。車内では、相変わらずテンションの低い栄子アニキ。すると、そんな栄子の様子に気付いたDAIがとっておきの持ちネタを語り始めた

DAI「小学校6年生の頃、灯油を学校からパクって川にこぼしちゃったの。そしたら引火してさ、川が火の川になっちゃったの」

栄子の顔に笑顔が戻った。一方DAIに想いを寄せるガチャピンが、楽しそうな2人の様子を伺う・・・。すると

ガチャピン「ジャンジャジャーン」

風船をふくらませDAIの気を引こうとするガチャピン。しかし

DAI・栄子「みーかんーの花がー」

ガチャピンの想いに気付かず、栄子と盛り上がるDAI。ガチャピンは、見て見ぬふりをするしかなかった・・・。

 

どうしても強がってしまうガチャピン

7人を乗せたラブワゴンが、その日やって来たのは

「もしかて国境越え」

そう、日本の千葉県ほどしかない小さな国ブルネイの旅、ここでお終い。次の国は、あいのり記念すべき40カ国目

「せーのイェーイ~マレーシア!」

赤道直下に位置する「ボルネオ島」と、アジア大陸の南端に延びた「マレー半島」で構成された連邦国家マレーシア。南シナ海を間に挟んだ広大なエリアにまたがる国だ。

ドライバー・スマンさんから渡された旅の資金は、一人一日1000円。これで旅にかかる全ての費用をまかなう。

7人がいるのは、ボルネオ島の北部に位置する「サラワク州」世界的に有名な大自然の宝庫だ。太古から手付かずのまま残された熱帯雨林には、絶滅の危機に瀕しているオランウータンや独自の進化を遂げた食虫植物等、この島ならではの様々な動植物が生息する。

 

その日の午後。7人は、地元の子供達で賑わう川へとやって来た。南国特有の厳しい暑さから開放され、川遊びに夢中になる7人。

そんな中、ボクサーは石割り。DAIの側には、寄り添うようにガチャピンの姿が

ガチャピン「(胸見せて)こんな感じじゃん?ほら」

DAI「ヤベェ」

ガチャピン、大サービス!DAIの気を引こうと、一生懸命だ。しかし、その直後。またしてもDAIは、栄子のもとへ

DAI「皮、スゲェよ」

栄子「垢ぐらい出てきてるよ」

ガチャピン“何かと言うと、栄子とすごい楽しそうに喋ってて。あ、栄子の事好きなのかなって思ったし。とにかく逃げ出したくて、こういう状態から私はもう”

自分の気持ちに素直になる事が苦手で、意地を張ってばかりいたガチャピン。この旅で、宮ケンに恋をした時もただ強がる事しか出来ず、宮ケンが去って行くのを見ているしかなかった。そして、今

DAI「ガチャピンを気になるっていうのあるんだよ」

そんなDAIに、想いを寄せていたガチャピン。しかし、ガチャピンは今、再び同じ過ちを繰り返そうとしていた!

 

夕方その日の夕方。ガチャピンは、DAIを呼び出した

ガチャピン「すごい、DAI変わったよね」

DAI「何が?」

ガチャピン「いや、何か何となく・・・」

DAIへの気持ちを、素直に言葉にする事が出来ないガチャピン

ガチャピン「あのさぁ、気になるみたいなこと言ってくれたじゃん」

DAI「うん」

ガチャピン「別に好きとかそういう気持ちで言ってくれたか分かんないけどなんか私が舞い上がってたのかもしれないし。で、それでDAIが誘ってくれるかとかをハッキリ言って見てた・・・だけど全然来なかったじゃん。じゃあ言わないでよって、そういうことを。人の気持ちを弄ばないでっていうのもあったし」

そして、自分の想いとは裏腹の言葉が

ガチャピン「だからもう、あの日言った言葉はホント、チャラにしてくれていいし。うん」

ガチャピンは、取り返しの付かないすれ違いの道を、再び歩き始めた・・・

 

ガチャピンの態度に戸惑うDAI

翌日、街の市場に立ち寄った7人。すると生きた鶏が新聞紙で奇麗に包装されている!1羽400円。ドライバーのスマンさんに促され、7人は鶏を購入。

これからスマンさんの案内で、世界でも珍しい村を訪れる事に。ボルネオ島の奥地へと、走る事4時間。7人はとある村に到着。すると

「長いねぇ」

やって来たのは、「ロングハウス」何と、家の長さは100m以上!この1軒の家に、少数民族「イバン族」の村人が300人住んでいる。

広間の奥は、一軒一軒小部屋に仕切られており、そこに村人達が家族単位で暮らしている

「お母さん、こんにちはー」

7人を迎えてくれたのはミンタンさん。村一番の元気なお母さんだ。メンバー達を、ロングハウスに泊めてくれるという。先ほど購入した生きた鶏は、ミンタンさんへのプレゼントだった。これがイバン族のシキタリ。

その夜。村人達が、7人のために歓迎会を開いてくれる事に。イバン族ならではの華やかな歓迎の儀式に、見入る7人。すると、村人が踊りに誘ってくれた。

早速、民族衣装に着替えさせてもらう事に。男性陣は、その場でフンドシ姿。一方、女性陣は小部屋で着替える事に。すると

栄子「もう、ビーチク見えております」

さくら「ちょっと下乳でてるよ」

ガチャピン「姉さん一番危ない」

栄子「ガムテープちょうだい豆に貼るから」

そしていよいよ、女性陣が登場!

