なかなか心開かないダイスケに必死にアタックをするなっちゃん/初代あいのり第91話のネタバレ
初代あいのり90話では、直也がなっちゃんへ告白をするも、失敗をして帰国する回でした。
91話の題名は「ハートに火をつけて・・・」フジテレビでのオンエア日は2001年8月20日。
ダイスケがアッキーにキレる
新メンバーを迎え、パナマ最初の宿探しをする7人。するとアッキーが
アッキー「早く宿~」
あいかわらずのワガママぶりを発揮。合流してからずっと、思った事をそのまま口にしてきたアッキー。そんなアッキーの態度にキレたメンバーがいた!ダイスケだ!
そして1泊800円の宿にチェックインした7人、すると新メンバーやすとダイスケの部屋からダイスケの怒りに震えた声が
ダイスケ「飯はまだか、宿はまだか。お前何様や思うてん。お前女優か!しょっぱなからあんなん見させられたらこっちも引くわ思うてからね」
翌日、ラブワゴンには思いっきり不機嫌そうなダイスケの姿。そんな事は全く知らないアッキーがダイスケの隣へ。そしていつもの調子で喋り出すアッキー
アッキー「朝さ~お肉とあの変なやつ2個だけだったじゃん。あの変なやつね食べれなかったの。あれまずくない?味がない」
その時!たまりにたまったダイスケの怒りがついに爆発!!
ダイスケ「オイ!このワガママ娘が!」
アッキー「ワガママって言わないじゃん」
ダイスケ「オイ。この勘違いヤローが!メシ!メシ!早よメシ出せ!とか言ってん!オイ宿どこやとか言ってん」
アッキー「分かった。もう言わないよ」
そんなアッキーとダイスケの会話が聞こえてしまったなっちゃん。そしてダイスケは言ってはいけない一言を口にしてしまう。
ダイスケ「別に怖いと思われてもいいもん。嫌われたって別にいい。文句言ったらぶっ殺すぞ!」
そんなダイスケの言葉に、言葉を失うアッキー
アッキー“ダイスケが口数少ないから私がしゃべらないと…って思って話してるのにショックだった”
そしてもうひとり2人の会話に耳を傾けていたメンバーが…陽生だ
陽生“こんな明るい娘がいつか俺のハートに火をつけちゃうかも”
ダイスケへ向き合うなっちゃん
そしてラブワゴンはパナマを西に走り続け3時間。すると目の前には高層ビルが広がる。到着したのはパナマシティー。この街はパナマ運河を中心に発展した中米随一の経済都市。
7人はラブワゴンを降り休憩する事に。その時アッキーが突然泣き出してしまった。アッキーは車内でダイスケに言われた言葉に深く傷ついてしまったのだ。
なっちゃん「アドバイスもうまくしてあげられないんだけど。我慢しないで…」
一方、みんなの輪から離れ1人の世界に入ってしまったダイスケ。
そこへアッキーの事を話そうと近づくなっちゃん。しかし、ダイスケのただならぬ空気になっちゃんは声をかける事ができずその場を立ち去ってしまった。なっちゃんはいつももう少しの勇気が持てずにいた。
その時なっちゃんは想い出していた。エクアドルで本音をぶつけてきてくれた直也の事を
なっちゃん“直也は最後までがんばれよって言ってくれた。だから私も”
そしてなっちゃんは勇気を出してダイスケの元へ。
なっちゃん「おはようございます。ダイスケ旅楽しい?」
ダイスケ「…全然気分が乗らんのよ」
なっちゃん「乗らないんだ。何で?」
ダイスケ「…」
なっちゃん「分かんない?」
ダイスケ「いや分かるけど…」
なっちゃん「何どうしたの?」
ダイスケ「言いたくない」
なっちゃん「言いたくない?じゃあいいや」
会話はそこで途切れてしまった。
再び走り出したラブワゴン。その車内1人ふてくされるダイスケ。アッキーもしゃべろうとしない。ダイスケの影響でメンバーも誰も口を開こうとしない。心を閉ざし始めたダイスケ
