ケンの想いが徐々にケイコへ、、、オグはどうするのか/初代あいのり第70話のネタバレ
初代あいのり69話では、オグとケンがお互いに勘違いをしてすれ違い出してしまう回でした。
70話の題名は「せつなさを抱きしめて・・・」フジテレビでのオンエア日は2001年3月26日。
ケイコに気持ちが傾いていくケン
アルゼンチンの旅を続けるラブワゴン。その車内浮かない表情のケン。ケンにはオグの態度が理解できなくなっていた。そしてケンはその日ケイコを誘った。
ケン「どうでぇ」
ケイコ「そうだね、難しいなって思うね。恋愛が一番難しいね」
ケン「悩み事があったらさ俺とか皆仲間だから」
ケイコ「ありがとう」
ケン「どんなの好きなタイプなの?」
ケイコ「人が好きで人を大事にできる人って一番すごいと思う。人の痛みの分かる人とか。だから例えばお母さん大事にしない人とかって自分が結婚した後も今度は自分の事大事にされないのかなぁとか思っちゃうし、何か自分を大事にしたいし相手も大事にしたい」
ケン「まだ21なのにエライね」
ケイコ「何で?」
その日のケンの日記には
“ケイコと話をしてみて多感な人間性にもっとケイコの事が知りたくなった”
その夜、街に散歩に出た7人。すると忍法体術と書かれた道場を発見。何とここは忍者道場だった。
そして手を取っただけで激痛が走る術。現代人には想像もつかない秘技。
しかし関ちゃんの手にはくっきり爪の跡が。
オグ「どこが痛いって爪立ててるのが痛いんじゃん」忍術おそるべし。
この忍者道場はダニエル先生が家や車を売り払って建てたもの。忍者の技と共に奥深い日本古来の「和」の精神を弟子達に伝えようとしているのだ
ダニエル先生「忍者という事で笑われるのは慣れています。他人を許す寛容の心を鍛えるのも忍術です。人自身が武器であり人を傷付けるのは簡単です。逆に優しさこそ真実の強さであると忍術は教えてくれます」聞き入っていたひとみは
“忍術の先生の話を聞いて反省している。人を許すことが一番難しい。本当の強さは優しさ”
ひとみと関ちゃんの関係に変化
翌朝、ひとり佇むひとみ
“関ちゃんに距離を置いて欲しいと言ったのはただ逃げたいと思ったからじゃないか。関ちゃんと向き合う事が恐かっただけじゃないか、といろいろ考えます”
その日海辺でバーベキューする事にした7人。
そんな中、しばらく見かけなかったひとみと関ちゃんのペアが。久しぶりにひとみが関ちゃんに笑顔を見せた。仲良くじゃれる関ちゃんとひとみ
ひとみ「ホントこういうの私大嫌いなのこれ」
関ちゃん「何が?」
ひとみ「口」
そこにケンが「ひとみ、厳しいって事は期待してるって事なんだよ」
ひとみ「キライなの、こういうの」
関ちゃん「直します」
一時は関ちゃんの想いの重さに距離を置きたいと言ってしまったひとみ。しかし旅を続ける中でひとみの心は少しずつ変わり始めていた。
そして再び出発。車内では関ちゃんの隣りで笑うひとみの姿が、関ちゃんは嬉しかった
“今、君と何気なくこうして座ってる事がいつか2人の大切な思い出になったらいいね。何気ない大切な日々”
沈んでいく夕陽。そして満月。
そしてそんな大自然の中で関ちゃんとひとみは思いも寄らぬクライマックスを迎えることになる!