「イヨーッ」

旅の普段着姿とは見違えるような、セクシーな女性陣3人。なぜなら

「ノーブラ、ノーブラ」

そう、ノーブラだから。そんなメンバー達に、村人が地酒を勧める。このお酒、かなり強いらしい

浅ちゃん「うわ、ああやべ」

そんな中、1人豪快に地酒をあおる、沖縄ボーイDAIの姿が。何かを忘れようとするかのように、ひたすら飲み続ける

DAI“そう言われた時には・・ショックで、ガチャピンが分からなくなって。だから一緒にいるよりは一緒にいない方がいいかなと思ったりして。ちょっと遠くから見ようかなって”

地酒を浴びるように飲み続け、すっかり酔っ払ってしまったDAI。そしてさくらの横乳にタッチ

さくら「ちょっとーなんなのアンタ、いったーい」

―DAI暴走!

 

浅ちゃんを恋愛対象としてみる決意をしたさくら

翌日。ミンタンさんと寛ぐ7人。その時!

「持ってくの?」

7人の前から運び去られる鶏たち。イヤーな予感・・・。すると

「You&you」

さくら「えっ何?」

幸せ探しのさくらと魚屋浅ちゃんが指名された。

2人に与えられた仕事は

浅ちゃん「あっ、生暖かい」

さくら「浅ちゃん、ガンバレ!」

浅ちゃん「バカッ。ちゃうねん、コイツ目開けてんだよ」

さくら「あー、ホントだー」

浅ちゃん「まぁ、でも食ってるんだからねぇ、これを。そう割りきんなきゃ」

怖がるさくらのために、1人率先して鶏をバラす浅ちゃん。他のメンバーも、料理を手伝う。

1時間後。夕ご飯の出来上がり。今日のおかずはとっても新鮮な「トリの唐辛子炒め」

シマ「美味しい」

そんな中1人、具合の悪そうなさくら

さくら「あいたた、胃が痛い・・・」

食事を済ませたメンバー達が、片付けを手伝う中体調が戻らないさくらは、しばらく休ませてもらう事に。

部屋の片隅で、1人寂しく過ごす。すると

浅ちゃん「どないすか?」

さくら「うん、大丈夫?」

浅ちゃん「疲れたね、今日。やろ?いろいろ動いて、動いて。まぁ今日一日はゆっくりして、明日に引きずらんようにしたら、それでええさかいにね。自分の体の方が大事やろ。ここで終わりじゃないねんから」

さくら「優しいじゃん」

浅ちゃん「まあ無茶せん程度に」

さくら「ありがとう」

インドネシアであいのりしたさくら

さくら「いい女より幸せな女になるためインドネシアに来ました」

さくらは、自分にとって本当に必要な「幸せ」を探しに、この旅にやって来た・・・。そして、そんなさくらにいつも温かく寄り添ってくれたのは、浅ちゃんだった

さくら“浅ちゃんはすごいさりげない優しい所感じるし。恋愛対象としてちゃんと向き合おうって思いました”

幸せを探しに来たさくらが、浅ちゃんの心に、満開の花を咲かせようとしていた!

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タジィが追試によってリタイアした後、浅ちゃんとガチャピンの恋が動き出す/初代あいのり第182話のネタバレ

初代あいのり181話では、新メンバーとして合流したさくらに対して、残り時間の少ないタジィが猛アタックする回でした。

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182話の題名は「世界に一つだけの花」フジテレビでのオンエア日は2003年7月28日。

 

またまた、さくらを呼び出すタジィ

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古都ジョグジャカルタの夜。日付が変わろうとする頃、1人のメンバーが部屋を出た。これがあいのりの旅最後の夜となるタジィ!どこへ向かうのか

タジィ“本当にここ2日間だけですけど充実してたなと思うし、素直になる事って大事なんだなって”

そして!向かった先は…ラブワゴン!告白を決意したらドライバーから日本行きのチケッとを受け取りって……

あれ?ドライバーがいない!そしてタジィはなぜか誰もいないラブワゴンの中へ。するとそこへやって来たのは愛しのさくら!タジィはラブワゴンにさくらを呼び出していた。

タジィ「夜遅くに…寝てた?」

さくら「寝てたよー。大丈夫だよ」

タジィ「今日はちょっと僕の話を聞いてほしいんだ」

さくら「はーい」

タジィ「俺はカナダからカナダ、フィリピン、インドネシアって旅してきて明日で俺ラブワゴンを降りなきゃいけないんだよ。日本でちょっととある試験(追試)を受けなきゃいけなくて。それがすごい近いんで…」

さくら「期限があったんだね」

タジィ「そうだね。そんな中、予期せぬ新メンバーさくらが入ってきてすごい話したいなって思ったから昨日もすごい話したと思うし。本当芯の通った子だって思ったし。次の国とかあれば、もしかしたら告白してたかもしれない」

さくら「ありがとう」

タジィ「でも…」

 

昨日出会ったさくらにかつてない恋の予感を感じていたタジィ。その想いは分刻みで高まる一方だった。

しかし、合流したばかりで、旅にさえまだ慣れてないさくらに、告白という重荷を背負わす事はタジィには出来なかった。

タジィ「旅をしてきて俺が言える事はカッコ悪くても周りがどう思おうがガムシャラでいて欲しいよね。俺もうちょっと今、泣いちゃいそうだけどさ、頑張って」

さくら「うん」

タジィ「桜満開、ガムシャラさくらでいて下さい」

さくら「ありがとう」

タジィ「暑いなここ」

 

タジィのあいのりの旅が終了!

