レゲエのパッとしない態度に戸惑うミカとみずほ/初代あいのり第116話のネタバレ
初代あいのり115話では、レゲエへ思いを寄せるみずほ。一方でみずほが気になるTAKA。色々な恋が動き出す回でした。
116話の題名は「宿題」フジテレビでのオンエア日は2002年3月11日。
切ない思いを芳ちゃんへ伝えるみずほ
90メートルの崖下りに挑戦するメンバー達。恐怖のあまり一度は諦めかけたみずほだがレゲエへの想いが、みずほの背中を押した!再び挑戦するみずほ。しかし、
芳ちゃん「無理?止めよう」
みずほ「行けない」
みずほ、ついに断念。芳ちゃんが、泣き出しそうなみずほを励ます
みずほ「悔しい」
芳ちゃん「しょうがないべ。あれは怖い確かに」
仕方なく2人は崖下りを断念し遠回りして下山する事に。すると芳ちゃん
芳ちゃん「メガネが…あっいっちゃった。全然見えないんだけど」
芳ちゃんのおかげで、みずほに笑顔が戻った。そんな山道の途中で休憩を取る事にした2人。
みずほ「今のまま例えばリタイアして帰ったとするやん。そしたら悔しい気持ちだけ残って帰るやん。それだったらちゃんと気持ち言って自分の中で納得してそしたらその時だけは考えてくれるやん。その1日だけは」
旅の親友芳ちゃんに、みずほはレゲエへの切ない胸の内を告げた。
そして3時間後、ようやく先に帰ってきていたメンバーと合流。みずほを気遣い崖から降りなかった芳ちゃんは
芳ちゃん「飛べなかった。あれはちょっと飛べないね」
みずほを庇うために、嘘をつく芳ちゃん。そんな芳ちゃんに気付いたゆき姉
ゆき姉「芳ちゃん男らしかった」
芳ちゃん「いや俺も無理だった」
芳ちゃんの優しさを、ゆき姉は見抜いていた。
みずほが恋愛をしていることに気づくTAKAはショックを受ける
ジャングルを後にして旅を続けるラブワゴン。途中、休憩に立ち寄った公園でハーフのTAKAが想いを寄せるみずほを誘った!TAKAはみずほがレゲエに恋している事をまだ知らない。
TAKA「入った時からずっと思ってたのはすっごい暗くなってなかった?」
みずほ「そんな事あるかな」
TAKA「俺絶対おかしいと思った。全部日記に書いてあるよ。みずほだけは」
思いっきり口を滑らすTAKA
TAKA「みずほが今日も明日も。ずっと気遣ってた。特にあなたには」
みずほ「全然気遣わんでいいよ」
みずほ、TAKAの気持ちに全く気付かない。さらにみずほ
みずほ「国変わったら新メンバー入って来るの分かっとったんやけど入ってきて欲しくなかった。怖かった。あの人に急に恋愛されるのが怖いし」
あ、言っちゃった。そんなみずほにTAKAは
TAKA“ショック!みずほは恋愛してる…”
そしてこの後、さらなる試練がTAKAを待ち受けていた。
ラブワゴンはメキシコへ
ベリーズの旅を続けるラブワゴン。すると北海道の4分の1の大きさしかないベリーズの旅は、早くも終了。ドライバーのアーネストともお別れ。
涙で別れを告げ、新たな国を目指す6人。国境は橋の上。それにしても何とも激しい交通量。
6人がやって来たのはメキシコ。日本の5倍の国土に9千5百万人が暮らす中央アメリカ最大の国。ジャングル、砂漠、そして美しい海といった様々な大自然に彩られ、マヤ文明の末裔である少数民族から大都会の住人まで実に多彩な人々が暮らしている。
あいのりの旅は28カ国目に突入!そしてレゲエは、長旅記録単独2位の7カ国目。その時、ドライバー発見!メキシコのドライバーはエドワルドさん31歳。身長180センチ、体重140キロ、あいのり史上最大の巨漢ドライバーだ。
メンバーに渡された旅の資金は1人1日3千円。これで旅に掛かる費用の一切を賄う。メキシコに入ったあいのりの旅はこの広大な国を一路北上する事に。こうして、新たな旅がスタートした!
タイガーがあいのりに参入!
