徐々にダイスケへ想いが傾くりんご。どうなるマッチ棒の恋/初代あいのり第77話のネタバレ
初代あいのり76話では、関ちゃん、りんご、直也が過去の恋愛を引きずって新しい恋に進めない回でした。
77話の題名は「恋する瞬間」フジテレビでのオンエア日は2001年5月15日。
ウユニ塩湖に差し掛かったラブワゴン
ボリビアの夜、山道を進むラブワゴン。
すると目の前に濁流が広がっていた。更に大型トラックが座礁。メンバーたちにも不安がよぎる。その時、軍隊が出動しラブワゴンも牽引してもらう事に。濁流に突入するラブワゴン。水に半分浸かりながら見事、横断成功。7人も大喜び。
危機を脱し再び走り始めたラブワゴン。しかし酸素の薄い中疲れ切ったメンバー達は全員ダウン。
翌朝もボリビアの一本道をひたすら走り続けるラブワゴン。すると目の前に海が広がる。その時ドライバーのアンパロさんの目がにやりと光った。そして海へ向かってツッコンだ。ところがメンバー達の心配をよそに浅い。
実はここは塩の湖、ウユニ塩湖。この時期は深さ数センチの水溜まりが秋田県ほどの広さにわたって延々と広がっているのだ。そしてここはボリビアの国道。この湖を通らないと隣りの町には行けないのだ。
あまりの景色の良さに7人はラブワゴンを降りて一休み。何処までも続く美しく澄み切った塩の湖が真っ青な空と雲をまるで鏡のように映し出す。
そんな中、ダイスケは
ダイスケ"皆、すごい笑顔で自然と笑顔になっていた。僕も笑顔がいつか自然とできればなぁと思った"
恋愛が進まないラブワゴンに焦りを感じる関ちゃん
3時間走り隣り町のスクレに到着。公園でのんびりする事にした7人。すると2人乗りのバギーを発見。
つっちー「乗る?」
しかし誰も2人で乗ろうとしない。結局バギーに乗ることなく公園を後にした。
関ちゃん"これじゃあただの観光旅行だ。今は皆を盛り上げたい"
恋愛が動かなければあいのりの旅は成立しない。関ちゃんは焦っていた。
酔っ払ってひとみへの想いを語りだす関ちゃん
その日の夕食、レストランに入った一行。一生懸命皆を盛り上げようとする関ちゃん。しかし盛り上がらない。飲むしかない関ちゃんはひたすら飲み続ける。
そして関ちゃんは言ってはいけない事を口にしてしまった。
関ちゃん「酔っ払ってるから言えるんだけど、今すっごいひとみに会いたいの。ひとみがまだずっと好きなの。ひとみ以上のね、人を出会えるっていうね事が全然思ってないの」
ひとみの事は皆の前で言うまいと決めていた関ちゃん。しかし酔った勢いで胸にしまっていた思いを吐き出してしまった。
するとユウ
ユウ「失礼!自分は恋愛しに来てる」
ユウの言葉に返す言葉の無い関ちゃん。
そんな中、直也はチリでの関ちゃんを思い出していた。ひとみとの恋に破れた関ちゃんの一番近くにいたのは直也だった。
そして直也が関ちゃんの代わりに切り出した。
直也「好きだったら彼女のこと好きですとか何とかってそれ止めれる?毎日いろんな事あるじゃん。ただ楽しんで飯食って女の子来て楽しいなとかそういうわけじゃねえんだ。でも俺達会ってた子すごい好きだったしとかっていう気持ちがあってそういうのをズルイとか…」
ユウ「恋愛しに来たのよ。だから仲間仲間って前から言ってるけど本音は恋したいって入って来てるから…」
しかしそんな中ダイスケは最後まで会話に入らなかった。
ダイスケの過去
部屋に戻ったダイスケと関ちゃん。自分の発言に反省し落ち込む関ちゃん。しかしそんな関ちゃんに声を掛けようとしないダイスケ。ダイスケはメンバーと打ち解けず1人で時間を過ごすことがほとんどだった。
しかしダイスケには断ち切れないでいる過去があった。ダイスケは野球の名門都城高校の主将として甲子園を目指したが夢は叶わなかった。
その頃、ダイスケには支えてくれる女性がいた。ダイスケの腕に巻かれたバングルは彼女からもらったもの。しかしダイスケは彼女をある男に奪われた。彼女がただの友達と言い張っていた男に。
夢を失い愛した女性に裏切られ心に深い傷を負ったダイスケ。忌まわしい過去を断ち切るためこのあいのりの旅に参加した。しかし
ダイスケ"絶対、人好きになりたくないって思ったし信じなければ裏切られることも無いし、期待せんけりゃ失望することも無いし、そういう気持ちになってて"
腕のバングルは断ち切れない過去の想い。恋の旅路をさまようダイスケ。心を開く日はやって来るのだろうか!?