翌朝。ホテルを出発するメンバーたち。

栄子「はい、おはよう」

ガチャピン「あっタジィ、オシャレじゃん。今日」

栄子「はい、行くわよー」

タジィ「で…」

栄子「あれ?あれ?あれ?」

タジィ「ちょっとお話が」

栄子「はいはいはい」

タジィ「とても突然でね。俺も自分でもびっくりしてる位なんだけど。ここでラブワゴンを」

栄子「何で?どういう事タジィ」

タジィ「日本から連絡が来てどうしても受けなきゃいけない再試験があって」

あんまりなリタイア理由に言葉を失うメンバー達。

タジィ「本当に後悔のないように。俺みたいにいつ何があるか分からないし。再テストって何?みたいな」

ガチャピン「ダメだったんだ」

タジィ「びつくり。みたいな」

最後までタジィはメンバーを気遣い、明るく盛り上げた

タジィ「皆、本当に頑張って。それだけしか言えないけど。じゃあね」

メンバー「バイバイ」「じゃあね」

タジィ「終わったか」

こうして3カ国に渡るタジィの旅が終わった…(追試で)

 

新リーダーの浅ちゃんは気合十分

タジィが追試を受ける為、帰国し、6人となった。ガチャピンに想いを寄せるDAI。そんなDAIが気になり始めたガチャピン。さらなる恋は動き始めるのか!?

タジィと別れたラブワゴンは、一気にジャワ島を横断。さらにフェリーに乗り継ぎ、6人がやってきたのはバリ島!アジア1の南国リゾート。年間150万人もの観光客が訪れるこの島は、独特の民族舞踊や、ヒンドゥーの歴史をたたえる建造物など実に神秘的な魅力で人々をとりこにする。

この日メンバーは、昼食をとりに食堂へ。するとここで、魚屋浅ちゃんに変化が

浅ちゃん「店の人は…エクスキューズミ―。じゃあ皆肉のスープの店だからそれを皆頼もう」

積極的に皆をまとめる浅ちゃん。実はタジィとの別れの際

タジィ「次のリーダーは浅ちゃんだから」

自称リーダーだったタジィから、今度は浅ちゃんが自称リーダーを引き継いでいた。

この食堂の名物は、「ソト・レドカン」という具だくさんのスープ。牛肉・もやし・干しえびの上に、たっぷりだしをとったスープをかければ出来上がり。インドネシア庶民の味は、一杯150円。

栄子「じゃあ今日から長の浅ちゃんから(一言)」

浅ちゃん「かなわんな。でも長って言っても俺も自信ないし。是非とも助けて頂きたい。俺もやるから。それじゃあ皆暑いけど頑張ろうぜ。いただきます」

浅ちゃん“これからの旅、タジィが抜けた分オレががんばらなアカン”

 

翌朝。ホテルのロビーに集まるメンバー達。すると

「あれ?浅ちゃんは?」

「朝からいないよ」

なぜか浅ちゃんが朝からいない!一体どこへ行ったのか…?その時

浅ちゃん「こんにちは」

「あ~おはよう」

浅ちゃん、丸刈りで登場!実は浅ちゃん、この日の早朝、リーダーとなる決意の表れから髪をバッサリ切って来たのだ。このニューヘアーにメンバーの反応は

「誰?誰?」

「ごめんね私本当にこの人知らない」

「私も違和感があるもん」

「何でそんな短いの?」

「アキバ道に近づいちゃった」

「前髪微妙にななめってる」

「中学生だよ」

「若返りすぎ?」

「舎弟みたい感じ」

そして、栄子アニキからとどめの一言が

栄子「パン買ってきて」

 

さくらが浅ちゃんの新しい髪型を褒める

その日の午後。バリの海岸に向かったメンバーたち。すると海の上に建つ寺院を発見!岩礁の上に建てられたこのタナロット寺院にはヒンドゥー教の海の守護神が祀られている。

ここで落ち込んでいる浅ちゃんとさくらが2人きりに。するとさくらが

さくら「でも(その髪型)いいと思うよ。私だってねテレビで見てたじゃん。浅ちゃんの事。そっちのが見慣れてる」

浅ちゃん「でも確実にこんなんじゃなかったで」

さくら「あれ?そうだったっけ」

浅ちゃん「違うよ。何だよあんた」

さくら「皆ボロクソ言ってるけどでも愛されてる証拠だよ。あれは本当に」

浅ちゃん「でもマジで5分位マジブルーになってたからね。さっき」

そして

さくら「もうすぐ(夕日が)沈んじゃう。すごいキレイじゃない」

浅ちゃん「なんてキレイなんだ。バリだよこれが。楽園なんだよこれが」

バリの夕日が2人を包みこむ。この日の浅ちゃんの日記には

浅ちゃん“さくらが気を遣ってくれた。その優しさに少し救われた”

 

男性新メンバーのシマがあいのりに合流

6人を乗せ、バリ島を走るラブワゴン。すると、

ボクサー「空港じゃないの?」

そう、インドネシアの旅はここでお終い。次の国を目指すには、島国であるインドネシアから飛行機に乗らなければならない。ドライバーのジャロットさんとも、ここでお別れ。

次の目的地はボルネオ島の北にある小さな国。あいのり39カ国目「ブルネイブルネイは、日本の千葉県程の国土に35万人が住む、とても小さな国。

と同時に、石油や天然ガスの輸出に支えられた、世界有数のお金持ちの国でもある。そんなブルネイに降り立った6人。すると

「ラブワゴンだ」

「オーイ」

「スマン?」

いきなり謝るドライバー発見!

「ナイストゥミーチュー」

スマンさん「ウェルカムブルネイ

新しいドライバーの名前はスマンさん。名前の通り、とっても優しそうな2児のパパ。

早速、ラブワゴンに乗り込んだ6人。まずは、新メンバーを探す事に。窓の外には、リッチな街並み。そして、走る事10分

栄子「あ、いた」

「ギャー」

新メンバー発見!

