身長コンプレックスを抱える知くんが、早速おすぎへ恋をするも、、、/初代あいのり第130話のネタバレ
初代あいのり129話では、誰もいなくなったラブワゴンが再出発でニュージーランドからはじまった回でした。
130話の題名は「8センチの想い」フジテレビでのオンエア日は2002年7月8日。
南ちゃんと知くんの共通点
この日、オークランドを出発したラブワゴンは、郊外へ。目の前に広がるのはニュージーランドののどかな風景。
その時道路を埋め尽くすとんでもない数の羊達。羊に道をふさがれてしまったラブワゴン。
しかし、羊の数が人口の15倍にも上るこの国では、こんなことは日常茶飯事。その為、道路には羊に注意の標識が、さらに、乗馬している人に注意の標識。場所によってはペンギンに注意まである。まさにニュージーランド、恐るべし。
その夜、ホテルで熱く語り合うのは、ストリートミュージシャンの知くんと、若奈に一目惚れの南ちゃん。2人にはある共通点が。
南ちゃん「俺って実は双子なんだ」
知くん「マジで?俺も双子よ」
何と2人とも双子同志。一卵性の双子の弟を持つ南ちゃん。一方知くんも一卵性、同じストリートミュージシャンの兄を持つ。
知くん「初めてやね。こんな背の大きい子ばっかりちゅうの。何でか知らないけどビビっちょる」
南ちゃん「分かるよそれ。だって俺なんかもてないから見た目だけでかっこいいやつだったら黙ってても女が話かけてくんじゃん。俺とかしゃべんなきゃダメだと思ってるからとりあえずひたすらしゃべってんの。ずーっつとベラベラ。俺結構、好きな人できたら周りにすぐ言っちゃうんだ」
知くん「誰が一番?」
南ちゃん「天然が好きだから若奈かな」
南ちゃん正直に告白。すると
知くん「俺はおすぎ」
知くんも腹を割る
知くん「よし頑張ろうね。同じ双子やし」
ここにチームツインズ誕生!その後、部屋に戻った南ちゃんはいつもの日課を始めていた。
旅の初日、愛しの若奈に鼻クソを見つけられた南ちゃん
南ちゃん“これから自分は、鼻クソに気を付けようと思った”
早速、南ちゃんが若奈を誘い出す
その翌日。鼻の手入れも万全に、南ちゃんは想いを寄せる若奈を誘い出した。リラックスモードの南ちゃん。ガッツキトークスタート。
南ちゃん「一目ぼれとかすごい多いんだ。良いと思うとすげぇ好きになっちゃうんだ。俺は向こうに嫌なことされても我慢できるんだ。好きになっちゃうと」
若奈「私が鼻くそって言ったことあれ謝んなきゃって。ちょっと怒ってるでしょ?本当は」
南ちゃん「怒らないよ。でも恥ずかしかった」
若奈「(色が)グレーだったよ。半生?」
南ちゃん「半生」
鼻クソショックも収まり、南ちゃんに至福の時が・・・そしてワゴンに乗り込むメンバー達。
その時南ちゃんの顔をじっと見つめる若奈
若菜「また(鼻クソ)出てる」
南ちゃん、二度目の鼻クソ発覚!果たして、ガッツキ南ちゃんの鼻クソが無事なくなる日は訪れるのだろうか?
身長コンプレックスを抱える知くん
安宿で迎えた夜。1人思い悩むメンバーがいた。ストリートミュージシャンの知くんだ。
身長157センチの小さな体は、その心までも萎縮させていた知くん
知くん“やっぱり自信がないし考え込んだりするんですよ。悪い方向に。だから今までも背の低い子と付き合ったり、背高くて良いなって思っても自分より背が高いからやめとこうみたいな。きっかけなんですよね。自分の中でこの旅って。ここで変えなきゃいつ変えるのかって思うんですよ”
身長コンプレックスゆえに自分に自信がなかった。そんな自分を変えたくて知くんは旅に参加していた。
翌日、ホテルを出発したラブワゴンは羊の群れの中をひた走る。この日訪れたのは北島の中央に位置する街、ロトルア。
7人はニュージーランドの先住民族、マオリ族の村を訪ねることに。まずは村の人々とご挨拶。鼻と鼻とをこすり合わせるのがマオリ族の友情の証だという。
マオリ族の衣装に着替えたメンバー達。マオリでは、男は強くなければならないという。すると村長がすもうで力比べをしようと言い出した。その対戦相手とはマオリ族、若頭筆頭アンソニー・ルワンガ。身長197cm、ラグビーで鍛え上げられたまさに鋼の肉体。
その時!名乗りを上げたのは何と知くん。身長157センチ。2人の身長差は、ピッタリ40センチ。しかし・・・知くん、子供扱い。これにはおすぎ大爆笑。
続いて南ちゃん・・・つぶされる。コータも全く歯が立たず。破壊力ケタ違いのこの男。
最後に挑むのは19歳の圭介!何と圭介、マオリの勇者に勝利!実は圭介、高校時代、レスリング部で鳴らしたかなりの強者。
そんな圭介の奇跡の勝利に女性陣大喜び!一方、負け犬3匹、ヘコむ・・・。
その日の午後、村の人達がマオリの伝統料理をご馳走してくれる事に。その料理とは、土に埋めた蒸し料理らしい。
蒸し料理といえば世界を旅するラブワゴンは、これまで様々な地中で蒸す料理に遭遇。
チリ・プエルトモンでは、葉っぱを重ねた中に貝やソーセージ、牛肉などを入れ蒸した料理。
グアテマラ・コバンではモシュという葉に包まれた豚肉と野菜の蒸し料理。
メキシコ・ユカタン半島では、香辛料がたっぷり入った鶏肉の蒸し料理。
そして、ニュージーランドの蒸し料理は何とうなぎの姿蒸し。ハーブと一緒にうなぎを蒸し焼きにしたハンギは、マオリ族の名物だという。
その味は大好評!マオリの人々の温かさにふれ、7人は大感激。
高まるおすぎへの想い
そして翌日、やって来たのはニュージーランドの旅で初めての海。憧れの南太平洋が目の前に広がる。
そんな中、突然砂浜に穴を掘り始めた男性陣。その穴に呉服屋のゆりを埋める。一体何が始まるのか?