まずラブワゴンが走り始めたのはユカタン半島。8世紀頃マヤ文明が栄えたメキシコ南部に位置する地域でどこまでも続く広大なジャングルには、当時の遺跡が点在する。そして、村々ではマヤの伝統を受け継ぐ少数民族が、独自の生活を今も営んでいる。
そんなユカタン半島を走る事20分。何と、新メンバー発見!しかしこの男、何人?しかも誰かに似てる
タイガー「フィリピンカラ参リマシテ。タイガート呼ンデ下サイ」
なるほどタイガー・ウッズにそっくり!
タイガー(アルフレッド・ロドリゲス)は25歳でフィリピン出身。システムエンジニアをしていて、東大でコンピュータを学んだフィリピンの超エリート青年。
タイガー「仕事ヤッテルンデス。SEデス」
芳ちゃん「あぁシステムエンジニア」
ゆき姉「すごい頭いい」
更に何と、空手3段の実力者!こうして7人揃ったあいのりの旅。そして、この新メンバー・タイガーが、ラブワゴンに新たな嵐を呼び込む事になる・・・。
その夜。メキシコ初の食事に繰り出した7人。注文したのはメキシコ料理を代表する庶民の味、タコス。
タコスには様々な種類がある。牛肉炒めを乗せたスタンダードなタイプと串刺しの豚肉とパイナップルをたっぷり火で炙り、削ぎ落とした物を具にしたパストロ。本場のタコス、大好評!
芳ちゃん「これもう一個頼むべ」
するとタイガーが颯爽とスペイン語でオーダーする。何とスペイン人とフィリピン人のハーフというタイガー、英語は勿論スペイン語も出来る。
そんなタイガーに、第一印象を聞いてみると
タイガー「ミズホサン!SMILEト目ガSMILE所ガネ、気ニ入ッタンデス。カワイイト思イマス」
何と、みずほ!しかもかなりの好印象!レゲエに想いを寄せるみずほに対してTAKAだけでなくタイガーまでもが参戦!こうして始まった前代未聞の5角関係!錯綜する恋愛模様から真実の愛を紡ぎ出すのは、果たして誰なのか?
タイガーがみずほを誘う
翌日、何事にも積極的な男タイガーは、早速みずほを誘い出した。
みずほ「楽しい?旅は」
タイガー「楽シイ。デモチョット不安二ナル」
みずほ「何でも聞いて先輩だから」
タイガー「私優シイ女性ニ弱イヨ。女性ハネ言葉ヨリネ優シテクレル。ダッタラ私恋落チルヨ。ヤベッ!何言ッチャッタノヨ」
みずほ「赤くなっとうよ。もう大丈夫?勉強になるよきっとこの旅は。見てれば絶対好きになる人とか出てくるし一杯話せばいい所とか一杯見えてくるよ」
タイガー「ミズホサンハ?」
みずほ「私の目標は強くなる事。勇気を持つ事。自信を持つ事。かな」
タイガー「デハ一緒二頑張ロウ。指切リ」
旅の決意を宣言したみずほ。それは勿論、想いを寄せる相手レゲエと向き合うための意気込み。
その夜。タイガーが、1人部屋で取り出したのは携帯キーボードに最新型のPDA!実はタイガー来日して6年だが日本語を書くのはまだ苦手。
そこで分からない言葉を日本語変換しながら毎日日記を書いているのだ。そんなタイガーの日記には
タイガー“みずほさんの可愛さだけではなくて前向き、勇気に恋に落ちそう!”
レゲエの態度に戸惑うミカ
翌日。音大出身のミカが、レゲエと2人きりに。ミカは第一印象で意識して以来レゲエといい感じで旅を続けていた
ミカ「もう7カ国目ね。難しい?」
レゲエ「出会いが大切やん。歩きよって角があってちょうどぶつかって、あっすみません。で、こうちょっと時間が経って転校生を紹介しますって、あっとか、朝の!とかそんなの」
ミカ「無い。無い。一目ぼれする?」
レゲエ「一目ぼれ。だけぇ」
ミカ「でもずっとそのまんまよね結局。そうやって自分が一目ぼれするような娘が来るまで」
レゲエ「難しいよね。でもう7カ国やし。カ国が増えるごとカコクやね」
ミカ「そうね。そうっぽいね」
レゲエ「そうでもないよ」
ミカ「それ!本当にさ、そうやって過酷って言っといてそうでもないよってさどっち?」
レゲエ「わかんないっすよ」
ミカ「全然何言ってんのかわかんない」
レゲエ「自分でも今分からんもん」
恋愛出来ないという悩みを抱え、肝心の話になると言葉を濁してしまうレゲエ。そんなレゲエに、ミカは戸惑いを感じ始めていた・・・。
その日の午後、ドライバーのエドワルドさんが7人を案内してくれたのはとある洞窟。しかしここは、ただの洞窟ではなかった!