シマ「熊本からきました。縞田崇と言います。シマと呼んでください」

シマ(28歳)は熊本県出身の九州男児。世界中を一人旅して培った度胸で、実業家を目指しているという大人の男。

ガチャピン「どんな女の子がタイプですか?」

シマ「芯があってワガママで」

「何でワガママがいいの?」

シマ「可愛いじゃない」

女性メンバー「おっと、ちょっと待って。大人の余裕!」

旅の資金は一人一日3000円。東南アジアとしては物価が高いこの国で、これが貧乏旅行をするギリギリの額。

7人は、ここブルネイの首都バンダル・スリ・ブガワンから西へと旅する事に。こうして、7人揃った新たな旅が始まった!

 

DAIとガチャピンはカップルになれるのか

早速、街へと繰り出した7人。

DAI「何、この国。素晴らしい」

ここはブルネイの首都、バンダル・スリ・ブガワン。治安が良く、クリーンな街並みが自慢の、ブルネイ最大の都市だ。

この街に住む国王は、アメリカの経済誌「フォーチュン」で世界一の資産家と認定された大富豪。そのド派手でリッチな生活ぶりは、半端じゃない。立ち寄ったイギリスのホテルが満室で宿泊出来ないと分かった時、そのホテルごと買い取ってしまったという逸話は有名。かと思えば、日本のAV女優を貢物として受け取り、週刊誌を賑わした過去も。

しかし、その国王が人々に尊敬されているのは、何不自由の無い暮らしを全ての国民に提供しているから。

そんな国ブルネイで、宿探しを始めた7人。しかし

ガチャピン「オーバーだね、かなり。50オーバーになるね」

物価が高いブルネイ。ホテルの金額も、貧乏旅行のメンバー達には高め。すると

シマ「Wearefirsttravelinginthecity…1人ちょっと小さなベッドになるけどいいかな?」

ガチャピン「全然平気」

英語も出来る大人の男シマの活躍で、7人は今日の宿を決定!早速、荷物を運び込む。すると

DAI「持つよ」

ガチャピン「あ、有難うDAI」

ガチャピンに優しく手を差し伸べる、沖縄ボーイDAIの姿が。ここのところ、2人一緒の事が多くなったガチャピンとDAI・・・。

 

公園その日の夕方。7人は川辺の公園へとやって来た。すると

ガチャピン「DAI行く?」

DAI「行こう!」

DAIとガチャピンが、2人きりに

DAI「危ない」

ガチャピン「有難うDAI」

DAI「大丈夫?すごいキレイだなここ。あの椰子が南国って感じで」

ガチャピン「いいよね」

すっかりいいムードの2人。すると、ストレートな沖縄ボーイDAIは

DAI「オレはガチャピンを気になるっていうのがあるんだよ」

ガチャピン「えっ嘘?私は…暑いな」

DAI「何?何?」

ガチャピン「照れてきた」

DAI「ハハハ」

いつになく積極的なDAI。そして、ガチャピン

ガチャピン“私は本当に嬉しくてどんどんどんどんDAIが好きになってきてると思います”

 

浅ちゃんとガチャピン。それぞれの恋が動き出す!

翌日。7人は、街のショッピングモールでお買い物。すると、旅のリーダーとなった浅ちゃんが、

浅ちゃん「5時半に集合って事で解散しましょう。さくら一緒に行かん?一緒に行こう。行こう!」

浅ちゃん、自分でQ出しした瞬間、速攻でさくらを誘った!リーダーの特権、さりげなーくフル活用

さくら「どっちがいい?浅ちゃんセンスを信用する」

浅ちゃん「こっちでいいと思う」

さくら「こっち?これいくら?買えないって噂だよこれ」

そこで浅ちゃん

浅ちゃん「あー、ウィバイ。バット、アイハブオンリー10ダラー」

すると「OK」

さくら「OK?やった!」

浅ちゃん「可愛らしい喜び方するな」

さくら「すごいじゃん浅ちゃん」

長旅の経験を生かした浅ちゃんの活躍で、ショッピングを満喫する2人。

 

その日の夕方。7人が訪れたのは、油田地帯。ブルネイで採掘される原油のほとんどは日本に輸出されるという。一面に立ち並ぶ原油採掘機は、通称「うなづきロバ」と呼ばれる

ガチャピン「なんか匂いする、でも」

浅ちゃん「ホンマや」

栄子「ホント、石油っぽい匂いがする」

南シナ海の水平線に、南国ならではの美しい夕日が、静かに沈んで行く・・・。そんな海辺で

ガチャピン「そこ座ろう」

ガチャピンが浅ちゃんを誘った。ガチャピンと浅ちゃんはアメリカから5カ国、ずっと一緒に旅してきた仲。今では2人が、旅の最長老だ

ガチャピン「どう?」

浅ちゃん「俺最近すごい前向きだよ。でも昨日すごいちょっと考えてた。悩んでた」

ガチャピン「私分かっちゃった。それ何に悩んでるかが。好きな人がいるのよ。アナタは今きっと」

浅ちゃん「俺?いやでも言われてそうかなって思うよ」

ガチャピン「でしょ?でしょ?私。だって長いじゃん。付き合い。誘った時点でね私はね、この子すごいなぁって思ったんだ。結構、本気なんだなって。浅野今までそんな事した事ないだろオマエとか思いながら」

浅ちゃん「もう恥ずかしくてさ」

ガチャピン「何言ってんの。恥ずかしいとかなしでしょもう」

浅ちゃん「無しだねもう」

ガチャピン「もう何言ってんだか」

浅ちゃん「いらん事言うなってもう。いやぁ何や俺もうホンマガチャピンとは弱いな」

旅の旧友ガチャピンの前で、新たな想いを包み隠さず語った浅ちゃん。そして

浅ちゃん“オレは、さくらが好きです”

魚屋浅ちゃん、そして、ガチャピン。それぞれの恋が、今一気に走り始めた!

