タジィが追試によってリタイアした後、浅ちゃんとガチャピンの恋が動き出す/初代あいのり第182話のネタバレ
初代あいのり181話では、新メンバーとして合流したさくらに対して、残り時間の少ないタジィが猛アタックする回でした。
182話の題名は「世界に一つだけの花」フジテレビでのオンエア日は2003年7月28日。
またまた、さくらを呼び出すタジィ
古都ジョグジャカルタの夜。日付が変わろうとする頃、1人のメンバーが部屋を出た。これがあいのりの旅最後の夜となるタジィ!どこへ向かうのか
タジィ“本当にここ2日間だけですけど充実してたなと思うし、素直になる事って大事なんだなって”
そして!向かった先は…ラブワゴン!告白を決意したらドライバーから日本行きのチケッとを受け取りって……
あれ?ドライバーがいない!そしてタジィはなぜか誰もいないラブワゴンの中へ。するとそこへやって来たのは愛しのさくら!タジィはラブワゴンにさくらを呼び出していた。
タジィ「夜遅くに…寝てた?」
さくら「寝てたよー。大丈夫だよ」
タジィ「今日はちょっと僕の話を聞いてほしいんだ」
さくら「はーい」
タジィ「俺はカナダからカナダ、フィリピン、インドネシアって旅してきて明日で俺ラブワゴンを降りなきゃいけないんだよ。日本でちょっととある試験(追試)を受けなきゃいけなくて。それがすごい近いんで…」
さくら「期限があったんだね」
タジィ「そうだね。そんな中、予期せぬ新メンバーさくらが入ってきてすごい話したいなって思ったから昨日もすごい話したと思うし。本当芯の通った子だって思ったし。次の国とかあれば、もしかしたら告白してたかもしれない」
さくら「ありがとう」
タジィ「でも…」
昨日出会ったさくらにかつてない恋の予感を感じていたタジィ。その想いは分刻みで高まる一方だった。
しかし、合流したばかりで、旅にさえまだ慣れてないさくらに、告白という重荷を背負わす事はタジィには出来なかった。
タジィ「旅をしてきて俺が言える事はカッコ悪くても周りがどう思おうがガムシャラでいて欲しいよね。俺もうちょっと今、泣いちゃいそうだけどさ、頑張って」
さくら「うん」
タジィ「桜満開、ガムシャラさくらでいて下さい」
さくら「ありがとう」
タジィ「暑いなここ」
タジィのあいのりの旅が終了!
翌朝。ホテルを出発するメンバーたち。
栄子「はい、おはよう」
ガチャピン「あっタジィ、オシャレじゃん。今日」
栄子「はい、行くわよー」
タジィ「で…」
栄子「あれ?あれ?あれ?」
タジィ「ちょっとお話が」
栄子「はいはいはい」
タジィ「とても突然でね。俺も自分でもびっくりしてる位なんだけど。ここでラブワゴンを」
栄子「何で?どういう事タジィ」
タジィ「日本から連絡が来てどうしても受けなきゃいけない再試験があって」
あんまりなリタイア理由に言葉を失うメンバー達。
タジィ「本当に後悔のないように。俺みたいにいつ何があるか分からないし。再テストって何?みたいな」
ガチャピン「ダメだったんだ」
タジィ「びつくり。みたいな」
最後までタジィはメンバーを気遣い、明るく盛り上げた
タジィ「皆、本当に頑張って。それだけしか言えないけど。じゃあね」
メンバー「バイバイ」「じゃあね」
タジィ「終わったか」
こうして3カ国に渡るタジィの旅が終わった…(追試で)
新リーダーの浅ちゃんは気合十分
タジィが追試を受ける為、帰国し、6人となった。ガチャピンに想いを寄せるDAI。そんなDAIが気になり始めたガチャピン。さらなる恋は動き始めるのか!?
