りんごへの想いから空回りを繰り返すマッチ棒/初代あいのり第78話のネタバレ
初代あいのり77話では、徐々にりんごの気持ちがダイスケへ向い出す回でした。
78話の題名は「熱病」フジテレビでのオンエア日は2001年5月21日。
ダイスケの腕にあるバングル
ラブワゴンの車内、すっかり乾いたダイスケのパンツ。そしてりんごはこの時不思議な感情にとらわれていた
りんご“ボーッと考えてしまうのがダイスケ。いっぱい知りたいのがダイスケ。隣りにいたいのがダイスケ”
りんごの気持ちはダイスケに傾き始めていた。しかしりんごはまだ知らなかった。ダイスケの腕にある前の彼女からもらったバングルのことを。
一行はサンタクルスに到着。この街は一年中温暖な気候に恵まれ多くの観光客が訪れるボリビアのリゾート地。一行が向かったのは公園。
ここには恋愛の女神が住むという。休憩するメンバーの前にナマケモノが現れた。この公園に住む恋愛の女神とはナマケモノの事だった。ボリビアでは幸せを運ぶ動物といわれこの公園では恋愛の女神として放し飼いにされている。大喜びの7人。
そんな中、直也がりんごを誘った。
直也「外見気にする?」
りんご「私?こう言っても信じてもらえないかも知れないけどカッコイイ人って初め好きじゃないんだよね」
直也「えー」
チリでりんごが合流した時好きになったのはタカシだった。
りんご「第一印象で良いと思った人ってチョット何かするだけでグングングンっていくよね」
直也「てことは外見から入ったんじゃん」
言い返せないりんご
りんご“私の口から出る言葉は他人から見るとキレイゴトばかり”
その時マッチ棒がやってきた。すると
マッチ棒「おつかれ様です」
さらに
マッチ棒「どう?」
りんご「急にどう?って」
トーク終了。
りんごが勇気を振り絞ってダイスケけアプローチ
山道を走り出したラブワゴン。車内、ダイスケと並んで座るりんご。その隣りにはマッチ棒。りんごが勇気を振り絞ってダイスケに声を掛けた
りんご「景色見てんの?」
ダイスケ「うん」
しかしそれ以上、会話は続かない。りんごの心は揺れていた
りんご“マッチ棒のことを好きになれたらスゴイ幸せになれるだろうな。スゴイ性格が合うから。でも全然話してないダイスケに惹かれてる。もっと内面を知って人を好きになりたい”
りんごを想うマッチ棒、ダイスケに惹かれ始めたりんご。悲しくも一方通行の恋が始ろうとしていた。
次の恋へ踏み出したい関ちゃん
その夜、悩める男がもう1人。関ちゃんだ。そして関ちゃんが誘ったのはいつも相談相手になってくれているつっちー。
関ちゃん「ラブワゴンに乗ったって事は恋をするじゃん。だから、ひとみより好きになった人と帰りたいの」
つっちー「結局はひとみを想ってるからいるって言ってるのと一緒だよ」
関ちゃん「ひとみの事想ってて皆に悪いなって帰りたいんだけどでもひとみに関ちゃんなら頑張れるじゃんって言われてきたのに頑張れないのが悔しいの」
つっちー「そう思うんだったらもっと前を向いて欲しいんだよね。私は関ちゃんにいて欲しいしいっぱい話しもしたいし」
つっちーの言葉が関ちゃんの胸に突き刺さった。
翌朝ラブワゴンはある街に到着。そしてメンバーが発見したのはコカの葉。ボリビアではコカの葉がどこでも売られている。
実はこのコカの葉を噛むと高山病に効果覿面。早速試してみる。
その時、1人の少年がダイナマイトを買っていた。ダイナマイトは1本150円で誰でも購入できるのだ。興味心身の一行はこの少年についていく事に。
そしてやって来たのは街外れの鉱山。少年はここで働いている工夫の息子だった。鉱山ではダイナマイトは必需品なのだ。
すると少年のお父さんがメンバー達にダイナマイトの爆破を見せてくれるという。そしてダイナマイト爆破。初めてのダイナマイトに大興奮。
なかなか心を開かないダイスケ
そして一行はラパスの街を目指す事に。ボリビアの首都ラパスは標高3650m、富士山と変わらない高さにありその夜景の素晴らしさは世界でも1、2位を争うと言われている。ラパスに到着した7人は早速、夜景が見える展望台に上る。目の前に広がるラパスの夜景。家々の光が星屑を散りばめたように輝く。
そんな中、りんごは決意を固めていた。そしてダイスケを誘った
りんご「お話しよう」
暗闇に消える2人。そんな2人の姿をマッチ棒は見てしまった
マッチ棒“ダイスケのとこ行っちゃうの?”
