新メンバーの合流でコータの恋に黄色信号!?ゆかちんの想いはどこへ?/初代あいのり第144話のネタバレ
初代あいのり143話では、圭介とおすぎがカップルになって帰国。更にゆりとダイジョーもカップルになって帰国する回でした。
144話の題名は「旅する理由」フジテレビでのオンエア日は2002年10月21日。
コータの恋が動き出す!?
オーストラリアを後にした3人は次の国へ向うため飛行機で移動。その機内、メンバーの思いは様々だった。
南ちゃんは“若奈とのことはまだふっきれてない”
未だ若奈への想いを引きずっていた。
そして、オーストラリアであいのりしたゆかちん。世話好きのキャラクターが皮肉にも、圭介おすぎ、ダイジョーゆりの恋に嵐を呼んだが、ゆかちん自身、心ときめく出会いは訪れていなかった
ゆかちん“もう2年も恋してない!早く恋がしたい!”
2年間の恋のブランク。それには彼女の心の奥に秘められた過去があった。
そんなゆかちんを思い続けていたのはコータ。この旅では独特のロマンチックな感性が受け入れられず、片思いの連続!
そんな中、あいのりしてきたのが20歳のゆかちん。長いコータの話を嫌な顔せず聞いてくれたゆかちんに、コータの心は惹かれていった
コータ“一体どういう自分であったらゆかちんの気持ちを向けてもらえるんだろう。僕にあるのは「Togetrerwith・・・」という気持ちだけ”
そしてコータの恋は、次の国で予想もつかない展開を見せる事になる。
オーストラリアを飛び立つ事2時間、3人を乗せた飛行機が空港に到着。
あいのり31カ国目はパプアニューギニア。オーストラリアの北にあるニューギニア島の東半分に位置するこの国は都市部では近代化が進む一方、今も700以上の異なる部族が独自の文化で生活を続けている。まさにここは、ミステリーアイランド。
空港を出た3人は早速ラブワゴンを探す。すると道の向こうから部族の集団が踊りながら近づいて来た。そして代表者らしき男性が握手を求めてきた。
実はこの人がパプアニューギニアのドライバー“ブラウンさん”36歳(チンブー族)。
ここで旅の資金が渡される。1人1日あたり1500円。パプアニューギニアでの貧乏旅行ギリギリの額。コレで宿泊費や食費など全てをまかなう。
早速、ルートが説明される。ラブワゴンは沢山の部族が住む山間部を通り抜け北の海岸を目指す事に。
ドライバーのブラウンさんを見送るためにやって来たチンブー族の皆さんとお別れしラブワゴン出発。
新メンバーが続々とあいのりへ合流!
この日は待望の新メンバー合流の日。車内でも期待に胸が膨らむ。そして、走る事10分。
男性新メンバー発見!
鉄「東京からきました斉藤健治。鉄と呼んでください」
鼻の形が鉄人28号に似ている事から、ニックネームは鉄。
鉄(28歳)はパイロット候補生で東京都出身。航空大学を卒業現在採用待ちのエリートパイロット。
綱喜(25歳)はモデル兼飲食店アルバイトをする、正義感が強く熱い男。
将来有望なエリートパイロットの鉄。さわやかな笑顔が似合う熱血モデルの綱喜。
この2人の合流でラブワゴンの中に、やる気満々のメンバーがいた。ゆかちんだ
ゆかちん「綱喜って足利綱喜じゃなくて、藤原綱喜じゃなくて、何だっけ?」
南ちゃん「徳川だよ」
ゆかちん「徳川綱吉!もっとなんかさ、私に質問とかないの?」
ゆかちん一人大暴走!
そして更に走る事30分。女性新メンバーを発見!
みほ(21歳)はフラワーアレンジメントの専門学校生で神奈川出身。スローテンポなマイペース娘。
玲花(28歳)は居酒屋経営をする栃木県出身。那須の自宅で居酒屋を営むお酒大好き。
再び7人となったのあいのりの旅。秘境パプアニューギニアでの新たな旅がスタートした!