タジィと別れたラブワゴンは、一気にジャワ島を横断。さらにフェリーに乗り継ぎ、6人がやってきたのはバリ島!アジア1の南国リゾート。年間150万人もの観光客が訪れるこの島は、独特の民族舞踊や、ヒンドゥーの歴史をたたえる建造物など実に神秘的な魅力で人々をとりこにする。
この日メンバーは、昼食をとりに食堂へ。するとここで、魚屋浅ちゃんに変化が
浅ちゃん「店の人は…エクスキューズミ―。じゃあ皆肉のスープの店だからそれを皆頼もう」
積極的に皆をまとめる浅ちゃん。実はタジィとの別れの際
タジィ「次のリーダーは浅ちゃんだから」
自称リーダーだったタジィから、今度は浅ちゃんが自称リーダーを引き継いでいた。
この食堂の名物は、「ソト・レドカン」という具だくさんのスープ。牛肉・もやし・干しえびの上に、たっぷりだしをとったスープをかければ出来上がり。インドネシア庶民の味は、一杯150円。
栄子「じゃあ今日から長の浅ちゃんから(一言)」
浅ちゃん「かなわんな。でも長って言っても俺も自信ないし。是非とも助けて頂きたい。俺もやるから。それじゃあ皆暑いけど頑張ろうぜ。いただきます」
浅ちゃん“これからの旅、タジィが抜けた分オレががんばらなアカン”
翌朝。ホテルのロビーに集まるメンバー達。すると
「あれ?浅ちゃんは?」
「朝からいないよ」
なぜか浅ちゃんが朝からいない!一体どこへ行ったのか…?その時
浅ちゃん「こんにちは」
「あ~おはよう」
浅ちゃん、丸刈りで登場!実は浅ちゃん、この日の早朝、リーダーとなる決意の表れから髪をバッサリ切って来たのだ。このニューヘアーにメンバーの反応は
「誰?誰?」
「ごめんね私本当にこの人知らない」
「私も違和感があるもん」
「何でそんな短いの?」
「アキバ道に近づいちゃった」
「前髪微妙にななめってる」
「中学生だよ」
「若返りすぎ?」
「舎弟みたい感じ」
そして、栄子アニキからとどめの一言が
栄子「パン買ってきて」
さくらが浅ちゃんの新しい髪型を褒める
その日の午後。バリの海岸に向かったメンバーたち。すると海の上に建つ寺院を発見!岩礁の上に建てられたこのタナロット寺院にはヒンドゥー教の海の守護神が祀られている。
ここで落ち込んでいる浅ちゃんとさくらが2人きりに。するとさくらが
さくら「でも(その髪型)いいと思うよ。私だってねテレビで見てたじゃん。浅ちゃんの事。そっちのが見慣れてる」
浅ちゃん「でも確実にこんなんじゃなかったで」
さくら「あれ?そうだったっけ」
浅ちゃん「違うよ。何だよあんた」
さくら「皆ボロクソ言ってるけどでも愛されてる証拠だよ。あれは本当に」
浅ちゃん「でもマジで5分位マジブルーになってたからね。さっき」
そして
さくら「もうすぐ(夕日が)沈んじゃう。すごいキレイじゃない」
浅ちゃん「なんてキレイなんだ。バリだよこれが。楽園なんだよこれが」
バリの夕日が2人を包みこむ。この日の浅ちゃんの日記には
浅ちゃん“さくらが気を遣ってくれた。その優しさに少し救われた”
男性新メンバーのシマがあいのりに合流
6人を乗せ、バリ島を走るラブワゴン。すると、
ボクサー「空港じゃないの?」
そう、インドネシアの旅はここでお終い。次の国を目指すには、島国であるインドネシアから飛行機に乗らなければならない。ドライバーのジャロットさんとも、ここでお別れ。
次の目的地はボルネオ島の北にある小さな国。あいのり39カ国目「ブルネイ」ブルネイは、日本の千葉県程の国土に35万人が住む、とても小さな国。
と同時に、石油や天然ガスの輸出に支えられた、世界有数のお金持ちの国でもある。そんなブルネイに降り立った6人。すると
「ラブワゴンだ」
「オーイ」
「スマン?」
いきなり謝るドライバー発見!
「ナイストゥミーチュー」
スマンさん「ウェルカムブルネイ」
新しいドライバーの名前はスマンさん。名前の通り、とっても優しそうな2児のパパ。
早速、ラブワゴンに乗り込んだ6人。まずは、新メンバーを探す事に。窓の外には、リッチな街並み。そして、走る事10分
栄子「あ、いた」
「ギャー」
新メンバー発見!
シマ「熊本からきました。縞田崇と言います。シマと呼んでください」
シマ(28歳)は熊本県出身の九州男児。世界中を一人旅して培った度胸で、実業家を目指しているという大人の男。
ガチャピン「どんな女の子がタイプですか?」
シマ「芯があってワガママで」
「何でワガママがいいの?」
シマ「可愛いじゃない」
女性メンバー「おっと、ちょっと待って。大人の余裕!」
旅の資金は一人一日3000円。東南アジアとしては物価が高いこの国で、これが貧乏旅行をするギリギリの額。
7人は、ここブルネイの首都バンダル・スリ・ブガワンから西へと旅する事に。こうして、7人揃った新たな旅が始まった!