ケイコとケンが両思い
ラブワゴンの車内でケンとケイコが真剣に話し込んでいた。
4月から小学校の先生になるケンと子供が大好きでボランティア経験もあるお嬢様ケイコの会話は昨今の教育事情について。
ケイコ「小学校の時ハブにされたりってそういう経験大事だと思った。そういうのがなかったら人の痛みとかがわかんないまま大人になっちゃうじゃん」
ケン「40人いたら1人1人の長所とかを俺が導くっていう事は難しいのね。だから20人位が理想なんだけど。ワクワクするような、学校が楽しくなるような」
ケイコ「夕ご飯食べててお母さんが今日何かあったのとかさ、別にないよとかって言っても笑顔でいられるような子供が増えるといいよね」さりげない、しかし真剣な会話。
ケン“話をしてみて気持ちの優しい子だなって。揺れましたね、気持ち”
そしてケイコも“なんか温かい。会ってまだちょっとしか経ってないのに空気みたいな…ゆっくり時間が流れてるような感じがして…”
お互いに気付かないうちに2人の心は少しずつ動き始めていた。
7人がその日訪れたのはシエラグランデ鉱山。ここでアルゼンチン最大の鉱山が見学できるという。そして鉱山へと入る。そんな鉱山の暗闇の中、ケンがケイコをリードする。
道を照らすため発火灯に火をつけるケン。しかし
ケン「親指 火傷しちゃった」
心配そうなケイコ。出口に辿りついた7人。そこで用意した薬でケイコが手当てをする。
一時はオグと心が通じ合っていると思っていたケン。そしてオグとすれ違い始めた頃、現れたケイコ。話をするうちにケンの心の中で大きくなっていくケイコの存在。
“洞窟を探索した時、ケイコとずっと一緒だった。きっと僕は彼女の笑顔をいつも見ていたいのだ。ケイコなら自分が踏み込めなかった恋愛ができる”
オグが気付かぬ内にケンの心は後戻りできない道へと確実に向かい始めていた!
動揺を隠せないオグ
再びバルデス半島の美しい海へやって来た7人。すると巨大なドラム缶を発見。この風変わりな家を訪ねてみることに。歓迎してくれたのはエクトルさんご夫妻。
この家は全てが手作り。早速、お宅を拝見。コンパクトなドラム缶の家は7人座ると密着状態。そんな中、オグの視線の先には仲の良いケンとケイコ。オグはどうする事もできない
“ケンの視線はもうケイコなの?私の方を見てくれる目はあるの?”
その日の午後、エクトルさんの魚釣りをお手伝いすることに。しかしそこでもケンが優しくケイコの準備を手伝う。
いよいよ出発。しかしオグは船酔いするので皆を岸で待つと言い出した。そしてオグはひとり海辺に佇んでいた。
一方、釣りのポイントに到着した6人。釣りを開始。その時巨大なクジラを発見。そして何とクジラが船の下へと潜り始めた。船が大きく揺れメンバー達は大感激。
岸に戻った一行にエクトルさんがアルゼンチンワインをご馳走してくれた。
ワインの力を借りて陽気に振る舞うオグ。しかしそんなオグの目の前でケンとケイコはどんどん接近していく。
今までケンの隣りにいたのはいつもオグだった。しかし突然のケンの言葉。「真っ白に戻そうかな」そして今ケンの隣りにはケイコ。何故そうなってしまったのかオグには分からなかった。オグはただ飲むしかなかった。
“この場から逃げたいよ。ケンとケイコのカップル姿を受け入れたくないよ。今の自分と向き合えないよ。痛いよ苦しいよ。消えちゃいたいよ”
ケンはケイコへ一直線
一方、皆の輪から離れケイコを連れ出すケン。
今ケンは真っ直ぐにケイコと向き合おうとしていた。
その頃落ち込んでるオグの隣りにタカシがやって来た。
オグ「私ねめちゃめちゃ好きな人がいるんだ。でもね、その人は別な人を見てるの。私ちゃんと自分と向き合ってなかったのかも。私酔ってるかなあ」
タカシ「大丈夫だよ」オグの肩を抱くタカシ。
オグ「私バカだよね。何やってんだろうってすごく思う。ごめん、ほんとに私」
挫けそうな気持ちを必死に耐えるオグ。
果たしてオグの切ない恋の行方は?
そしてケンとケイコは?
さらに関ちゃんの恋の結末は!?
全ての結末が4月3日あいのりスペシャルで明らかになる!!