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残された時間の少ないタジィがさくらに猛烈アタック/初代あいのり第181話のネタバレ

初代あいのり180話では、残り少ない時間のタジィが新メンバーのさくらに恋の予感がした回でした。

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181話の題名は「ガムシャラで行こう!」フジテレビでのオンエア日は2003年7月21日。

 

タジィが強引にさくらを誘い出す

夜になっても活気溢れる古都ジョグジャカルタ。新メンバーさくらを迎え、初めての夕食へ

タジィ「今日さくらも入った事ですし何でも飲物(頼んでいいよ)」

残り2日のタジィの提案で、飲み物自由の大サービス!これにはメンバーも大喜び。メンバーのため、積極的に働くタジィ。すると

タジィ「あれ?さくらのが氷が入ってる」

ここインドネシアでは、生水で作った氷は体調を崩す原因になる。まだ旅に慣れない新メンバーさくらのために、店の人と交渉し、氷なしのジュースをGET!旅で疲れた体にビールがしみる…。

7人が注文したのは、「ジャワ風ラーメン」具に入れるのは、地鶏のレバーとキャベツ、トマトなどたっぷりの野菜。そして、味の決め手はエビのすり身に香辛料を加えた秘伝の特製ダレ。これらにスープと麺を加え、手早くチャンポン風に炒めれば出来上がり。鶏がらスープのあっさり味で、一杯100円。久々のラーメンとビールに、メンバー達は大満足。

 

その夜。ホテルに戻ったメンバーたちは、それぞれの部屋でのんびりくつろいでいた。

しかし、くつろいでいられない男、タジィが動いた。向かった先にはさくらが

タジィ「さくら、ちょっと話そう」

時間のないタジィが強引にさくらを誘い出す。タジィはさくらに今日中にどうしても聞いておきたい事があった

タジィ「さくらは日本でどんな恋愛をしてきたの?」

さくら「まあ元カレなんだけど…の事があって。このあいのりに応募したきっかけでもある。ひとめボレってあるんだなってホント初めて思ったから。でも今思うとさ、ひとめボレってはっきり言って外見じゃん。それで失敗しちゃったからやっぱり外見より内面をちゃんと見ようと…それで幸せな女になって帰る。心に決めた」

さくらはこの旅にかける決意を語った。さくらを見送ったあとも、一人ベンチから動こうとしないタジィ。そして

タジィ「すっげぇ、いい感じだなぁ。ヤバイなちょっと」

 

タジィのライバルとしてボクサーが参戦!

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早朝6時。ニワトリよりも早く目覚めたメンバーがタジィだ!追試を受けるため、明日の朝には日本に帰国するタジィ

タジィ“本日もさくら満開で男の生き様を見せたいと思います”そして!あいのり最終日のこの日。タジィは燃えさかる炎に包まれる事になる!!

タジィの帰国まで、あと24時間。出発時間となり、ロビーに集まるメンバーたち。すると、

栄子「ガチャ(ワゴンの席)どこ行きたい?」

ガチャピン「どこでもいいよ私。じゃあさくらいいよ。一番後ろの席で」

タジィ盗み聞き。ということで、ダッシュで先回りして後ろの席をGET!すると予定通りさくらが隣の席へ。こうして旅の最終日、タジィは幸先の良いスタートを切った。

郊外へ向け、走り出したラブワゴン。しかしタジィに思わぬ強敵が現れた

ボクサー「俺、高校の時はKO率高かったんだよ」

ボクサーだ!ボクサーといえば…プロボクサー時代、日本ライト級第3位にまで登り詰めた熱血タフガイ

ボクサー「28勝のうち23KOだったんだよ。8回位皆KOだよ。関東大会とかみんな1ラウンドKOとかで優勝して全国上がっていったのね」

オレ自慢でさくらを独占するボクサー。タジィは自慢出来る事を探したが見つからない。

こうしている間にも、残された時間は刻一刻と過ぎ去っていく。タジィに焦りの色が見え始めていた。

 

ジャカルタ郊外へやって来た7人。歩くこと15分。すると目の前に現れた巨大な建造物。「ボロブドゥール」は、未だ多くの謎を残す世界最大級の仏教遺跡。1000年以上もの間、火山灰の中に人知れず眠り続け19世紀にようやく発見されたこの巨大寺院は、アンコールワットと並び称されるアジアの代表的な世界遺産の1つ。

早速7人は、ボロブドゥールの頂上を目指すことに。目の前には、地平線に霞掛かった大自然の壮大なパノラマが。

そんな中、タジィが見つめていたのは大自然ではなく、愛しのさくら…何とか2人きりになりたいタジィ。その時!

ボクサー「ちょっとぐるって回る?」

再び強敵ボクサー登場!これにはタジィ、ボー然。しかし、どうしてもさくらと話したいタジィは…必死の尾行。

しかし、なかなかボクサーはさくらのそばを離れない。そしてついに我慢できず!タジィが動いた!

