遂にりんごがダイスケへ告白を決意!/初代あいのり第82話のネタバレ
初代あいのり81話では、ダイスケのバングルの過去を聞いてショックを受けたりんごだったが、自分から動くことを決意した回でした。
82話の題名は「心の鍵」フジテレビでのオンエア日は2001年6月18日。
クイがあいのりに合流!?
この日、クスコの街を出て郊外の街へ向かったメンバー。ドライバー、ケンちゃんが地元の友達の家で食事をご馳走してくれるというのだ。ご好意に甘え、何故か裏庭で待つことに。
すると不思議な泣き声と怪しげな煙が家の中から漂ってくる。
ダイスケ「これ何かの臭いじゃない?」
そして料理が完成。すると
つっちー「嫌な形してる」
その時、6人が見たものはまだ原形を留めている生き物の丸焼き。そして、おじさんが料理の正体を持って登場。
それは、モルモットのような動物。実はこの料理の正体はクイと呼ばれ食用とされているモルモットの一種。ペルーでは縁起の良い動物とされている。このクイを使った料理はペルーでもおめでたい時にしか食べない大変貴重でありがたいもの。
躊躇するメンバーたち。そんな中、関ちゃんが食べた。
関ちゃん「美味しい。顔美味しいわ」
するとそんな関ちゃんの様子を見ていたユウがクイの丸焼きにかぶりついた。これまで恋愛面で何も進展の無いユウは食べてばっかり。そんな彼女の日記にはその日に食べた食事のメニューが書かれていた。
先日、関ちゃんとりんごのポエム対決の時、ダイスケと話していた内容も、
ユウ「小食よね。男の子達」
やっぱり食事の話。果たしてユウに恋愛が出来る日はやってくるのか?
そして、おじさんが
おじさん「クイを一匹あげるからお腹が空いた時にでも食べてね」
これにはさすがに断るメンバーたち。しかし箱の中から出てきたのはとっても可愛いクイ。すると、ダイスケ
ダイスケ「食べんけど世話しようや」
クイを飼う事にした6人は名前を付ける事に。すると貴乃花が大好きな関ちゃん
関ちゃん「貴之花子でいい?」
と言う訳で、名前は花子に決定。新メンバーの花子は恋に臆病な年齢不詳の女の子、世話係はダイスケ。するとここに、ダイスケ・花子のコンビが結成。
つっちーの切ない想い
翌日、列車で古代遺跡マチュピチュへ向かう事に。その車内、お互い避けるようにつっちーは直也の隣りへ。そして関ちゃんはユウの隣りへ。実は、つっちーは関ちゃんの言葉が気になっていた
つっちー“結局、関ちゃんはひとみなんだって思うとなんか切ないな…”
列車は遺跡近くの駅に到着。ここからマチュピチュまで雨の中歩いて向かう事に。すると途中、関ちゃんが
関ちゃん「ちょっとだけ話したい」
とつっちーを誘った。実は関ちゃんはつっちーにずっと謝ろうと考えていたのだった。
関ちゃん「すごい悪いと思ってたの。ひとみよりとかそういう同じような事を勝手に…」
つっちー「この間ボート誘ってくれてさ。一緒にボート乗ったじゃん。あの時に前向けるようになったって言ってたじゃん。あんときすごい嬉しかったんだ。本当は。全然前向いてないね。関ちゃん。私は別にひとみじゃないし。私は私だし…」
関ちゃん“否定できなかった。何で隣りにいる子より逢えない子の事思っちゃうんだろうって”
2人の心の間に晴れる事のできない霧が深く深く立ち込めていた。
ダイスケの心境が徐々に変化
マチュピチュに到着した一行。6人の目の前に広がるのはインカ帝国の失われた都マチュピチュ。標高2280mの山の頂にあり「空中都市」と呼ばれている。
実はここはダイスケが世界で一番行きたかった場所。感激するダイスケ。夢が叶いはしゃぐダイスケに必死で着いていくりんご。遺跡の隅から隅まで見て回るダイスケの初めて見せる生き生きとした顔。
りんご“遺跡見に行った時すごく楽しくて全然遺跡興味無かったのに嬉しくて幸せだった”
つかの間の幸せを噛み締めるりんご。
マチュピチュを後にした一行。帰りの列車でもりんごはダイスケの隣りへ座った。