DAIとガチャピンはカップルになれるのか
早速、街へと繰り出した7人。
DAI「何、この国。素晴らしい」
ここはブルネイの首都、バンダル・スリ・ブガワン。治安が良く、クリーンな街並みが自慢の、ブルネイ最大の都市だ。
この街に住む国王は、アメリカの経済誌「フォーチュン」で世界一の資産家と認定された大富豪。そのド派手でリッチな生活ぶりは、半端じゃない。立ち寄ったイギリスのホテルが満室で宿泊出来ないと分かった時、そのホテルごと買い取ってしまったという逸話は有名。かと思えば、日本のAV女優を貢物として受け取り、週刊誌を賑わした過去も。
しかし、その国王が人々に尊敬されているのは、何不自由の無い暮らしを全ての国民に提供しているから。
そんな国ブルネイで、宿探しを始めた7人。しかし
ガチャピン「オーバーだね、かなり。50オーバーになるね」
物価が高いブルネイ。ホテルの金額も、貧乏旅行のメンバー達には高め。すると
シマ「Wearefirsttravelinginthecity…1人ちょっと小さなベッドになるけどいいかな?」
ガチャピン「全然平気」
英語も出来る大人の男シマの活躍で、7人は今日の宿を決定!早速、荷物を運び込む。すると
DAI「持つよ」
ガチャピン「あ、有難うDAI」
ガチャピンに優しく手を差し伸べる、沖縄ボーイDAIの姿が。ここのところ、2人一緒の事が多くなったガチャピンとDAI・・・。
公園その日の夕方。7人は川辺の公園へとやって来た。すると
ガチャピン「DAI行く?」
DAI「行こう!」
DAIとガチャピンが、2人きりに
DAI「危ない」
ガチャピン「有難うDAI」
DAI「大丈夫?すごいキレイだなここ。あの椰子が南国って感じで」
ガチャピン「いいよね」
すっかりいいムードの2人。すると、ストレートな沖縄ボーイDAIは
DAI「オレはガチャピンを気になるっていうのがあるんだよ」
ガチャピン「えっ嘘?私は…暑いな」
DAI「何?何?」
ガチャピン「照れてきた」
DAI「ハハハ」
いつになく積極的なDAI。そして、ガチャピンは
ガチャピン“私は本当に嬉しくてどんどんどんどんDAIが好きになってきてると思います”
浅ちゃんとガチャピン。それぞれの恋が動き出す!
翌日。7人は、街のショッピングモールでお買い物。すると、旅のリーダーとなった浅ちゃんが、
浅ちゃん「5時半に集合って事で解散しましょう。さくら一緒に行かん?一緒に行こう。行こう!」
浅ちゃん、自分でQ出しした瞬間、速攻でさくらを誘った!リーダーの特権、さりげなーくフル活用
さくら「どっちがいい?浅ちゃんセンスを信用する」
浅ちゃん「こっちでいいと思う」
さくら「こっち?これいくら?買えないって噂だよこれ」
そこで浅ちゃん
浅ちゃん「あー、ウィバイ。バット、アイハブオンリー10ダラー」
すると「OK」
さくら「OK?やった!」
浅ちゃん「可愛らしい喜び方するな」
さくら「すごいじゃん浅ちゃん」
長旅の経験を生かした浅ちゃんの活躍で、ショッピングを満喫する2人。
その日の夕方。7人が訪れたのは、油田地帯。ブルネイで採掘される原油のほとんどは日本に輸出されるという。一面に立ち並ぶ原油採掘機は、通称「うなづきロバ」と呼ばれる
ガチャピン「なんか匂いする、でも」
浅ちゃん「ホンマや」
栄子「ホント、石油っぽい匂いがする」
南シナ海の水平線に、南国ならではの美しい夕日が、静かに沈んで行く・・・。そんな海辺で
ガチャピン「そこ座ろう」
ガチャピンが浅ちゃんを誘った。ガチャピンと浅ちゃんはアメリカから5カ国、ずっと一緒に旅してきた仲。今では2人が、旅の最長老だ
ガチャピン「どう?」
浅ちゃん「俺最近すごい前向きだよ。でも昨日すごいちょっと考えてた。悩んでた」
ガチャピン「私分かっちゃった。それ何に悩んでるかが。好きな人がいるのよ。アナタは今きっと」
浅ちゃん「俺?いやでも言われてそうかなって思うよ」
ガチャピン「でしょ?でしょ?私。だって長いじゃん。付き合い。誘った時点でね私はね、この子すごいなぁって思ったんだ。結構、本気なんだなって。浅野今までそんな事した事ないだろオマエとか思いながら」
浅ちゃん「もう恥ずかしくてさ」
ガチャピン「何言ってんの。恥ずかしいとかなしでしょもう」
浅ちゃん「無しだねもう」
ガチャピン「もう何言ってんだか」
浅ちゃん「いらん事言うなってもう。いやぁ何や俺もうホンマガチャピンとは弱いな」
旅の旧友ガチャピンの前で、新たな想いを包み隠さず語った浅ちゃん。そして
浅ちゃん“オレは、さくらが好きです”
魚屋浅ちゃん、そして、ガチャピン。それぞれの恋が、今一気に走り始めた!