タジィ「ちょっとボクサー、さくらと話していい?」

すると

ボクサー「ダメだよ」

 

残された時間が少ないタジィが焦る

その日の午後。近くに一風変わった村があると聞き、ドライバーのジャロットさんに案内してもらった7人。出迎えてくれたのは、この村の英雄だという、プルマディーさん。そして部屋の中には大勢の若者が。

すると、7人の前にあるものが運ばれてきた。お皿の上にガラスの器。そして!プルマディーさん、突然ガラスを食べ出した!いきなりの離れワザに、言葉の出ない日本人7人。

実はこのプルマディーさん。厳しい修行や断食によって、人間の潜在能力を極限まで引き出したカリスマ的人物。そんなプルマディーさんの元には、犯罪を犯したり、薬物にはまってしまった国中の不良達が自然と集まりいつか更正し、立派な大人になる事を夢見て、厳しい修業の日々を送っているという

プルマディーさん「私の修業は集中力を鍛えるものです。そして心が清らかでなければ能力は引き出せません」

さらにプルマディーさんがその能力を見せてくれる事に。まずは鉄ヤスリ2枚重ねを、手で折るという。鉄ヤスリと言えば、鉄さえ削ることが可能な鋼鉄製。その硬さは鉄の数十倍に及ぶ。

すると、この鉄ヤスリに名乗りを上げたメンバーが…本日、ノリノリのボクサーだ!

そして!失敗。2回、3回と挑戦するがどれも失敗で試合終了。

果たしてこの鉄ヤスリが手で折れるのか?独特の呪文を唱え始めたプルマディーさん。集中する事で自分の潜在能力を極限まで高めていく。

そして!何と鋼鉄のヤスリが手刀で粉々に!まさに驚異の集中力!これには栄子アニキも呆然。続いては弟子の頭にレンガを乗せ棒でくずす。さらに裸の弟子の隣で再び呪文を唱えるプルマディーさん。その手には鋭利なナイフが!まさか!?裸の弟子にナイフを突きつける

栄子「意味がわかんない」

果てしなく繰り出される意味の分からない超人技に、圧倒されるメンバーたち。そんな中、複雑な思いでいた男が1人…タジィだ

タジィ“最高に辛いですよ。俺も(終わりの)時が迫ってる。あぁ時間がないんだもんなぁ”

タジィは一人願っていた。この無意味な時間が一刻も早く終わってくれる事を……。

 

火の玉サッカーを体験

インドネシアの世にも奇妙な村に迷い込んだ7人。この日は、特別な修行が行われるという。プルマディーさんの弟子たちに案内され山道を歩いて行く。

すると、案内された河原には、修行の噂を聞きつけ、数百人を超える村人達が集まっていた。河原の中央には、ウォーミングアップを終えた、プルマディーさんの弟子たち。一体今度はどんな意味のない超人技をしでかすのか?7人も不安を隠せない。

すると、メンバーたちの前に何かが運ばれて来た。バケツに入ったそれは、中をくり抜いたヤシの実を液体に浸したもの

タジィ「ガソリン」

すると次の瞬間!何と手の上のヤシの実に火を付けた!そして!何と燃え盛るヤシの実を素足で蹴り始めた!

これぞ村の名物、究極の荒行「火の玉サッカー」!3日間の絶食で極限まで研ぎ澄まされた肉体は、炎の熱さを全く感じない、厳しい修業を積んだ者だけに許された禁断のスポーツなのだ!

タッチに出たボールは命がけのスローイン。何しろ長いボールキープは死を意味する。バックパスにうまく右足で合わせての弾丸シュート!これをキーパーナイスセーブ!そしてすぐに投げる。何度も言うが長いボールキープは死を意味する。

そして!「火消えたら止まるんだ」例え試合中ボールの火が消えても…即ニューボールが補充される。「熱くないの?あの人」ニューボールは火の勢いが倍増するためさらにエキサイティングなプレーが期待できる。時には観客をも巻き込み盛り上がる、文字通り世界一熱いサッカー。そしてついにフォア-ド、ハッサンがゴール!目の前で展開するとんでもない光景に度肝を抜かれた7人。さらに!ディフェンダーがヘディングした瞬間ボールの火が髪の毛に燃え移った!必死に消そうとしても消えないため、選手はそのまま川に飛び込み、姿を消した。果たして大丈夫なのか?すると無事生還。この九死に一生の大事故になぜかギャラリー大ウケ!プルマディーさんもガッツポーズ!

浅ちゃん「何で笑うんだよ」

DAI「拍手じゃないだろ」

河原を埋め尽くす数百人のサポーター。目の前で繰り広げられるインドネシアのとんでもない荒行に、メンバー達はもはや言葉を失うしかなかった。

だが、そんな中、あいのり最終日のタジィは1人別の想いで火の玉サッカーを見つめていた。その視線の先には、愛しのさくら…

タジィ“俺はさくらと出会い、今、自分のやるべき事が、ハッキリ見えました”

そして!タジィがピッチへ歩き出した。

ガチャピン「何やってんのタジィ」

タジィ「すごい熱い」

カナダからあいのりした大学生のタジィ。合コン好きのお調子者で、メンバーの前ではふざけた姿しか見せてこなかった

タジィ“あんまし人と衝突するのが好きじゃなくて。柔らかく柔らかく(人間関係を)まとめようと。そういう真剣な話から逃げてたんです。ガムシャラに行かなきゃいけないなって言うのは分かってるんだけど一生懸命さみたいなのが足りなかったんだと思う。さくらが入ってきて別に周りにどう思われようがどうでも良くて素直にできそうだなって今気がする”

