ダブル告白を受けた直也はなっちゃんへの想いを突き通した/初代あいのり第89話のネタバレ
初代あいのり88話では、あいのり史上発のユウとつっちーが直也へダブル告白をする回でした。
89話の題名は「Dreamer」フジテレビでのオンエア日は2001年8月9日。
直也の出した答えとは、、、
運命の場所、奥アマゾンの川辺で直也を待つユウ、そしてつっちー。思いもよらぬ展開を、ラブワゴンから見守るメンバー達。そして直也がやって来た。
明るい笑顔で一緒に旅を盛り上げてきたユウ。そして旅の途中、良き相談相手として直也を支えてくれたつっちー。果たして、直也の出した答えは?
直也「えっと、まずボリビアから一緒で2人ともすごい楽しかった。3人で夕陽とか見た時大事な話してるかと思ったからまずいかなとは思ったけど俺は3人で見たいんだと思ったし、そんな空間をありがとうって言いたい」
そして直也は自分の気持ちに正直に、勇気を持って決意した
直也「男として俺はなっちゃんの事が好きなんだ。正直な意見って良く分かんなくてただ好きだって事は分かってる事で。だけど2人に対して軽はずみな気持ちとかで接してない。ユウには自分らしさを失わないで頑張ってほしい。俺も頑張る。それは本当。絶対だよって思う」
ユウ「いっぱいいっぱい自信くれてありがとう」
直也がユウにチケットを返す。
直也「ありがとな。本当楽しかった」
ユウ「ありがとう」
直也「つっちー本当すごい楽しかったんだ」
つっちー「私も直也といる時間がすごい楽しかったり本当にありがとう」
チケットを返す直也。するとつっちーが直也に抱きついた。そしてユウも抱きつく。
直也「何かすごい仲間だったこの3人。じゃあ行くね」
つっちー「早く直也行くって」
別れのとき。直也だけがラブワゴンに乗り込む。頼りの先輩たちとの突然の別れで涙にくれるなっちゃん。そしてラブワゴンは2人を残し、走り出した。
つっちー「楽しかったな」
ユウ「良かった。好きな人がなっちゃんで」
こうして、共に旅してきたユウとつっちーの恋は終わった・・・
なっちゃんへの想いを突き通した直也
翌日、5人になったエクアドルの旅。その車内では、1人考え込んでいる直也
直也“オレはユウとつっちーに対してのことで頭の中がぐちゃぐちゃで、でもオレはなっちゃんが好き。どうしたら、いいんだろう”
なっちゃんを一途に想い続ける直也。しかしその気持ちを口に出来ない訳があった。直也はアメリカで成功する事を夢見ていた。
しかしなっちゃんには、かつて恋人が夢を追って自分のもとから去ってしまったという辛い過去があった。そんななっちゃんに、直也は自分の気持ちを胸にしまう事しか出来なかった。
なっちゃんも戸惑っていた
その日の午後、一行がやって来たのは、赤道記念公園。エクアドルとはスペイン語で「赤道」という意味なのだ。
そしてこの赤道は地球の南半球と北半球の境目だ。延々と続く赤道の線、教会の中まで続いている。南米大陸を北上して来たあいのりの旅は、いよいよ北半球へとたどり着いた!