りんごへ似顔絵をプレゼントするマッチ棒
翌日、小さな村の結婚式に遭遇。ワゴンを降りたメンバー達は気さくな村人に誘われ見に行く事に。
そして祝いの酒を飲み上機嫌になったマッチ棒がりんごを誘った。
しかし何も話せないマッチ棒。そこでりんごの似顔絵を書き出す。
りんご「絵描いてる時って話し掛けてもいいもの?」
マッチ棒「いいよ」
りんご「いつから漫画描いてるの?」
マッチ棒「2歳位の時。広告の裏に描いてたのを今でも覚えてる」
りんご「すごい口乾くの」
マッチ棒「乾きますよね」
りんご「何で敬語なの?」
目の前で笑っているりんごを見てマッチ棒は
マッチ棒"笑ってる顔とかすごい好きですね。考え方とか僕と似てますね"
りんご「ありがとう、すごい」
マッチ棒が描いたりんごはボリビアの衣裳を着たりんごの花嫁姿だった。
関ちゃん、直也、りんごの3人があいのりを盛り上げる
その夜、部屋に集まった旧メンバー直也、りんご、関ちゃん。皆の前でひとみの事を言ってしまった事を後悔をしていた関ちゃん。
そしてりんごと直也も反省していた。皆の恋愛が動かないのは自分達がチリの恋愛を引きずっているのが原因ではないかと…
関ちゃん「あれ、やる?」
直也「やっちゃう?」
りんご「うん」
そしてここに「恋愛を盛り上げよう会」結成!!
そして食事の時、直也のBGMで関ちゃんが詩を読む
関ちゃん"7人のラブワゴンいっくらさむくっても7人いれば温かい皆でくっついてそんでドキドキポカポカ笑っちゃおうよ歌っちゃおうよ恋しちゃおうよ"
そしてりんごも
りんご"一度曇らせてしまった皆の空が再び晴れた時涙のあとの私の心の空にはきれいな虹が咲いていたボリビアで旅してきた青りんごは今日で卒業しますそして明日から新しい気持ちの青りんごをまたラブワゴンに載せて下さい恋をしても失恋しても本当にラブワゴンを降りる時思える自信があります皆が一生大切で大好きな仲間だって出会いは必然私と出会ってくれてありがとう本当にありがとう"
2人の詩がメンバー達の心を動かした。
つっちー"やっぱり恋がしたい"
ユウ"こんな女ですが誰か好きになってくれるでしょうか"
そしてついにダイスケが
ダイスケ「自分の中のいろんなものを変えるために前向きに頑張って行きたいと思います」
少しずつ心を開き始めたダイスケ。そんなダイスケの言葉に皆も笑顔。
そしてマッチ棒は
マッチ棒"感動した!これがあいのりだ!"
その夜、りんごは決意した。タカシへの想いの決別。そして
りんご"ダイスケがいろんな事話してくれたのが嬉しかったしマッチ棒は話しやすい。性格が合うな、気が合うなって。今はだんだん恋愛できそうな…"
悲しい想いから立ち直った青いりんごは新しい恋の一歩を踏み出そうとしていた。
ダイスケが気になる様子のりんご
翌朝公園で過ごす7人。そんな中マッチ棒とりんごは2人きりに。そしてりんごの視線の先にはダイスケとユウ。
リンゴ「ダイスケとユウがいる」
マッチ棒「ダイスケが表情豊かになってきてる」
りんご「恋愛が始ってたりして。人ってどういう瞬間誰かを好きになるのかな。知らない間に考えてるのかな」
そしてりんごの笑顔が好きなマッチ棒は
マッチ棒「いつのまにか好きっていうのはあると思う。例えば笑った顔がかわいくて最初は普通にしてて友達になって初めて笑った時に好きになるとかそういう感じかな」
りんご「笑ってくれると嬉しい時とかあるよね」
マッチ棒「やっぱ常に笑っといてほしい」
しかし、りんごは目の前でサッカーするダイスケが気になっていた
りんご"マッチ棒と時々話してるのに上の空になっちゃったりする時もあるなあ。人を好きになる瞬間はどんな瞬間なんだろうってずっと考えてて"
ラブワゴンは標高4000mの高地から400mのサンタクルスの街まで一気に降りる。その時、ラブワゴンの窓からはためく物が。皆が昼寝する中ダイスケは1人洗濯物を乾かしていた。
そんなダイスケに気付き目を覚ますりんご。するとダイスケが
ダイスケ「りんご、パンツはい。パンツ干して」
りんご「何で私はTシャツじゃないの?」
ダイスケ「そっちの方がええじゃろ」
そして、この風にはためくダイスケのパンツがりんごの切ない恋の始まりだった。