21年間誰とも付き合ったことがないみほ
この日メンバーがやって来たのはマウントハーゲン。標高1500メートル程の山間部に広がるこの街は4万人が生活するパプアニューギニア農業の中心都市。早速、近くの食堂で昼食を取る事に。
7人はカイバーと呼ばれるパプアニューギニアの定食屋さんにやって来た。
ここではまず店先にあるケースから好きな料理を選び、それをこの国の主食である御飯にかけて食べる。これがカイバーのシステム。
メンバーが注文したのはカカルクカイカイ。一皿120円。鶏肉と野菜をカレー味で煮込んだスパイシーな庶民料理。
パプアニューギニアでお米が食べられる事に大喜びのメンバー達。しかしそんな中みほだけは1人、ほとんど食べられないでいた。
綱喜「ダメだよ今食っておかないと」
南ちゃん「食いだめが大切だと思うよ俺は」
玲花「じゃあおにぎりにして持って行こうか。明日の朝用」
実は、みほにとって、ここパプアニューギニアが初海外で緊張の連続
みほ“皆に気を使わせてすみません。でもどうしてものどを通らないんです”
しかし、みほが戸惑っている理由はこれだけではなかった
みほ“私は21年間男の人と交際したことがなくて…”
今年21歳になるみほは、学生時代は女子校。引っ込み思案な性格で人と話すことも苦手。男性と付き合ったことが一度もなく、もちろんキスも未経験。
果たして、みほはこの旅でファーストキスの夢が叶うのだろうか?
真剣に恋をしにきたゆかちんとコータが怒る
その夜ホテルの部屋では新メンバーがこの旅に参加した動機を話し始めた。
玲花「昔は彼氏いないとダメな人だったの。でもしばらくいないからもう慣れちゃって。それじゃあまずい心入れ替えないとと思って」
みほ「自信をつけたいとか冒険をしたいとかそういうのが応募動機だったからなんか変われたらいいなって。あと恋愛しなきゃってすごい…」
綱喜「恋愛に対してストレートに行こうと、だから相手がどうであれ振り向かせてなんぼみたいな」
熱血モデル綱喜かなり熱い!最後はエリートパイロットの鉄
鉄「俺だから、はっきり言ってね。旅好きなのよ。特にこういうわざと貧乏とか好きなのよ。その辺で来たんだよ。番組だからとかテレビだからって一生懸命こう恋愛しようっていうと、やっぱりそれはかなり苦痛じゃない」
すると、ゆかちんが
ゆかちん「聞いててあんまりいい気分しない!何となく来た感じにしか聞こえないから。考え直した方がいいよ。ちゃんと…」
その夜のメンバー達の日記には…。
ゆかちん“旅目的なんてはっきりがっかりした…私は旅=恋だと思っている。あいのりの旅をバカにするな”
コータ“日本ではヤラセだろうってよく言われたけどオレたちは真剣に恋愛しに来てる。ふざけるな”
なかなかゆかちんを掴みきれないコータ
翌日、ラブワゴンはさらにパプアニューギニアを北上。山間部を走り抜ける。その時ゆかちんが何かを発見!
するとそこにはダンスを踊る集団が。彼らはラルバング族と呼ばれ今も山間部で昔ながらの生活を続けている少数部族。部族のリーダーマラリさんによると、ちょうどこれからある儀式が始まるところだという。
早速、メンバーも参加させてもらう事に。すると、左右色が分かれた男の人が登場!一体何が始まるのか?
すると次の瞬間、勢いよく体を叩きだした。この儀式は大切なお客さんが来た時だけに行われる特別な儀式。痛みを分かち合うことで、友情を確かめ合うのだ。
するとリーダーのマラリさんが近づいて来た。それに一早く反応した鉄は
鉄「絶対行かねー」
女性陣の後ろに隠れる!すると
コータ「大丈夫だって」
なんとコータが名乗り出た!しかし
コータ「腕で腕で・・・」
ちょっと弱気!そして、いよいよ叩かれる。それ程、痛く無かったようだ。
コータ「痛え~」
そんなコータを見ていたみほは、ある誤解をし始めていた。
そして、ラルバング族の村からの帰りの車内。コータの隣にはみほの姿が。そして、みほはあの儀式の時に気になっていた事を聞いた
みほ「この旅のリーダーなんですか?」
するとコータは
コータ「どうでしょうね?微妙なところだしょうね・・・」
この日のコータの日記には
コータ“みほは僕の居場所を作ってくれた。今日はニコニコの日”
翌日、コータが想いを寄せるゆかちんを誘った。とにかく、ゆかちんの事を知りたいコータは積極的に話かけた
コータ「アクセサリーとかどんなの着けてたの?」
ゆかちん「ブレスレット。シルバーのね。絶対シルバーだった」
コータ「えーと。プレーンな感じ?それとも結構彫りがあるようなやつ?」
ゆかちん「全然シンプルなやつだね」
コータ「それなんだろう。すごい金属的な感じじゃん。メタリックな感じじゃん。そういうのが好きなの?着けるとしたら」
ゆかちん「全然。私これ自分の好みじゃなかった」
さらに質問を重ねる
コータ「誰かに贈られたりした事ある?」
ゆかちん「もらう事もあったけど…ふーん」
そして
コータ「どっか行く?」
ゆかちん「うん。ちょっと散歩してくる」
急いで後を追うコータ。しかし
コータ「ゆかちん!1人で行く?」
ゆかちん「うん。1人で行く」
その日のコータの日記には
コータ“ずーっとゆかちんの隣りにいたかったさ。悲しくなるほどショックでした”
ゆかちんにキレる鉄
翌日ラブワゴンに乗り込むメンバー達。すると、エリートパイロットの鉄は一番後ろの隅の席に・・・
実は「あいのりは旅が目的」の発言以来ラブワゴンに乗っても1人になる事が多かった。
そして、その夜、事件は起きた!ラブワゴンの一番後ろで綱喜とゆかちんの楽しそうな会話が弾む。
その横で一人ムッとした表情の鉄。そして…キレた!