そんな中、1人のなっちゃんを気遣い、関ちゃんが声を掛けた。
なっちゃん「寂しいよね」
関ちゃん「相談できる人がいない?」
なっちゃん「女の子いなくなっちゃったから」
関ちゃん「何で男の子にだって」
なっちゃん「そうだよね」
関ちゃん「なっちゃんの恋愛事情はどうなの?」
なっちゃん「うまくいってない。今までないんだよね。こんなに話ができなくなっちゃったりとか、緊張して手が震えちゃったりとか。私って見てて分かりやすい?」
関ちゃん「うん。分かりやすいけんね。って感じかな」
陽生が直也を気遣ってなっちゃんとの間に入るが、、、
その頃、直也は1人悩みに暮れていた。なっちゃんへの想いを取るのか?自分の夢を取るのか?二つの想いの狭間で直也の心は揺れ動いていた。そして
直也“今オレに出来ることは好きな人のためにここに残る事。自分の気持ちをなっちゃんにぶつける事”
ついに、直也はなっちゃんの元へ向かった。
直也「忙しい?ごめん」
雰囲気を察した関ちゃんが席を外す。
なっちゃん「直也、今日元気ないね」
直也「あるよ」
なっちゃん「いいんだよ。無理しなくて」
直也「なっちゃんの曲を弾きたいって言ったら、歌いたいって言ったら聞く?」
なっちゃん「聞くよ」
直也の歌を聞くと答えたなっっちゃん。しかし、その胸の内は複雑だった。ペルーから1人であいのりして、心細かったなっちゃん。そんな自分を励まし勇気付けてくれたのは、ラブワゴンに写真を残す事なく旅を去ったユウとつっちー。そんな2人の想いを断ってまでラブワゴンに残った直也の気持ちは、確実に自分に向かっている。直也の優しさも十分に分かっていた。ダイスケを想いながらも、様々なメンバーの想いがなっちゃんの心を締め付けていた。
直也「どっか歩く?グルグルと」
しかしそれでも、会話が進まない2人。
直也「何か俺すげえ格好悪い今。隣りにいる女性を楽しませてないから」
なっちゃん「えっそんな事ないよ」
どうしても、どこかぎこちない2人。その時なっちゃんが、陽生を見つけた。2人の暗いムードを感じ取った陽生。
この旅で男らしい直也を尊敬し、兄弟の契りを結んでいた陽生は、兄貴の為に一肌脱ごうとトークに参加!
陽生「なっちゃん初めて見たとき年下かと思っちゃったよ。でもよく近くでみると」
なっちゃん「うるさいなあ」
得意の話術で和んだ雰囲気を演出する陽生!さらに
陽生「なっちゃんの事見た時群馬かなあと思ったもん」
なっちゃん「うるさいな。新幹線通ってる?」
陽生「通ってない」
なっちゃん「どう思う?通ってないんだよ新幹線」
陽生「通ってないけどスーパーひたち号ってのが走ってる。新幹線なんかいらなくても東京まで近いです」
兄貴を忘れ、自分がトークを満喫!そんな中、いつもの明るさを取り戻したなっちゃんを見つめる直也
直也“陽生と話をしているなっちゃんは楽しそうでうれしかったけど少し、悲しかった…”
翌日、レストランで食事を取るメンバーたち。しかし、そこに直也の姿が無い。直也は食事を取るのも忘れ、部屋で1人思い悩んでいた。なっちゃんへの想いをとるのか?自分の夢を貫くべきか?
二つの想いに揺れ動き、苦しむ直也。そして直也はギターを手にした。
直也“俺がどんな夢を追いかけようと、好きな人を想う気持ちは変わらない”
夢を追う人は不安というなっちゃんへ、直也は自分なりの答えを歌に託そうとした・・・。
直也がなっちゃんを再び誘い出す
その日の夜、直也がなっちゃんを呼び出した。
直也「何を言ったらいいのかな。いろんな話たい事とかあったんだけど吹っ飛ぶんだよね毎回何か。題が無いんだけど歌作りました」
♪一番大切なものそれは愛だと思います。
思いやる気持ちがあれば素晴らしい事だと
話が上手くできない時でも
隣りにいれればすごく嬉しくて
時間と力と金があれば悩んだりしない
ためらいも無いのに♪
なっちゃん「ありがとう。すごいいい歌」
直也「良かった。また緊張してくる。中学生の気分なんだけど俺は。寒いから戻る。戻ろっか」
なっちゃん「うん」
直也「本当は夜景とか見たかった。夜景とか好き?」
なっちゃん「うん」
直也「また明日にでも行こう」
なっちゃん「そうだね」
直也「明日かな」
夜景を見に行く約束をした2人。唄に込められた直也の想いは、なっちゃんに届いただろうか?
直也がなっちゃんへ告白を決意!
翌日、外はあいにくの雨。天気の回復を待ちながら、思い思いに部屋で過ごすメンバーたち。
昼を過ぎても、一向に雨が止む気配はない。なっちゃんと夜景を見に行く約束をした直也。この日の夜景は直也にとって、ある特別な意味があった。祈るような気持ちで、雨が止むのを待つ。
するとその時、晴れてきた。そして直也が動いた。向かった先はラブワゴン。
直也「オーラ(こんにちは)。今日は一発ちょっと行くんで」
告白のチケットを受け取り、直也はラブワゴンに別れを告げた。
なっちゃんに全てを告げる事で、自ら旅に終止符をうつ決意をした直也。その切ない想いは、なっちゃんに届くのか?