ダイスケ“自分が今すごいおかしいと思うんですよ…何でこんな所おるんじゃろうと思ったり…どうやったら帰れるんかみたいな事考えてきて…”
ダイスケは深い闇の中をさまよっていた。そんなダイスケにどう接していいか分からないなっちゃん
なっちゃん“なんでこんな難しい人好きになっちゃったんだろう”
完全にあいのりメンバーの中で孤立しているダイスケ
この日7人がやってきたのは世界的に有名なパナマ運河。太平洋と大西洋を航路で結ぶ為に作られた、全長およそ80kmに及ぶ巨大運河。
その途中には水門が3ヵ所設けられている。地形によって、水面の高さが違うため船が運河を通る度に水面で水位を変えながら船を通過させていく。年間1300艘以上にのぼる船がパナマ運河を利用するという。
さっそく7人は、水門の展望台で運河を見学。この日1万tの貨物船が水門を通過しようとしていた。目の前の巨大な船に7人も大興奮。そんな中、運河の様子を全く見ようとしないダイスケ。
関ちゃん「ダイスケ」
関ちゃんが声をかけるが
ダイスケ「ええよ」
ダイスケはメンバーから完全に孤立していた。ダイスケの事が気になるなっちゃん。しかし自分がどうするべきなのかが分からずにいた。
なっちゃんが精一杯の想いをダイスケへぶつける
その夜、7人はパナマ料理レストランへ。店員さんはみんなパナマ帽で決めている。日本と同様ご飯を主食とするパナマ。インディカ米に牛肉と豆の煮込みがのったカルネ・ギ・サートはパナマの定食の様なもの。おいしい食事にメンバー達の食欲も進む。
そんな中、精神的な辛さから食欲を無くしていたダイスケは料理に手をつけようとしない。そんなダイスケの様子に責任を感じているのかアッキーの表情も冴えない。
なっちゃん「ごはん食べられそう?」
ダイスケ「…」
何とかダイスケの力になりたい。そんな思いで、なっちゃんはダイスケに付き添いラブワゴンへ。
なっちゃん「大丈夫?」
ダイスケ「大丈夫。ありがとう」
2人きりのラブワゴン。なっちゃんはずっと言いたかった事を勇気を出して切り出した
なっちゃん「私が言わなくてもいいのかもしれないけどダイスケにはやっぱり私が言いたいんだ。すっごい嫌なやつってイメージがついちゃってると思うのね。でもさダイスケにも良い所とかあるじゃん。そういうのも分かって欲しいから」
ダイスケ「俺昔からそうなんよ。部活やりよる時からも。じゃけ、結果的には後輩とかから嫌われとったけど言う事ははっきり言ってきたんじゃけ」
なっちゃん「でもダイスケの言葉で傷ついてる子がいるわけでしょ。そういうのはただ分かって欲しい。もっとちゃんと皆の事見て欲しいし」
なっちゃんは精一杯、ダイスケに本音をぶつけた。
ダイスケの変化
翌日、照りつけるパナマの日差しの中、7人がやってきたのは海。高波が押し寄せるビーチで、1人海を見つめるなっちゃん。その視線の先には、波に向かうダイスケの姿。何かをふっきるかのように
ダイスケ“なっちゃんと話してて自分の小ささが見えた”
そして、ダイスケはケジメを付ける為にアッキーを呼び出した。
ダイスケ「メンバー結構ガラッと変わったけぇ。新たにっていう気持ちあったんじゃけど(アッキーが)来た時全然乗ってなかったんよ。でそれでまぁ、ああいう態度とかも見してしもうたんじゃけど。言い方と態度がすごいきつかったじゃん。じゃけホントに反省したんよね」
アッキー「今思えば良かったなって思えるようになった」
素直に謝ったダイスケ。アッキーにも笑顔が。そしてダイスケは前向きに旅を続ける決意をした。なっちゃんの勇気で、ダイスケは生まれ変わろうとしていた。
陽生がアッキーに恋!?
ビーチから帰ってきた7人は、パナマの繁華街にくり出した。ここで関ちゃんが女性陣に気を利かせ、ソフトクリームをプレゼント。これにはアッキーも大喜び!そんなアッキーの笑顔を見た陽生は
陽生“オレはアッキーが好きだ!!”