ここは地下の天然プール。ユカタン半島の森には石灰岩が多く洞窟や地下水脈をかたち作っている。天井から零れ落ちる日差しが、幻想的な水の色を演出する。
早速水着に着替える7人。地上での様々な想いを忘れる事が出来るひと時。そして、そんな中男性陣が潜水競争をする事に。
対戦するのは、運動神経抜群のレゲエと芳ちゃん。真剣勝負が始まった!大方の予想はロブスター漁でも大活躍したレゲエ。
すると芳ちゃん、圧勝!さらに自分との勝負に挑む芳ちゃん、2分を突破!記録は2分40秒、芳ちゃんダントツの優勝!ゆき姉も逞しい芳ちゃんを祝福!
しかし、そんな芳ちゃんに、思いも寄らない恋の嵐が一気に吹き荒れる事となる!
芳ちゃんに惹かれるゆき姉
翌日、近くの山にハイキングに出かけた7人。すると木登りして作業中のオジサンと遭遇。実はこの木から、ガムのベースとなるチクレと呼ばれる樹液が採れるのだ。
集められたチクレは、火にかけ乾燥させるとガム・ベースになる。ここユカタン半島は海外にも輸出するチクレの世界的産地。
このガム・ベースをひとかけら頂き、味見してみる7人。
ゆき姉「ガム1時間噛んだような感じ」
そんな樹液の採集を、オジサンが7人に教えてくれるという。足に爪を付けロープを体に巻くこの地方独特の登り方。これはなかなか難しそうだ。
そこで挑戦を名乗り出たのは芳ちゃんだ!だが素人にはかなり危険な作業のようだ。しかし芳ちゃんは諦めずに再び挑戦するという。芳ちゃんを見守るメンバー達。
すると芳ちゃん、見事に登り切った。そして鮮やかな手捌きで木を刻む。キューバであいのりしてからすでに5カ国を過ごしてきた芳ちゃん。そこには、昔の軟弱な芳ちゃんの姿はもう無かった。
その日の午後。公園で、ゆき姉とレゲエが2人きりに。いつの間にか旅のベテランとなってしまった2人は、気心の知れた良き相談相手でもあった。
レゲエ「そよ風吹いた?」
ゆき姉「うん吹きよう」
レゲエ「青春の方向に行きよう?」
ゆき姉「うん」
レゲエ「本当に?分からんかった。全然気付かんかった。頑張れよ」
ゆき姉「うん。頑張るよ」
レゲエ「もっと積極的にいかな。アグレッシブに。そっかあ頑張らなね。優しい風が吹きようよ」
どうやら、ゆき姉には想いを寄せる相手がいるらしい。グアテマラでタケの告白を断ったゆき姉。ゆき姉にはこの旅に残らなければならない理由があった
ゆき姉“タケに告白された時、私の宿題はまだ終わってないって思った。芳ちゃんのいるラブワゴンに残りたいって思った”
キューバで一緒にあいのりしたゆき姉と芳ちゃん。旅の初めゆき姉はやすに夢中だった。そして訪れた失恋。ゆき姉は、恋する勇気を失いかけていた。
しかし、旅を続けていく内に、いつしかゆき姉の日記には、芳ちゃんの事ばかりが書かれるようになっていった。それは、ゆき姉自身も気付かぬ内に起きた心の変化だった。
ゆき姉“木登り落ちてももう一回やりたいって言った。5カ国旅してきて芳ちゃんは何回も落ちた。でも皆の知らない間に色んな物身に付けた。今まで芳ちゃんの事見てこれて良かった。そして、ずっとずっと一緒におりたい”
5カ国の時を経て、いま誰も想像しなかった恋がその幕を開けようとしていた!