それを見た知くん、なぜかニヤリ。すかさず写真を撮るコータ。すると身長ピッタリ、素敵な偽造写真完成?
さらに今度は天然娘若奈とポーズ。知くん上機嫌。気を良くした知くんは、その勢いで密かに想いを寄せつつあるおすぎを誘った。だが、緊張気味の知くん。すると、
おすぎ「コ―ラック飲まないとでなくなってきた。ケツがやばい。切れる切れる」
知くん「俺の前で言わなくてもよくねぇか」
合流直後、知くんの歌を聞いて涙を流したおすぎ
おすぎ「詩見てうーってくるじゃん。何かね共感。そういう風に思ってもらえたら嬉しいなって思うとおぉ良い詩だって。やっぱり夢があるといいよね」
知くん「おすぎだってそんな夢あったやろ」
知くん「あった。それにむかってる時は良かったけど挫折してからは何もすることなくて飲んでばっかりで。遊んでばっかり。何してるんだろうって毎日」
ボディボードで世界ランク9位まで登りつめたおすぎ。しかし練習中に靭帯損傷の大ケガを負い、選手生命は絶たれてしまった。そんな心の傷をおすぎは笑顔で隠していた
おすぎ「もしその人に夢があるなら便乗したくなる。私も共感できるというか応援できる人がいいなって」
その日の知くんの日記には
知くん“おすぎと話して僕はなんて器の小さい男だと感じた。もっとおすぎを知りたい”
高まっていく知くんの想い、身長差8センチの恋が、今大きく動き出そうとしていた。
コータの独特の世界観についていけない、あいのりメンバー
7人は、マオリの宿泊施設があると聞き訪ねる事に。
その車内、元ボディーボーダーおすぎの隣には恋愛小説家コータ。
心ときめいた女性を「ロマンスさん」と呼び、毎日1人ロマンスさんを認定すると決めたコータ。この日の日記には
コータ“今日はおすぎがロマンスさん”
恋愛小説家コータにはこの日、作戦があった
コータ「2番はちょっと良く覚えてないけれども歌えば思い出すんだけれども」
歌を歌うと言い出したコータ、その歌とはなぜか、ドイツ語の歌。
そして5分経過。ノリノリのコータの歌はついに9番に突入!更に10番へ。これにはおすぎ、もううんざり。
7人はマオリの宿泊施設に到着。ここは、マライというマオリ族の集会場。代々の先祖が祭られ、様々な行事に使われる、一族にとって大変神聖な場所だという。
という事で、7人は間違いが起きない様に、男女の間に仕切りを作る事に。しかし、これが逆に想像力をかき立てる。
男3人が静かに興奮しているかたわらで、ひとりお金を数えている恋愛小説家コータ。最年長28歳という理由で金庫番を任されていたコータは、実は今、大きな壁にぶつかっていた。
小説~TogetherWith・・・~八神華夜(コータ)~
コータ“レストランの店内はこじんまりとしていていかにも居心地よく僕達を招き入れる。
祐司(圭介)『タケルー(コータ)、注文どうする?』
食欲のままの口調で祐司(圭介)が尋ねてくると僕の心は現実の重みを受けて一気に沈み込む。
乏しいお金をやり繰りしなければ僕達の先行きはたちどころに行き詰まる。かといって締めすぎれば、皆の不満を一心に受けるのは僕。
タケルー(コータ)『うーんと、この辺りかな』
僕が選択肢を提示すると祐司(圭介)がいけずうずうしく
祐司(圭介)『えー、このTボーンは駄目なの?』
と言ってよこす。そこに気遣いのかけらもない。ふざけんなつづく”
この日の深夜。7人は仕切りをはさんで寝袋でザコ寝。するとコータに異変が!突然コータが自分のポリシーを語り始めた
コータ「ロマンスさんリスペクトっていうのは、人生で必要なのは夢とロマンスとおてんとさまでロマンスがないと人生がつまんなくなるんですね。僕にロマンスを与えてくれるのがロマンスさんでそういうロマンスさんに逢いたいなあと思って参加しました。」
すると女性陣、隣でヒソヒソと緊急会議。さらに、続くロマンストーク
コータ「人生を渡っていく上で時々サイコロを振るんですな。サイコロを振って出た目ってのは大体悪い目が出るんだけれども、つうか何が出ても悪い事したなあと思うんだけれどもそこで経験した事っていうのはすごい勉強になったりするんだぁ」
この日の女性陣の日記には、
おすぎ“まだ頭が混乱してる”
若奈“泣きそうになった”
ゆり“おやすみなさい”