浅ちゃん「タジィ普通にやってるやん」

DAI「タジィすごい活躍してるんだけど」

ピッチをガムシャラに走るタジィ。そこには以前の空回り男の姿は消えていた。

帰国が明日の朝に迫っていたタジィはあいのりの旅最終日に自らの力で明日への扉を開いた。

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タイムリミットが迫るタジィはリタイアを決意するが、さくらの登場で運命が変わる/初代あいのり第180話のネタバレ

初代あいのり179話では、ゆっきーがデング熱によってあいのりをリタイアし、メンバー内での恋も動かない重苦しい雰囲気の回でした。

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180話の題名は「雨のち晴れ」フジテレビでのオンエア日は2003年7月14日。

 

DAIがガチャピンへ恋をしていた

灼熱のインドネシアに降り出した激しいスコールの中を行くラブワゴン。その車内は、「ラブ」のない、ただの「ワゴン」になっていた。

そして、翌日も雨。出発前のロビーでは男性陣、やる気ゼロ…。女性陣も事務的なあいさつ。この日の栄子アニキは無気力コーディネート

栄子「行くわよー」

黙って栄子に服従する男ども。

降り続く雨の中、街に繰り出したラブワゴン。相変わらず会話のない車内。しかしこの時、ひとつの新たな恋が静かに生まれようとしていた。

 

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翌朝、降り続いた雨がピタリとやみインドネシアの熱い太陽が戻ってきた。

走り出したラブワゴンの中、暑さでぐったりとしてしまったガチャピン。すると強い日差しを避けようとDAIが窓にタオルを掛けてあげた。そういえばゆっきーが具合が悪くなった時もいち早く気付いたのがDAIだった。

2人の姉に囲まれ、3人兄弟の末っ子として育った繊細な男、DAI。そう、DAIは人呼んで、「ミスター気遣い」

DAI“あいのりって友情と恋愛と入り混じってるじゃないですか。でも絶対にここに来たのは意味があるし前向きになれば恋愛もついてくると信じて”

 

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そして翌日、ミスター気遣いDAIが栄子アニキを呼び出した

DAI「どう?辛いっしょ」

栄子「大丈夫。全然平気だから」

DAI「本当?辛かったら辛いって言わないと」

栄子「でもこの年になるとたぶん男の理想が高くなってんのよ」

DAI「たぶん俺らも悪いと思うよ。でも皆すごい好きだよ。このワゴンに乗ってやっぱ真剣に恋してるとかも分かったし」

栄子「DAIはどう?恋愛しにきた?」

するとDAIは、今までしまい込んできた気持ちを初めて口にした

DAI「じゃあ言うよ。俺はガチャピンの事、結構好きなんだよね」

えっ?ガチャピンの事が好き?!

DAI「でも難しいよ。好きだけどそんな事(本人に)言っちゃダメなのかな?そう思ったの」

フィリピンであいのりして以来ガチャピンの良き相談相手だったDAI。宮ケンへの一途な想いを語ったガチャピン。最後まで、宮ケンの前で笑顔を忘れなかったガチャピン。そんなガチャピンの姿を見つめ続けてきたからこそDAIはその想いをひた隠しにしてきた

DAI“ガチャピンは強い子だ。その強さがいつもまぶしかった”

DAIの気持ちを知った栄子アニキは

栄子「行動で表したら?頑張れ」

 

ガチャピンを誘い出すDAI

そして熱い想いを胸にDAIがガチャピンを誘った

ガチャピン「で、何?何話そうか?」

DAI「俺が今から話すから」

強いDAIの口調に戸惑うガチャピン。DAIはあふれ出した想いを、もう止められなかった

DAI「俺はガチャピンを見ててかわいい、最近キレイになったよね。俺は最初から女の子として見てるし」

ガチャピン“びっくりした。全然気付かなかった。どうして良いか分からないしどう接しても良いかわかんなくなっちゃったし。そういうの本当に無かったから私、言われた事ないし”

これまで男性から友達としか見られる事のなかったガチャピンは戸惑いを隠せなかった。

 

ガチャピンのテンションがMAX

赤道直下のインドネシア。ジャワ島を東にひた走るラブワゴン。この日やって来たのは、インドネシアいちの歴史を誇る、かつての都、ジョグジャカルタ。馬車タクシーが行き交う観光地であり、庶民の生活も活気にあふれている。日本で言えば京都のような町。そんな市内を走るラブワゴン。

その車内。魚屋浅ちゃんの隣では…ガチャピンに異変が起きていた

ガチャピン「栄子、電車だよ」

栄子「そのテンションの高さがわかんない」

ガチャピン「楽しいね」

ボクサー「ガチャピン楽しいと俺も楽しいよ」

ガチャピン「本当に。皆楽しく行きましょう」

ガチャピンはとっても分かりやすかった。

 

翌日。公園で地元の子供たちとサッカーをしていたメンバーたち。すると…突如、公園にゾウさんがやって来た!

この象は、近所で飼われている、飼い犬ならぬ「飼いゾウ」。公園はゾウさんのお散歩コースだったのだ。早速ゾウに乗せてもらうことに。

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ここで、沖縄ボーイDAIがガチャピンを誘った。その時、ガチャピンの腰にDAIの手が!この日のガチャピンの日記には

ガチャピン“こういう気持ち、あいのりに来て久しぶりだ。なんかすごく胸がドキドキした”

 

DAIがガチャピンのマッサージ姿をみてドキドキ

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翌日。ドライバーのジャロットさんが案内してくれたのは地元で人気のマッサージ店「トゥマンテン」と呼ばれるこの女性専用マッサージは、ジャワ島では、結婚を前にした女性が身を清めるため必ず受けるという伝統的な美容マッサージ。

シミ・そばかすを取る効果がある「ブンクアン」という芋科の植物と、オリーブオイルを混ぜあわせ、さらにウコンの粉を加える。肌の老化を防ぎ美白効果も抜群だという。

早速、栄子アニキとガチャピンもマッサージで身を清めることに。女性だけが味わえる心地良いマッサージに旅の疲れを癒され、天国に行ってしまった2人。

一方男性陣は、目の前のセクシーな光景に男どもの視線は釘付け。すると次の瞬間!何とガチャピン、ブラ外し!