初めて2人きりになるりんごとダイスケ。
りんご「何話せばいいかわかんない。恋愛できそう?」
ダイスケ「だってまだ会ったばっかりじゃん。だってそんなに簡単に人好きになれたら苦労せんじゃん。男心と女心って違うもんじゃ思てるけんね。俺男女間で友情は成立せんて」
りんご「する。思わない?」
ダイスケ「思わん」
りんご「ずっと仲いい男の子とは本当の友情だなあって」
ダイスケ「ふーん。考え方違うわ、俺と」
ダイスケの愛した女性は、ただの友達だと言っていた男の元へ去ってしまった。友情が愛情に変わるのを目の当たりにしたダイスケにとって「男女の友情」など有り得ない事だった。
りんご“すごく落ち込んでしまった。ダイスケとは性格が合わないだろうと思う。すごく思う”
ダイスケの過去を知らないりんごは深く傷ついてしまった。
翌朝の車内で夕べのダイスケとの会話を思い出してしまったりんごは泣き出してしまった。りんごの隣りにいたのはマッチ棒。そしてハンカチを探すが無い。そしてマッチ棒は自分の拳でりんごの涙を拭った。不器用なマッチ棒の精一杯の優しさ
マッチ棒“気付かれただろうか?この繊細なガッツポーズを”
意気揚々のマッチ棒。
ペルーに入国したラブワゴン
ラパスの街を出発したラブワゴン。そしてあいのりの旅はついに19カ国目のペルーに入国。関ちゃん8カ国目。
ペルーはインカ帝国を始めかつて数々の古代文明が栄えた地。多くの謎を秘めた神秘的な遺跡が今もなお残っている。そして、7人は新しいドライバーのケンタさんを発見!
旅の資金1700円。ラブワゴンはここチチカカ湖近くの国境からペルーを北上する事に。
空回りするマッチ棒
その車内、りんごの隣りに座ったマッチ棒は緊張のあまり固まっていた
マッチ棒“りんごの事で頭がいっぱいだ。告白の日はもう間も無いような気がする”
そんなマッチ棒は瞳孔開きっぱなし。一方、りんごは気分が悪そうな様子。そんなりんごの様子に気付いたマッチ棒は
マッチ棒「横になる?横になれ、横になれよ!」
しかし、りんご丁寧に拒絶。そしてりんごの
りんご「ここと、ここら辺が寒い」
との言葉に自分の上着を脱ごうとするマッチ棒。
りんご「いいってそんな。大丈夫」
チャンス終了。
りんごの体調が悪くなる。その時ダイスケとマッチ棒は!?
熱7人は食事をとる事に。すると具合の悪いりんごがワゴンに残ると言い出した。りんごを残し6人でレストランへ。注文したのはマス料理。
一方、ワゴンの中で寝込んでしまったりんご。かなりきつそうな様子。料理が来るのを待つ間、心配したダイスケが席を立ちラブワゴンへ。
ダイスケ「熱あったん?」
りんご「9度6分」
かなりの高熱と知り慌ててメンバーの元へ。
ダイスケ「りんごがねえ、9度6分あるって。じゃけ俺行っとくわ。冷たい水飲みたいって言ったし」
りんごの容体を聞き凍り付くマッチ棒。瞬きだけが止まらない。
ダイスケ「バナナ食べれん?食べる?ちょっと」
りんご「うん」
ダイスケ「食って薬飲もうか?」
りんご「うん」
一方、レストランでは注文した料理が運ばれてきた。すると何故か必死に食べるマッチ棒。一心不乱に食べる。一方、ラブワゴンではりんごの身を案じて薬を飲ませるダイスケ
ダイスケ「じゃあ休んどきんちゃい」
その頃マッチ棒は依然すごい勢いで食事中。実はマッチ棒、早く食事を終わらせダイスケと交替しようと思っていたのだ。
はやる思いでラブワゴンへ向かうマッチ棒。そしてりんごの元に付き添うマッチ棒
マッチ棒「タオル替えようか?」
ダイスケに先を越されたマッチ棒は必死でタオルを交換。1分に1度のペースでタオルを運ぶ。そんなマッチ棒の献身的な看病の中りんごは
りんご“どんどんダイスケにはまっていく。ダイスケの薬は熱を下げてくれたけどダイスケという薬はりんごの心の熱を上げていった”
マッチ棒「大丈夫?ぬるくなったら言ってね」
りんごの気持ちも知らず恋に不器用な自分に悩むマッチ棒。果たしてマッチ棒がりんごの日記に登場する日はやってくるのだろうか?