鉄「ずっと何これ、俺ずっとこれ今日ここで蚊帳の外なのこれ?こことここで何かやっぱり2人で話したいってのあった訳でしょ。正直な話。だったらさ、ここかここ(前の2人の席)に座んなって最初から」
ゆかちん「えっ別に」
鉄「その辺、正直じゃない気がするね。ゆかちんね」
ゆかちん「良くわかんない。意味わかんない。本当意味わかんない」
今日一日、鉄は確かにずっと隅の席に座っていた。その事が自分をのけものにされているように思えてしまったのだ!この言いがかりには、ゆかちんもキレる
ゆかちん「別に今日私こうやって(綱喜と)しゃべりたいって決めた訳じゃないよ」
鉄「どうして君はそうやって熱くなるのかな」
ゆかちん「でも言い方が違う。私がそういう風に言ってるんじゃないかっていうニュアンスできたから。それは誤解してるでしょ。そういう風にゆかちんを思ってたわけでしょ」
鉄「だから勘違いだよって言ってくれればいいんだって」
ゆかちん「でもそうやって言ったよ私は」
するとここで熱血モデル綱喜が仲裁に入る
綱喜「だから今は少なくともこの場は俺が2人の話一番良く聞いてたから。俺は冷静だから分かるよ。要はだからお互いの勘違いでただ盛り上がってでかくなっただけの話で基本的に第一は鉄の言いたかった事が上手く伝わってなかったからそれだけだから」
鉄「勘違いなら勘違いって言ってほしかっただけで」
綱喜「でも勘違いって言ってもあの時熱くなってたはず。だからとりあえずはこの場はこの場でいいんだ。ちょっと1つ勉強になったことがありました。お互いにそれでいいじゃん」
ゆかちん「冷静に」
綱喜「いつまでもそんなのやってたら子供じゃねーんだから」
綱喜の冷静な言葉でこの場は収まった。
しかしこの時。コータは、ケンカの仲裁という綱喜の積極的な行動をただ見ているしかなかった。
ゆかちんが綱喜を誘い出した
翌朝、ゆかちんが綱喜を誘った
ゆかちん「とりあえず昨日はありがとう。ごめんねって話をしたかったの。あそこで綱喜いなかったらヤバイ事になってた。たぶん私も我が強い人だし彼も我が強い人だと思うのね。まだ分からないけどやっぱりプライドだとか何か我があるんだと思う。自分の中で。だから絶対折れるきっかけがお互いに見つけられなかったと思う。2人だったら。良かった。だからとりあえずありがとうって伝えたいなあって思って。本当に感謝してます」
綱喜「気が立っちゃってとかさそういう時になったらまた皆、一言一言大切に」
ゆかちん「ありがとう。ごめんね」
ゆかちんは素直に昨日のお礼を綱喜に伝えた。
その夜の綱喜の日記には
綱喜“素直なゆかちんが可愛く見えた。ゆかちんは強がっているけど本当は甘えたいんだと思う。恋という物に進める何かを感じた”
動き出した綱喜の想い・・・そして未だ届かぬコータの想い・・・
またしても、ゆかちん台風がパプアニューギニアを嵐に巻き起こもうとしていた!