その直後、陽生がとった行動はなぜかシャツ全開!そして
陽生「きもい?」
太陽に生まれた男、陽生の恋はそのシャツと共に全開していくこととなる。
翌日、7人は市内の1軒のお店へ。店内に飾られていたのは、パナマのポジェーラという民俗衣装。
早速、試着をさせてもらう。優香は赤いドレス、そして黒で大人っぽく決めたなっちゃん。からかわれて照れまくるアッキーに熱い視線を注ぐ陽生。目がコワイ…。
そして陽生は、アッキーを呼び出した
陽生「アッキーは、どういう恋愛したいの?」
アッキー「いつも早く決めちゃったりして今まで失敗してたりとか辛い思いしてるから良い所も悪い所も全部見てから承知の上で付き合いたいわけよ。そうすれば絶対続くと思うのね」
しっかり相手を見極めて恋愛したいと言うアッキー。
陽生「俺はどっちかっつったら何か楽しく昼デートしたりさ」
アッキー「別にどこ行くより公園とかでボケーっとしてんのがね。アッキー超好き!」
この時、陽生は
陽生“すごいいい娘。あんな娘いなかったんですよ。今まで付き合った中で。ああいう娘と付き合いたいなって昔から思ってたんですけど付き合えなかったから”
遊び人を気取ってハンパに生きてきた陽生は、今まで本気の恋をした事がなかった
陽生“いつもノリとかで付き合ったりノリで別れたり、付合う女とかも毎回一緒みたいな”
そして今、陽生は明るく素直なアッキーへの本気の恋に目覚め始めていた。
翌日、パナマ市内を走るラブワゴン。するとグラウンドでソフトボールを楽しんでいたパナマのおじさん達を発見。
7人はラブワゴンを降りて見学する事に。そのプレーに目を輝かせて見るダイスケ。
野球少年だったダイスケは、名門都城高校の元主将。その時、ダイスケの野球魂に火が付いた!そして、ダイスケ飛び入り参加!
すると見事なクリーンヒット!これにはなっちゃんも大喜び。ダイスケに熱い拍手を送るアッキー。そんなアッキーを見て陽生にも火が付いた。
そして第一球、空振り。第二球また空振り、陽生ピンチ!その時!
アッキー「がんばってー」
アッキーからの熱い声援が。その瞬間、陽生の目つきが変わった。愛する人の為に、その笑顔を見る為に陽生は最後の一球に全てを賭ける。
しかし、三振。陽生の日記には
陽生“僕は好きな人を目の前にしたら、あがってしまうようだ”
その後もメンバーはソフトボールで盛りあがる。しかし、新メンバー優香は皆の雰囲気に入れずにいた。
そして優香の様子に気付いていた関ちゃん。パナマから合流した優香はいつも沈んだような表情を浮かべ滅多に笑顔を見せる事がなかった。そんな優香が気になっていた関ちゃん。しかしどうして笑わないのか分からなかった。
関ちゃんが優香を誘い出す
その夜、関ちゃんが優香を誘いだした。そして関ちゃんは、優香の印象を話し始めた。
関ちゃん「俺の分析結果出していい?(優香を)動物に例えたらカラス。優香の中にカラスがいる。カラスって寂しいとかさ俺のイメージね。寂しいイメージがあんの、カラスって。優香は時々飛ぶの」
優香「カラスが?」
この関ちゃんに言われた言葉に優香は動揺を隠せなかった。
翌朝、ホテルで1人ピアノを弾く優香の姿が。実は優香には素直に笑えない理由があった
優香“一年半前、二十歳くらいの時に付き合ったすごい年上の人の恋愛だと思います”
22歳年上の男性との不倫の関係。失恋に終わったその恋は彼女の心に暗い影を落していた
優香“私、不倫て思ってなかったんですけど。彼が別居とかしてたから…彼にどっか遠慮しすぎてる…電話とか掛けても掛かってきたりとかもしないの。例えばでもそれで文句を言いたいじゃないですか。それ言ったら終わりにしようって言われるんじゃないかなってずっと思ってて。何にも要求できなかった”
不倫の恋で、自分の感情を押し殺し続け笑顔を無くしてしまった優香。そんな心の傷を忘れるため新しい出逢いを求めあいのりに参加したのだった。
そして今、不倫の恋で心を閉ざす優香と関ちゃんとの間に思いがけないラブストーリーが始まろうとしていた。