ボクサー「この腰のラインが好きなんだよ」

さらに!何と半ケツ!想いを寄せるガチャピンの半チチ、半ケツにDAIは

DAI「ガチャピン動かない方がいいと思うよ。動くと俺らドキドキ」

 

タジィがあいのりリタイアを決意

一つの恋が始まろうとしていたインドネシアの旅。だがその一方、そういえば、絶望にあえぐ一人のメンバーを忘れていた。タジィだ!

「追試」が理由で決まってしまったタジィの旅の期限。再び気になり始めていたゆっきーはデング熱病でドクターストップ。以来、タジィは栄子アニキとガチャピン、恋愛二者択一のつらい旅を続けてきた。

しかし2人に対して恋が生まれる事もなくタジィの旅の期限はあと2日後に迫っていた。

タジィ“こんばんは、タジィです。ハァ~…今日も昨日と一緒でこれといって変化はありません。もう……どうすれば……”

もはや日課となったスタッフとの相談タイム。すると

スタッフ「飲みたがってるようだから」

タジィ「すみません。お言葉に甘えちゃって」

哀れみビール

タジィ「あと残り2日ですね。いい娘なんですけどね。でも友達にしか見えないみたいな。2人は。残り2日ですね」

そして

タジィ「やっぱりリタイアかなと」

ついにタジィは恋する事を諦め、リタイアを決意した!

 

新メンバーのさくらに一目惚れをしたタジィ

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迎えた翌日。タジィの旅は残り2日。この日は、ゆっきーに代わる新メンバー合流の日。

待望の女性新メンバーに、大盛り上がりの車内。そんな中一人表情の暗いタジィ

タジィ“正直、新メンバーが入ってきたとして2日でどうこうなるのかなあ”

リタイアを決意したタジィは、今、ひとり闇の中にいた。

そして、走る事20分。その時!女性新メンバー発見!

さくら「東京から来たさくらです。いい女より幸せな女になる為にインドネシアにきました」

さくら(26歳)は東京都出身で派遣事務スタッフ。この旅で幸せな女になりたいおっとり系。

そんな新メンバーさくらの笑顔に、いきなりスイッチが入った男が!何とタジィだ

タジィ“大吉でございます!さくらの笑顔最高です!ホントに心からさくらに出会えた事を神様に感謝!”

そして!迷わずカバン持ち。さくら合流でまたもタジィの恋が走り出した!

 

新メンバーさくらを加え、出発したラブワゴン。その車内。残り2日のタジィはさくらの隣をガッチリキープ。そして、タジィのかけた第一声は

タジィ「さくらはどんなタイプの子が好きなの?」

時間がないので直球勝負!

さくら「うーん、そうだな。なんか常識のある人。思いやり持てる人。人に対して」

タジィ“しっかり自分の意見も持ってるし芯も通ってるし俺に一番合いそうだなあっていう”

ワゴンを降りた7人は市内の公園へ。ここで、早速新メンバーさくらを誘おうと、タジィが近づく。すると

さくら「ここってトイレとかってある?」

タジィ「トイレ?トイレ行きたい?たぶん紙がないから」

さくら「あるよ」

そんな空回りのタジィに近づいたのは、魚屋浅ちゃん!そして

浅ちゃん「(さくらに)行けや」

タジィ「俺は彼女と行くよ」

いち早くタジィの恋に気付いていた浅ちゃんは、エールを送り、他のメンバーの元へ。そしてタジィは1人さくらのトイレ待ち。

 

フリータイムでタジィがさくらに猛烈アタック

そして5分後、トイレから帰って来たさくら。しかし……通過。

タジィ「さくら!」

さくら「どうすればいいんですか?」

タジィ「これを俗に言うフリータイムってやつかな」

さくら「何してればいいの?話すの?」

タジィ「好きなように自由に、誰を誘ってもいいし、戦争だよ」

さくら「本当初日でよくわかんないや。右も左も」

タジィ「基本は話したい人と話せばいいんじゃない?慣れないと思うけど」

さくら「でも色々気遣ってもらってる気がする」

タジィ「そう?いつもこうだよ俺は」

さくら「一応リーダーなの?」

何!リーダー!?

タジィ「仮にもリーダー」

さくら「リーダーなんだ?」

タジィ「そう。仮にもね」

さくらに褒められて超ゴキゲンのタジィ。そして

タジィ「さくらは何か夢とかあるの?俺はあるよ」

フィリピンでゆっきー相手にショップのオーナーになる夢を熱く語っていたタジィ。しかし

タジィ「最近、保父さんもいいかなとか思う。すごい良いよ子供は。もしも俺が幼稚園に就職するんだったら子供に夢を与える幼稚園にしたいな。ディズニーランドみたいな空間にしたい」

さらにタジィは

タジィ「桜って良いよね」

さくら「いいよ」

タジィ「私も良いよみたいな感じだった。風で桜が舞ってるのも良いよね」

タジィ“今日はさくら満開でございます。僕の運命の人さくら。もう、ガムシャラに行くしかない!”

今、タジィ列島を北上する恋のさくら前線。開花予想は2日後に迫っていた!
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