一方、関ちゃんとつっちーも不思議と笑顔で会話。しかし、その時2人は違う事を考えていた。
関ちゃん“つっちーにすごく失礼な事をした。それでも何も無かったように明るく振る舞ってくれた。ひとみの事を吹っ切るまで焦らずゆっくりいこう”
つっちー“恋愛って難しい。友達、仲間として関ちゃんを応援したいと思った”
一度は盛り上がりかけた2人の関係。しかし、その距離は縮まる事はなかった。
ホテルに戻った一行。そこには思い悩むダイスケの姿が。未だ引きずっている彼女の事。未だにはずせない彼女からもらったバングルの事
ダイスケ“なんかホンマ女々しいんですけどね。スパーンとはずせれんっていう。何か自分の中では思い出す道具みたいな存在でもあるし”
ダイスケは自分に苛立ちを感じ始めていた。
ダイスケとりんごのツーショット
翌日、ナスカへ向けて走るラブワゴン。もちろん、花子も一緒。巨大なナスカ絵で有名なナスカ高原に到着。空から地上絵を見る事のできない6人はナスカの丘に登って我慢する事に。しかし丘の上から地上絵を見るがさっぱり分からない。そんな丘の頂上でダイスケに寄り添うりんご。
ダイスケ「りんごのタイプってどういう人なん?」
りんご「プチプチ」
ダイスケ「プチプチってどういう人なん?」
りんご「包容力」
ダイスケ「守ってもらいたいん?」
りんご「うん。でも自分もプチプチになりたい」
ダイスケとの会話の中りんごは気になっていた。
りんご“今日もダイスケの腕には前の彼女のプレゼントが光っていた。辛くなってもいい。傷ついてもいい。ダイスケの事全部知りたい”
そして、りんごは勇気を振り絞って聞いた
りんご「ダイスケはいろんな意味で答えを見つけたいんだよね」
ダイスケ「それが出来ればいいなって」
りんご「例えば忘れられない想いとかそういうのはどうしたら忘れられるんだろうね。でも忘れる事は出来ないだろうけど」
ダイスケ「忘れんといけん必要があるん?」
りんご「…」
りんごが忘れて欲しい過去。それはダイスケが忘れられない過去。届かぬ願いに言葉を失ったりんごはこの時ある決意を固めようとしていた。
ナスカの丘の上でりんごはある決意を固めようとしていた。過去への想いを断ち切れないダイスケ。
りんご“ダイスケが受けた傷を自分が出来るか分からないけど私が消してあげれればなって…”
そしてりんごはその決意を詩に託した
りんご“あなたの心の手錠を私ははずす事ができますかあなたを心の苦しみから私が解放してあげたい心の傷は消す事は出来ないけど私が消毒してあげるからあなたの強い想いは消せないけど少しずつ想い出にしてあげたいからあなたの手錠の鍵は私が持っていますように”
それはこの旅でダイスケに宛てた最初で最後の詩だった。
りんごがダイスケへ告白を決意!
ナスカを後にしたラブワゴンの車内、何かを吹っ切ったかのように笑顔で歌うりんごの姿があった。泣いてばかりいたりんご。しかし多くの仲間達に支えられりんごは少しずつ強くなっていった。そして今、泣いてばかりだったりんごの姿はもうどこにもなかった。
この日の昼食、りんごは初めてダイスケと写真を撮った。そしてこの日の午後、りんごはダイスケを呼び出した。最後にある物をダイスケに手渡す為に。それはダイスケのハンカチ。
りんご「ありがとう」
ダイスケ「また泣いたら貸してあげるよ」
ハンカチをりんごは笑顔でダイスケに返した。
りんご“本当に本当にこのまま時が止まってくれればいいのにって。だけど時間が止まってしまうとダイスケは前に進めないから。だからやっぱり時間は止まらなくていい。歩き出そう”
りんごは歩き始めた。一歩一歩力強く。強い決意をその胸に。そしてホテルを出たりんごの前にはラブワゴン。
りんご「告白したいのでチケット下さい」
チケットを受け取り告白を決意したりんご。涙の旅の果てには一体どんな運命が待っているのだろうか。